はい、今回も検索流入とかSEOとか人から受け入れられるかとか一切気にしない、単なる私のたわごとですよっと。
自己肯定感という言葉がありますよね。率直に言えば、私はあの言葉は嫌いです。定義はともかく、言葉が嫌いです。
「定義」は別にいいけど「言葉」は嫌い。ここの違いをわかる人もわからない人も、まあ寄って見ていってください。自己肯定感の好き嫌いは特に関係ないので。本当に。
そもそも自己肯定感とは
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。しかし、後述のように定まった定義はなく、他の類似概念との弁別も充分とは言えない。
Wikipediaより
まあこれも数ある自己肯定感の説明の一つであり、一概に正解とは言えませんが(というか自己肯定感に関する見解が分かれすぎている)……。ともあれ、自己肯定感を私なりの言葉で表すと、「今の自分を肯定する、あるいは否定せず認める心」なのではないかなと。
まあ私の私感なんてどうでもいいという方もいらっしゃるでしょう。そちらの方はウィキペディアでもご参照いただければと思います。いろんな学者の見解が(嘘か誠かはともかく)大量に載っていますので。
https://ja.wikipedia.org/wiki/自己肯定感※外部サイト(Wikipedia)に飛びます
今度はWikiに全部丸投げスタイル……このブログはどこを目指しているんでしょうか?
文部科学省曰く
まあ文科省が自己肯定感の定義を直接説明しているわけではありませんが、自己肯定感に言及するものはいくつか見られます。
その中でも自己肯定感の定義付けや概要を知るのに役立ちそうなものを引っ張り出して見ました。
(自己肯定感関連項目:自分には、よいところがある)
自己肯定感が高い方が、「挑戦心」、「達成感」、「規範意識」、「自己有用感」に関する意識が高い。
(自己肯定感関連項目:今の自分が好きだ)
自己肯定感が高い方が、「自分には自分らしさがある」、「勉強に関する意識」、「体力に関する意識」、「挑戦心」に関する意識が高い。
(自己肯定感関連項目:自分自身に満足している)
自己肯定感が高い方が、「長所」、「自己有用感」、「主張性」、「挑戦心」「家庭への満足度」に関する意識が高い。
(自己肯定感関連項目:自分自身に満足(不満))
自己肯定感が高い方が、「努力しても報われない」、「日本は競争が激しい社会である」と思っていない。
詳しいものは、以下のURLよりどうぞ。文科省の言うことなので、まあ私がグチャグチャ言うよりはまだ信用できるのかなと。
引用元がPDFなので貼り付けられませんでしたが、とりあえずこの検索ページの最初の方(だいたいは最初)に文科省の言説があるはずです。
要するに
要はなんなのかと言うと、自己肯定感とはこういうことですね。
- なんかよくわからんが、とりあえず今の自分を認めて自分を好きになる、ないし許せる心
- 自己肯定感があると、気持ちがポジティブで挑戦を恐れなくなる
だからみんな「あるほうがいいよー」と言うわけですし、自己肯定感を高める方法も世に腐るほど出回ると言うわけです。
ちなみによく自信と自己肯定感を一緒くたにする人がいますが、あれは似て非なるものです。
自信とは自分のできることや自分の付加価値(能力・成果物・周囲からの評価)に対して発生するもの。
対して自己肯定感は、「ありのままの自分が何を持っていなくても肯定できる心」のこと。これはどの学者や辞書やネット辞典でも書かれていることは変わりません。
「人が驚く結果を出せば自己肯定感は必ず上がる」って言ってる人を以前見たことがありますが、あれにはお口あんぐりでしばらく閉じられなかったですね。
だってそれは成果物による自信にすぎないわけで、「結果を出せる自分だけを愛せる(他の自分はクソ)」という、自己肯定感とはある意味真逆の自分の認め方になりかねません。
ああいうバカの方が人の人気を得やすいのも自己肯定感という意味では害悪ですね。それより可愛くて天才で弱者の気持ちを理解できる私を(以下省略)
弱くてダメな自分を受け入れる
さて、あかつきちゃんのたわごとはとりあえず放置しておいて……私なりに考えた、自己肯定感を上げる方法を1つだけ、本当に1つだけ紹介します。
それが、「弱くてダメでクズでどうしようもない自分を受け入れる」というやつです。
自己肯定感なんて、高めるのではなく後から高まるものです。下手に高めようとするものではありません。
というか、下手に高めようと努力すればするほど自己肯定感は下がる可能性が高いですし、最悪詰みます。
どいつもこいつも無能でクズな面を持つ
まあいきなり「ダメな自分を認めろ」っても、それができないから困ってるわけですよね。
ですが、大丈夫です。どんな天才にも英雄にもクズなところやダメなところは必ずあります。最悪、そう思うだけでも少しは自責思考がマシになるはず。
例えばハサミは刃物ですが、同じ刃物のチェーンソーと違って木の伐採は無理です。
あるいは料理で使うボウル。あれで食材は切れませんし、大量の水を組む目的で使えばバケツ以下です。
これは人間にも言えることで、織田信長は接客なんてできません。多分、現在の日本に転生してカフェ店員なんてやったら、それこそクレームを寄越されまくる無能なんじゃないでしょうか?
