ごくたまーに、いかにも「あるだけでダメ」「性格悪い人の線」と勘違いしてしまいそうな名前の線が存在します。
おそらく、反抗線と短気線はその最たる例でしょう。
今回は、そんな悪いものだと思われがちな線のひとつである短気線について見ていきましょう。
ご安心を。基本どの線にも一長一短あるので、必ずしも悪い線とは限りません。
短気線というよりイライラ線
短気線はどこからかイライラ線と呼ばれることもありますが……正直、個人的にはイライラ線と呼称した方がピンとくる線ですね。
この線がある人は強気で積極的。目標や目的のためならどんな危ない道でも進める勇猛果敢な人物ですが、一方でイライラしやすい不満体質でもあります。
当然名前通りにすぐキレる人もいますが、私が見たところでは意外と大人しい人も多いような……?
あ、当然すぐにキレたり時には殴る蹴るも辞さない人はいますよ?
ヒントは短気線の長さと濃さです。濃さと長さは、線の意味の強さに直結する。つまり濃くて長いとキレやすい、と。
まあ短気線自体目立ちやすい濃い線ですが……
基本的には1、2本だけ「モロに短気線じゃん」と言えるような濃い線が出ているのが特徴ですが、時々何本も出ている人がいるケースも見受けられますね。
濃さ、長さと同時に数の多さも強さを示すバロメーターです。
勇猛果敢な勇者の証?
短気線が示すものは、怒りっぽさやイライラしやすさだけではありません。どちらかというと血の気が多くて果敢で積極的な人という意味合いの方が強く、短気線が刻まれている人は困難や難しいことに挑戦するときは先陣を切る勇敢な人たちでもあるのです。
もっとも、その血の気の多さからイライラしたりキレたり、時には怒りのままに行動したりといった点につながりますが……物事に積極的に挑む果敢さは、特に日本では得難い長所のひとつと言えますね。
怒りは案外持ち越さない?
と、このように果敢でちょっと怒りっぽい人に結構見られる短気線ですが……この手合いの怒りっぽい人には面白い共通点があります。
こういう手合いのキレやすい人って、キレる時は泣くほど怖いくせに、ある程度言い終わるときれいさっぱり怒りを忘れてしまうんですよね。
当然、短気線を持つ人にもこの傾向があります。ちょっとしたことでも気になって、ついついイラっとしてしまう。そしてその場ではどうにも我慢ならなかったのに、家に帰るとなんだかどうでもよく感じてしまう。
なんだかエニアグラムのタイプ8みたいな人たちですね。
どうあれ、彼らは終わったことをネチネチグチグチといつまでも言い続けるような行いとはほぼ無縁の人たちです。
もし身近に短気線がある人がいれば、イラついてたりキレられても、あとで話してみると普通に接してくれる……かも。
実は見分けやすい線
さて、こんな感じで短気線を持つ人の特徴を述べてみましたが……正直、短気線の出る場所って普通にしわになりやすい場所なんですよね。
というわけで、ちょっと短気線の図を見てみましょう。
短気線の出る場所は親指付け根のちょっと上側、生命線のすぐ下です。
本当よく動かす場所なので、短気線に似たような細かい無意味なしわが刻まれやすいんですよね。
短気線は何本も出ることは相当なレアケースで、9割9分は1本か2本。しかもかなり目立つ線です。
曲げないと出てこなかったり、近くで見ないとわからないような細かなしわはカウントしません。
正直、私個人としては「大量の短気線はほぼ迷信だ」くらいに思ってます。3本以上あるのは、瞬間湯沸かし器どころの騒ぎじゃない物騒な人くらいじゃないですかね。
丘のふくらみとも関連性大?
結局どの相も元をたどればそれぞれの「丘」と呼ばれるふくらみから生じるもの。このふくらみを基調として線を色々見るものですが……短気線は特に丘との関係性が強い線の1つとなってます。
というのも短気線が現れる場所を第一火星丘と呼ぶのですが、この丘が示す意味合いが以下の通り。
積極性、勇気、闘争心、行動力、攻撃力
このように、モロに短気線の特徴が合致するわけですね。荒ぶる破壊神軍神アレスをつかさどるとされており、やはり意志の強さや攻撃性と結びつくことも多い丘なのです。
そんな第一火星丘そのものと大きく類似した特徴を持つ短気線は、お互いの状態によって相乗効果をもたらすことがあります。
具体的には、第一火星丘が膨らんでいると、短気線の効果も上昇。より勇猛に、より行動的に、同時によりカッとなりやすくなります。
大業を成せる可能性も高くなりますが、同時に調和や平穏からは遠ざかっていきます。
長い短気線もあるよね
短気線の多くは短めの線ですが、中にはかなり長い線を持つ人もいます。
場合によっては、それこそ生命線、ひどいと頭脳線すら突き抜けて行ってしまう場合も……。
短気線は、長ければ長いほど意味が強まり、感情が外に出やすくなります。
要するに、短気線が長い人はそれだけ積極性も高く、真剣なぶん怒りが外に出やすくなるわけです。
短い人は心の中でキレても表に出さない事がありますが、長くなれば「言わなきゃ気が済まない!」という場面も多くなるでしょう。
短気線が生命線を突っ切ればついつい我慢ならず、頭脳線すら突っ切るのであれば考えるより口が先に動いてしまうことも多くなります。
行動力と積極性で行動力と積極性で人に慕われることも多くなりますが、気の短さで敵も作りやすいので、どう付き合うにせよ自覚と覚悟が必要かもしれません。
怒りは意識するよりいっそ認めた方が楽
というわけで、今回は短気線について色々言っていきました。
最後に、短気線を持っている人にアドバイス。
おそらくこの線がある人は、自分が突然キレだしたりイライラしたことで、「周りに不快な思いをさせたのでは」と申し訳ない気持ちになることも少なくないはず。
怒りに限らず、自分の中にある激情は「何とか抑え込もう」と無理矢理鎮めようとしてもうまくいきません。
それよりも、いっそのこと「自分は今〇〇で怒ってるんだ!」とまずは認めてしまってはどうでしょう?
で、認めたうえで、目を瞑って一旦落ち着くのを待つ。ここでも、無理に落ち着こうとしては逆効果です。ゆっくりと自分の怒りが収まるのを待ちましょう。
基本的に、怒りのピークは6秒と言われてます。つまり、6秒くらい待って頭の血が抜ければ、一旦は冷静な話し合いが可能になるとされてるわけです。
怒りに限らず何事も、無理矢理抑え込んで忍耐勝負に持ち込んでは根負けするのはこちらです。
どんなものであれ、まずは自分の特性を許して認めることが、一番の近道になり得るのです。急がば回れ、ですよ。
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