【エニアグラム】全タイプのダークサイド一覧

エニアグラム
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どこに言われるでもなくうちで勝手に書き散らしてる全タイプのダークサイド。今回はそれらのまとめ記事です。

全タイプのダークサイドを見たいという方向け、あるいは複数タイプをダークサイドから検証したい方向けですね。

今回はザックリとまとめてサクッと書き上げますので、詳細は各ページをご参照ください。

まず健全度って何?

……という方のために、まずはザックリと健全度について解説していきます。

エニアグラムでは9つのタイプの他、それぞれレベル1〜9の状態が存在しています。

で、このレベルが1に近づけば近づくほど健全な状態、9に近づけば近づくほど不健全な状態であると判別するわけです。

ちなみにレベル1〜3を健全な状態、4〜6を通常の状態、7以降を不健全な状態と呼びます。

正直、同じタイプでも健全度によって性格はかなり変わりますね。

詳しくは以下に記載していますので、よろしければ併せてご覧ください。

タイプ1:内なる裁判官

書籍にも点在する文言ですね。内なる裁判官。

タイプ1は基本的に「べき」思考の持ち主で、全てのことを善か悪かの裁判にかけようとする傾向があります。

当然これは自分も周囲の人も例外ではなく、文字通り全てに対してそのような姿勢で臨むわけですね。

この性質が時として暴走し、独善や極端な要求へと繋がることがあるのです。

健全なタイプ1

肩の力が抜けてリラックスした、人の可能性を信じる楽観主義者。変に駆り立てられることもないので、タイプ1に見えないくらいゆったりした印象を与えます。

不健全なタイプ1

「自分以外の人間はダメなやつばかり」「自分ばかりが苦労している」となってしまった状態。厭世的で、「自分OK他人NG」な状態です。

タイプ2:支配欲

おおよそ親切なタイプ2からは想像できない言葉。ですが、これには訳があります。

というのも、タイプ2が求めているのは無限の愛情。「素の自分に価値はない」と考える傾向にあり、そんな自分を埋め合わせるために人からの愛情を欲するわけです。

タイプ2の「〇〇してあげる」みたいな妙な上から目線は、ここから生じるわけですね。

これが行きすぎると、相手を思うままに操りたい支配欲へと変貌していくのです。

健全なタイプ2

人を愛する前にまず自分を愛することができる人。ある種の傲慢さがなく、本当の意味で人に親切にできる好人物です。

不健全なタイプ2

相手からの関心や愛情を得るためなら何でもありな状態。暴力や脅迫など、文字通りあらゆる手を使って相手からの愛情を引き出そうとします。

タイプ3:承認欲求

評価されるか、されないか。極端な話、タイプ3にとってそれが世界の全てです。

そのため自分を世界に評価されるように変えていくことができますし、裏を返せば評価されれば何でもありな人にもなり得るわけです。

囚われを「欺き」とするように、自分を欺き、それでダメなら周囲を欺き、そうやって自分に注目を集めさせようとする人も多いです。

ちなみにその裏にあるのは、人からの愛情や承認が欲しいという本音だったりします。

健全なタイプ3

自分の承認欲求や囚われを手放し、承認を得るまでの過程そのものを楽しめる姿。必要とあれば周囲のサポートや裏方もこなせる、万能の英雄型と言える人たちです。

不健全なタイプ3

「自分に存在価値はない」とわからされた姿。破れかぶれでニヒリズムに支配されており、中には「どんな手を使ってでも自分の価値を示す」と悪い覚悟を決めた人もいます。

タイプ4:思い込み

何重にも思い込みを重ねやすいタイプです。

まず自分は他人より劣っており誰からも見向きもされないという思い込みから始まり、そこから「特別な自分を演出することで価値が得られる」という思い込みに転じます。

そして特別な自分を追い求めていくうちに、思い込みは次第に優越感か”普通に生きる”周囲への嫉妬へと変貌していきます。

自己憐憫を併せ持ちやすい人でもありますね。

健全なタイプ4

あらゆる思い込みを手放し、事実を事実として、現実を現実として受け止めている状態。現実が自分を拒絶する非情なものではないと知ったタイプ4です。

不健全なタイプ4

