「この人こそ指導者だ!」と言われる手相の筆頭格に、ソロモンの環(別名ソロモンリング)というものがあります。
もともと人差し指下の木星丘と呼ばれる場所は指導者向けの線が大量に出る場所ですが……その中でも、ソロモンの環はかなりレアな相だと言えるでしょうね。
今回は、そんなソロモンの環を見ていきましょう。
ソロモンの環とは
ソロモンの環が何なのかというと、図の通り。人差し指の付け根を覆うように伸びている線です。
一般的にソロモンの環と呼ばれる相は、かなり小さいです。人差し指だけを囲むようにこじんまりと刻まれており、木星丘でもかなり上の方にしか存在しません。
ですが、一方で大きなソロモンの環も存在しており、下手をすると木星丘全体を覆ってしまうほどの巨大なものも……。
例を出すなら、図のような線ですね。これは一般的にはマネジメント線や運命線が変化したものだと言われていますが、一方で「少し効果の弱いソロモンの環だ」とする声もあります。
特にマネジメント線はソロモンの環と同じくリーダーの適性を表すものなので、大雑把に言って仕舞えばどちらもリーダーをやれる人の手相です。
そう考えると、「とりあえず人差し指を囲っている線はソロモンの環」と言ってしまっても間違いではないのかもしれません。
ただ、ソロモンの環は大きくなればなるほど効果が効果が薄れます。本場のソロモンの環と比べると意味合いが劣ってしまう点は、注意が必要ですね。
ソロモンの環の意味
さて、そんなソロモンの環がいったいどんな力を持っているのかを見ていきましょう。
ソロモンの環でわかるとされているのは、並外れたリーダーの素質。
指導力も知力も人並み外れたカリスマ性あふれる人物に出るとされており、実際に変わり者で影響力抜群の人に多く見られる線ですね。
向上心や野心が並外れており、とりあえず普通にしてるだけでも一般人とは明らかに違う人。それこそ、「こいつなら何かやってくれる」と思わせるだけの何かを持った人が多いです。
そんな性質上、持っている人は本当にレア。それこそ教科書通りの綺麗なものならば、数千人、下手をすると万に1人と言えるレベルの珍しい素質を表す相だと言っていいでしょう。
ソロモンの環があった有名人も、マイケル・ジャクソンに田中角栄などといった、かなり濃いメンツが揃っていますね。
2重になれば効果2倍
手相は濃ければ濃いほど意味合いを強めますし、一部例外を除いては同じ線が大量に出れば出るほど意味合いは倍増されます。
つまり、ソロモンの環は大量にあればあるほど、その意味をより強めていきます。
2重3重とある人は、それこそ周囲の人にとっては考えが理解できないし、なぜかその場にいなくても話題になるような変わり者。あまりに賢すぎる人は馬鹿に見えると言いますが、それを地で行くと言ってもいいかもしれません。
自分はただ当たり前にしていても、とにかく浮く。そして知らない人に胸の内の野心を語れば「よく考えてる」と絶賛されるか「お前は馬鹿か?」と呆れられ、当人はよくわからずにキョトンとしている。
英雄や英傑は、その多くがたまたま自分にマッチする居場所と協力者を得ただけの変な人です。ソロモンの環も、そんな変な人の素質を表しているわけです。
運と信仰心の強さと関係?
さて、そんなソロモンの環ですが……手相に関する教科書をあさっていると、しばしば信仰心や強運とのつながりがよく出てきます。
ちょっとその中でもわかりやすいものを抜粋してみましょう。
神秘的なものを好み、あこがれる気持ちを表しています。強運で困ったことがあっても、誰かが不思議と助けてくれる幸運な環です。
他にも「神秘に関心が強い」「信仰心がありスピリチュアルとの相性〇」など、強運についても「必ず成功できる」「人に助けてもらえる」「不思議な強運に守られている」などなど……まるで選ばれた人のための相であるかのような書きっぷりが散見されます。
実際、何かを信仰する人は不屈の底力を発揮しますし、窮地に奇跡や助っ人が訪れて英雄になったという偉人もかなり多いです。強運も神秘の力も、その辺りと関係が強いかもしれませんね。
ソロモンの環は人の下につけない?
