手相は人によって千差万別。中には、全体がシワシワぐちゃぐちゃの何が何だかわからない相を持っている人もいます。
こういう人はどの線がどこにあるのかがわかりづらく、時にプロの手相家すら唸らせるほどの難読手相であることも稀ではありません。
今回は、そんなぐちゃぐちゃの手相について解説していきましょう!
しわだらけの理由は、ズバリ心配性!
単刀直入に解説します。
シワシワでめちゃくちゃ判断が難しい手相の人は、言ってしまえば繊細で心配性な気質の持ち主です。
しわの多さは、その人の感受性や悩みの多さ、繊細さを表します。
つまり特に意味のないしわが多ければ多いほどその人の性格が他人を思いやれる&物事を大きく重く捉えがちな性格になっていくわけですね。
とりわけ手相家ですら思わず顔をしかめるほどしわだらけの人は、悩みも多く不安だらけでちょっとしたことでも傷つきやすく、それだけ人の痛みに共感できる強い感受性の持ち主であると判断できます。
生きやすいかどうかだけで判断すればぶっちぎりで生きづらいタイプの人たちですが、虫も殺せない気の優しい人が多いので人から嫌われにくいのも特徴です。
その性格上、大胆な行動や頭より手を動かす肉体労働には不向き。慎重に間違いが無いように少しずつ作業を進めていく頭脳労働に向いており、特に「小さくても確実な結果が求められる」という仕事は転職と言えるでしょうね。
しわが多いと断れない?
これまた島田秀平さんの手相の話になりますが……こういうしわだらけ、とりわけ横線ばっかの線は「しわしわ線」の他に「断れま線」とも言われているようですね。
聞きかじった限りだと、「繊細で感受性が高く、ついつい人の頼みを断れずに1夜の情事も流されるままになりがち」だとか云々……。
私としては、この説明には「確かに」とちょっと頷いてしまいました。
というのもこのタイプ、色々と考えなければならないことが多いせいで、「相手に嫌われたらどうしよう」と不安になってしまうことも少なくないのです。
「断ったら嫌われるかも」「変な悪評を流されないかな?」などなどいろいろな考えが頭をよぎってしまい、結局断りたくても断れずに面倒事を引き受けてしまう……という経験、おそらく手相がしわくちゃの人には多いのではないでしょうか。
当然、性的なアレコレみたいな大きな話になると断れない人のほうが少数だとは思いますが、ちょっとしたことならついつい安請け負いして後悔する人が多いような気がします。
縦線と横線の違いは何?
さて、手のひらがしわだらけの人の性格はこんなところで……次に細かいしわの向きについて見ていきましょう。
手相では線が刻まれている場所だけでなく、向きも非常に大事になってきます。特に雑多なしわにもなれば、その向き次第で意味合いがポジティブなのかネガティブなのか変わってきます。
縦のしわは幸運の証?
細かいしわはしわでも、特に縦のしわばかりの場合は幸運が訪れる前兆で、運気も上がり調子である証とされています。
他のサイトさん曰く、「物事をポジティブに捉えることができている証で、運気も評価も上がっていく」とか何とか……。
っても、これは本当に縦線ばっかりで横線がほとんどない時の話。ほとんどの人は、縦も横も大量の線が入り乱れています。おそらくは「ネガティブは悪!ポジティブにならねば」という意志と、どうしてもネガティブに物事を見てしまう本音がぶつかり合っている証なのでしょう。
ちなみに、月丘と呼ばれる場所に出ている線は、縦線でもあまりいい意味ではありません。
だいたい、この緑で囲った場所辺りが月丘ですね。
ここに出ている細かい線はストレスや気持ちの落ち込みによる胃腸炎や肌トラブルなどを暗示している、体からのSOSになります。
左右どちらの手でも縦でも横でもどちらでも構いません。月丘の細かいしわが見えたら、まずはゆっくりと自分の気持ちを落ち着けるようにしましょう。
体への無茶な負担は断固厳禁!ストレス発散やストレスの原因を少しでも取り除くことを意識してください。
横しわは不安と感受性の証
今回述べてきたしわしわ線や「繊細な不安症」という特徴は、主に横向きのしわが大量にある手相のことを指します。
要するに、色々と気づける繊細で細やかな人である一方、そのせいで余計な心配までため込んでしまう……そういう人にありがちな手相なのです。
正直に言いましょう。確かに、この線の持ち主はいろいろなことを気にしすぎです。そのせいで、本来無視して構わない心配事まで抱えているのは、もはや否定のしようがありません。
ですが、それ以上にいろいろなことに気づけるために、普通の人では見落としてしまう欠陥に気づけたり、人のちょっとした変化に気づける細やかさがあります。
長所と短所は大概の場合は表裏一体。しわしわの手相も、必ずしも悪い面ばかりではないので、自信を持ちましょう!