自分も他人も全部を憎んでいる状態。「自分は愛されない」「自分は認められない」という思い込みから世界の全てを拒絶し、やがて感情すら捨て去るでしょう。

タイプ5:臆病

知的なプライドから結構知識を披露する傾向はありますが、タイプ5の内心は決して穏やかではありません。

おおよそ自己評価は、無力で、何もできなくて、世の中に対する対抗策を持っていない人。とてもではありませんが、世界で生きていける人だと自己を認識していません。

結局引きこもるのも、囚われがため込みなのも、全ては外界が怖い場所だと思っているからに他ならないのです。

口には出さなくても、頭の中は結構グルグルしています。

健全なタイプ5

どっしりとした存在感を出し、自分の知識を遺憾無く振るおうとする状態。臆病風に拭かれるのではなく堂々と世界に向かっていき、自分の意見や創造的な話を好んでする人たちです。

不健全なタイプ5

外敵への恐怖や不安に押し潰された状態。あらゆる関係を断ち切り、少しでも自分の身を守ろうとするも、基本的にはそれで安心を覚えることはありません。

タイプ6:期待

ある意味ではタイプ5以上に臆病なタイプ。それゆえに、不安を拭ってくれそうな他者への期待が非常に高くなりやすい傾向にあります。

そうやって高まった期待が何を示すのか?答えはひとつ。失望です。

これが、タイプ6が「行ったり来たりする卓上のピンポン球」と評される所以のひとつなのでしょう。

特にひどい状態になると、到底不可能な合格ラインを設けることもあるでしょう。

健全なタイプ6

良からぬ可能性とそれらへの不安を捨て去った状態。もはやすがるべき存在は必要なく、自立して、自他のために心から動ける人たちです。

不健全なタイプ6

何もかも信用できなくなり、パニックを起こしている状態。あらゆるものが敵に見え、他罰思考に染まってしまうことが往々にしてあります。

タイプ7:自己中

痛いことや苦しいことが嫌いなタイプ7。それらを避けて楽しいことだけで人生を埋めるためには、割と躊躇なく何でも犠牲にするところがあります。

というのも、彼らにとっての人生とは「楽しくなければ嘘な場所」。

楽しいことを突き詰めるために自己中心的にもなりますし、人に対して非情な面を見せることもあるでしょう。

決して本質が非情なわけではありませんが、どうしても痛みを避ける気持ちが勝ってしまうようです。

健全なタイプ7

とにかく痛みをごまかせるものに飛びつく性質を捨て去った状態。人生そのものを深くじっくり味わい、急がず焦らず楽しみ抜きます。

不健全なタイプ7

もはや痛みから逃れられず鬱屈した状態。鬱々としながらも痛み止めがわりの欲求は止まらず、なりふり構わず様々なものに飛びつきます。

タイプ8:敵視

生い立ちゆえか、「自分以外は全部敵」「人は裏切るものだ」と考えがちなタイプ8。

その内面は、人への敵意であふれていることも少なくありません。

いわば、完全な脳内乱世状態。強引さも自分1人が全権を握ろうとする姿勢も、この敵視から生じた欲求と言ってもいいでしょう。

部下は守りますが、原則信用していないところがあります。

健全なタイプ8

あけっぴろげで他人を信用することを知った状態。他者を「裏切る存在」ではなく「見守るべき存在」と捉える傾向があり、人を愛しみ、育てます。

不健全なタイプ8

裏切りや敵意ばかりを感じ取り、もはやどうにもならなくなった状態。時として卑屈になり、時として仮初の無敵感を覚えて暴走を始めます。

タイプ9:なかったことにする

タイプ9のダークサイドにして必殺技ですね。

基本的に楽観主義者の彼らは、問題をなかったことにする傾向にあります。つまり見なかったことにする、事なかれ主義ですね。

自分の欲求もなかった。意見もなかった。周囲のいさかいも派閥争いもなかった。全部なかったことにして、内外の平穏を保つわけです。

不健全に落ちれば、最後には自分自身の記憶すらなかったことにすることがあります。

健全なタイプ9

なにもないただのモブキャラを自ら卒業した状態。意欲に満ち、しっかりと自分の意見や主張をあるものと認め、セルフケアにもきちんと時間を割く人たちです。

不健全なタイプ9

なかったことにできなくなった状態。状況を過剰に憂い、ヒステリックになったり受動攻撃を用いたりしながら、必死に問題をなかったことにしようとします。

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