そんなわけで、できないことに目を向けていてもキリがありません。それより「自分には自分のいいところがある」と認め、それを見つけて大事にすることを考えましょう。
当面は根拠のない自信でもいい
当面の間は、根拠のない自信でもいいです。「具体的に何かはわからないけど、自分には自分の良さがあるはずだ」と、そう思い込んでおきましょう。
ですがこれには1つだけ注意点が。
もしかしたら、見つけ出した自分の良さが、自分の思った通りのものではないかもしれません。
ですが、それでも失望はしないでください。
結局のところ、手札は使いよう!
そういうことにして、とりあえず見つけた自分の良さを大事にしてください。
成果物を自己肯定感と勘違いする連中と同じことを言うのは癪ですが……
案外自分が大したことないと思っていることでも、人に言われて気づく良さってあると思うんですよね。
特に人から何か人格面で褒められたら、それは「お世辞」と思わずに後生大事にしましょう
あくまで個人的なスタンスですが……
「無能に生きる価値なし」。これ、本当誰が言い出した言葉なんでしょうね?特に自分の無能を自覚する人に対して放たれるこの言葉は、まるで意味がわかりません。
個人的には、「頭悪いなぁ」と……
こういう奴が人の自己肯定感を下げていくんですよ、多分、きっと
私としては、「自分の無能を理解するだけの能がある人間が、本当に無能であるはずがない」と言うスタンスです。
というか、能力の凹凸なんて誰でもありますし、それこそさっきのハサミや織田信長の話に通じるものがあります。
自己肯定感とは話がズレますが……自他の無能を責めるよりは、その能力の使い方を考えた方が遥かに効率的だと思ってしまいます。
どーせ人間みんなダメな奴ばっかなんだから気にすんな!
アラを探せばみんなそう。あなたもなかなかのダメ人間なんでしょうが、多分私はもっとクズなダメ野郎です。
道ゆく人もみんながみんな、どいつもこいつもダメ人間です。
正直、人をダメだなんて思っててもキリがないんですよね。そもそも人並み以下の能力って何ですか?それってどこで決めるんですか?と。正直な気持ちを言えばそうなってしまいます。
それよりも、ダメな自分を笑い飛ばせる方がよほど健全でよろしいと考えてしまいますね。
まあ参考になるかどうかは知りませんが……私が遠回しにでも「死ね」と言われたのは生涯で18回です。
小さな成功体験は、自分を認めた後でいい
「小さな成功体験をかみしめる」は自己肯定感が低い人に対しての特効薬と言われています(そして実際そう)が、個人的には、まずは「自分を自分であると認める」「自分のダメなところを受け入れる」が先なのかなと。
あれは「ダメな自分でもここまでのことができるんだ」と自分に感心するから意味があるわけで、自分を認めないままにやっても「まぐれ」「でもマイナス点が多すぎる」となって、結局振り出しに戻ってしまいます。
小さな成功体験を積んでも、それを自分で認められなければ意味がありません。
正直、これに関しては「卵が先か鶏が先か」に近い問題になってきますが……あくまで私は「自分を認めなければ成功体験を活かせない」に1票です。
私は鶏派!!
ゆっくり休んでのんびりやるのもいいかも
正直、心が疲れてるとネガティブになっていくことが多い気がしますね。
よって、個人的には「ゆっくり休み、遊び、癒される」のも自己肯定感を上げるのに一役買う……かもしれないと思います。
無理をしてもいろいろ嫌になるだけですしね。時にはゆっくり休んでのんびりやって、自分の心身を癒すのも大事なことです。
自己肯定感、嫌いです
めちゃくちゃ勘が鋭い人なら、ここまでで私が自己肯定感という言葉が嫌いな理由を朧げに掴んでいるかもしれませんね。
何を隠そう、これ、スピリチュアルバイパスに引っかかりかねないものです。
「自己肯定感を高めなければならない」という義務感に支配されてはいませんか?
「自己肯定感が低い自分はダメだ」と思ってしまってはいませんか?
こう言う心を生み出すから、個人的には好かないわけです。
とりあえずまずは、自己肯定感の低い自分を嫌いにならないこと。これを目指すべきではないかと思うわけです。
無論、これらは全部私個人の勝手な思いです。本当にそうかなんて知りません。
ですが、「そういう捉え方もある」と、少しでも多くの人に届いて欲しい……そんな気持ち悪い本音を吐露したところで、今回の話を終えたいと思います。
だったら多くの人に言葉が届くよう工夫しなさいよ!
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