さて、そんなこんなでいろんな書籍で大吉相と絶賛されてるソロモンの環ですが、当然ながら欠点も持ち合わせます。
というのもこの相の持ち主は、人の下ではなかなか生きていけないようなのです。
それこそ極端に変わり者の素質を極めた人は、まともに生きようとするならば人の上に立って成功するか野垂れ死ぬかの二択を迫られる……というくらいのとんでもない手相と言ってもいいかもしれません。
木星丘の線全体に言えることですが、とくにこのソロモンの環は、非常に強烈な向上心と野心、そして変わり者の証と言えます。
優れたリーダーは、大概は変人です。そう考えると、ソロモンの環は変人の相と言っても間違ってはいないのではないでしょうか?
歴史上、優れた指導者というのは周囲から浮いて見えます。中には優等生タイプもいますが、彼らにしてもやはりどこか変です。
ソロモンの環を持った人も、そういう変わり者の面があるのは否定できないのではないでしょうか?
そもそもリーダーの相は、自分で努力し、自前で人脈を築き、それらをフルに活かして自分の望みを叶える相。根無草のように生きたくても生きられません。
どんな特徴にも一長一短ありますが……特に人の下で指示を仰いでいきたい人やのんびり流されるままにやりたい人にとっては、手放しで喜べない相でもありますね。
自負心が高い人
まあ普通にしているだけでも何故か浮いてしまうのがソロモンの環という相の持ち主なのですが……そんな変わり者としての在り方よりもよりキャラ立ちを濃くしている特徴があります。
それが、プライドと自負心の高さ。
「私こそがやらねば!」という使命感にあふれた熱い気持ちであれ、「こう生きたいなー」というような緩い願望であれ、木星丘が強い人は本気でそれを叶えようと色々考えて行動します。
ソロモンの環を持っていたら、それこそ「やりたいことはやってみなきゃ気が済まない」「何が何でも夢を叶えたい」という強烈な野心を持たずにはいられません。
仮にそんな野心などなかったとしても、やはり自分のやりたいようにやってしまう性質から隠遁生活を強いられる場面も少なくないかもしれません。
決してのらりくらりと普通に生きることはできませんが、そのぶん「叶えたい」と思った野望には一直線。
組織で担いだ目的を共有しての持ちつ持たれつ、良くも悪くも他人軸気味の日本人とは真逆に近い性質の持ち主であり、日本社会に順応してやっていくのは骨が折れることでしょう。
宝くじは当たるの?
率直に申し上げますと、宝くじとは何の関係もない、ただ単に素質と性格を表す線です。
ソロモンの環とは幸運を示す線ではなく、あくまで幸運を引き寄せるに足りるレベルの強烈さを持った相……というわけですね。
ここまで飛ばさず見ていただいた方はおわかりかとは思いますが、ソロモンの環は強烈な人格と能力を有しています。
そしてもっと言えば、その強烈さを武器に、努力で道を切り開くための力を秘めた手相です。
宝くじという万に一つの幸運に頼らず、ご自身の力で望む道を進まれてはいかがでしょうか?
まとめ
というわけで、今回はソロモンの環についてまとめて見ました。
カリスマ性が強い人というのは、その人を好きになる人も嫌いになる人も、一般の方々と違って圧倒的に多くなります。
万が一嫌われやすい環境に身を置いてしまうと、目も当てられない惨状が待っていることでしょう。
ソロモンの環、もしあるという方がいらっしゃるなら、何かしら「こうありたい!」という願望を持たれてはいかがでしょうか?
強すぎる力は、持て余していては疎まれる一方です。どうせ持っているのであれば、適切に使ってしまいましょう。
生きていくのも色々大変ですが……それほど強い相をお持ちの方なら、何だかんだで結果が出るまで普通の顔で努力を続けられるのではないでしょうか。
手相も性格も、変える事よりも付き合い方が肝要です。せっかくの素質です。上手く使っていきましょう!
最後に
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手相占いは、あなたが持つ特徴や強みを見つけるのが大の得意。
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