しわが多すぎるとかなり神経質?
しわくちゃ手相は数多かれど、雑多なしわの多さはもちろん濃さにも個人差があるものです。
日本人は性格上細かいしわができやすいと言われていますが……たまーにいるんですよね、図のようにどれがどの線だかわからないくらいしわの濃い人が。
こういう人は、繊細さも細やかさも悩みの大きさも、もはや常人のそれを超えています。
その鋭さたるや一般人の「勘が鋭い」で収まる範囲ではなく、普通では気づかないようなしょーもない欠陥からも失敗を予見したり、絶対に気づかれないように念を押してカモフラージュされた裏の真実を的中させたり……超能力じみた予測能力を見せることすらあるかもしれません。
一方で色々と気を使いすぎる分息切れが早かったり、ちょっとした取り越し苦労をいつまでも気にかけてしまったり、あるいはネガティブな想像が止まらなくなってしまったり……。
また、失敗やそのせいで周りから非難されるのを恐れるあまり、何事も失敗しない無難な選択に終始しがちです。
長所がド派手なぶん、短所も相当に厄介なかなり尖ったタイプの1つと言えるでしょうね。
とにかくストレスを溜めない事、時には脳を休める事、予測と現実はしっかり分けて考えることが重要で、ネガティブな予測に振り回されないようにする必要アリです。
しわくちゃ手相は何も悪くない!
さて、そんなわけで、しわくちゃでぐちゃぐちゃの手相は心配性で繊細な心を持った人の相、というのが結論ですね。
心配しがちでネガティブと言えばまるで悪い要素の権化のように扱われがちですが……必ずしも悪いことではありませんよ。
だいたい「ポジティブが善でネガティブが悪」とか言ってるお偉いさんも、それと同時に「リスクヘッジは超重要」と言ってますよね。
リスクヘッジは、万一ダメだった時のための保険。完全にネガティブ寄りの思考から生まれた判断です。
要はネガティブな判断も重要であって、ポジティブとどっちがいいものなのかは状況によって変わるという事です。
ネガティブ、心配性、嫌われたくない性質。別にそれが悪いという事はありません。むしろそういう人がいるからこそ、上手くいく人もいるわけです。
特徴はあくまで特徴であり、完全な長所も完全な短所もありません。
ネガティブさも繊細さも打たれ弱さも、それこそいろんなことに心を向ける感受性と表裏一体。逆にストレスに強い人は、どこかしら他人を軽視しているものですよ。
まあ誇れとまでは言いませんが……まずは「手相がしわくちゃでもいいところはたくさんある!」と思ってみましょう。
そういう1歩から、悩みとうまく付き合う生き方が見つかっていくかもしれませんよ。
宣伝になりますが
最後に宣伝になってしまいますが……私は手相鑑定士……つまり手相占いをプロとして行える資格持ちの人間です。
手相占いは、あなたが持つ特徴や強みを見つけるのが大の得意。
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