人を無能と馬鹿にする行為は品性が問われますが……そうは言っても、有能無能とは相対的なもの。有能な人がいるところでは、相対的に「無能」と称される人が存在します。
かくいう私も「無能」とされやすいタイプの人間で、いろんなところで足を引っ張ってきましたし、そのたびに嫌われて徹底的に干されたりもしました。
要するに生きる価値の無いゴミというやつですが……そうやって周囲の白い目にさらされていくと、嫌でも見えてくるものがあります。
今回は、そんな中で見つけた「無能はどう生きればいいのか」というある種の境地。ええ、嫌でも見出してしまいました。その境地を、お話ししましょう。
無能は得意で勝負すべし!
今回は注意書きも特にすべき前書きもありません。単刀直入に言いますね。
無能はみんな苦手を捨てて、得意分野をゴリ押して生きろ!!
当然、漠然と苦手から逃げるだけではどうにもならない事も出てきますが……それでも、何事においてもまず「自分の得意分野を活かせるか」を検討してみるのは悪いことではありません。
無能な人は、ぶっちゃけやってることが自分の適性と合ってないんですよ。苦手分野を苦手な方法でやっているからこそ無能と呼ばれ、しかも成長速度も周囲と比べて遅くなってしまうわけです。
我々もみんな人間です。人並みよりできることもあれば、人並みになるためにすら長い時間が必要なこともあります。
1つのゴールと1つの攻略法しか存在しない場所では、その人の総合力や得意分野と関係なく、有能と無能は常に存在し続けます。
結局、指定されたゴールや攻略法が得意とガッチリ噛み合っている人間が有能なのであって、噛み合わない人は基本的に誰であっても無能です。
自分の無能を嘆いている人は、言ってしまえば合ってない事を合ってないやり方で必死にやろうとしてる人。それ以上でも以下でもありません。
合ってない事をしてる奴は英雄でもダメ人間
極論言えば、合ってない事だけをひたすらやってる限り、教科書に載るような偉人であっても使い物にならない無能です。
簡単な話、「織田信長に、一介の店員としての接客業が務まりますか?」という話ですね。
個人的には、さすがに無理だと思います。あの人アスペルガー疑惑が出てるし。
織田信長は大名という立場に立ったからこそ才能を発揮したわけで、生まれ落ちた身分が違えば迷惑なだけのお騒がせ者だったかもしれませんね。
「賽は投げられた」で有名なカエサルとかも、生活力皆無だったのか女遊びで莫大な借金を作ってますし。
架空人物でも、例えばアンパンマンやドラえもんに冷徹さや職務への忠実さが大事な軍人が務まるとは思いません。
ぶっちゃけましょう。極端な無能は大概マルチな活躍が望めない特化型です。能力にムラがありすぎます。
で、英雄クラスの人物もその多くが特化型。どこかしら人として度を越した欠陥を抱えた人が多いです。
この意味、何となくわかりますね?
無論、我々のような奴らがみんな、才能を十分に活かせば教科書に載れるわけではありません。ですが、能力を適切に使ったときの爆発力は大いにあるはずです。
チャンスを得た瞬間に大爆発を起こせるよう、自分の得意と苦手は常に把握し、いつでも“得意”をどう現状にねじ込んで活かしていくか考えておきましょう。
人生は得意を主軸にするのが基本
苦手分野を克服することは、まあ出来ないでもないです。
ですが時間がかかりすぎます。その間に他の人たちはもっと先へ行って、一部から「お前まだそんなところにいるの?(笑)」と馬鹿にされるのが関の山です。
「出来ない事を出来るようになる努力を自分は買う」と善人ぶってる人物もいますが、そういう人も実際に我々が苦手を克服した時にはとっくに見限っているか、あるいは結果に興味を示さないでしょう。
そもそも、ああいう何の役にも立たない綺麗事を言う人は食わせ物です。腹に一物抱えていることがほとんどでしょうね
「苦手から逃げるな」と説教垂れる奴もダメ。おおよそ思考停止の根性論者か、自分より下がいないと心が壊れる軟弱者でしょう。
個人的な意見ですが、人生の攻略法って結局は「いかに自分の得意な分野を軸に置くか、いかにそれができる環境を作るか」だと思うんですよね。
苦手分野に正面から取り組んで必死こいて乗り越えたところで、満足いくだけの結果はついてきません。時間と労力をかけた分だけ、特に苦手でも無さげな周囲との歩幅に差が出ます。
そうやって課題をクリアするたびに差がつくことで、周囲から「無能」のレッテルを貼られるのです。
人生の主軸はあくまで得意分野であるべきであり、多少強引にでも得意をねじ込む工夫を考えてみましょう。で、方法が思いついたら実行してみましょう。
そのやり方がしっくり来た時、大抵のことは拍子抜けするくらいあっさり片が付きますよ。
「完全無欠のパーフェクトな無能」は都市伝説です
断言しましょう。世の中に転がってるすべての事が100%絶対に確実に上手くいかず、何をどうやっても必ず平均より遥か下のスコアしか出せない無能は存在しません。どちらも都市伝説です。
我々が生きている世界は、考えている以上に小さい。全世界から見た視点ではミリ単位の点ですら描画されないくらい小さいです。
何もできない無能なあなたも、たまたま所属している組織の小さな価値観や小さな社会のやり方にたまたま合致していないだけの可能性が非常に高いです。
転職しろとまでは言いません。ただ、仕事のやり方や生き方を、ちょっと自分好みに変えるための知恵を絞ってみましょう。
案外しょーもないことで大化けするかもしれませんし、たとえダメでも今後に活かせるヒントくらいは得られるかもしれませんよ。
繰り返しますが、世の中の何をどういう方法で実践しても100%絶対に出来ない人は存在しません。
自分を「無能」「いらない奴」と思うなら、まずは自分でも得意な事とその活かし方を考えてみましょう。
どうしても無理なら逃げるも手
どう足搔いても得意分野での勝負が絶望的なら……やむを得ません。逃げることに主眼を置きましょう。
三十六計逃げるに如かず。戦わずして勝つが上策。
戦って勝てない中で勇敢に戦って討死は、本当やめときましょう。無能がそんな美談を作っても、誰も評価を改めることはありません。
周囲からの評価も無能、自分もそれを受けて苦しい、嫌がらせもされる、でも得意を活かす算段もない、と……すみません。そういう状況はすでに詰みと言ってもいいです。
そんな打つ手が皆無と言ってもいいくらい気持ちよくダメダメな盤面で戦っても、よほどの幸運に巡り合わない限り何も変わりません。
神風を信じて戦い抜くのも自由ですが、何よりもご自身の人生を大事に。
まずは一度身を退いて仕切り直して、それから得意分野を物事に押し付けるための方策を練りましょう。
無理なことは正直に「無理」と言い、詰んだときは得意そうな人に相談(場合によっては押し付け)。
ぶっちゃけ、自分にとっても全体にとっても、苦手なんて必要以上に極めるものでもありません。
気合とか根性とか、そういうものは絶望的な盤面を覆すために使うものではありません。不利な状況で戦って玉砕を良しとするのは、誉れでも何でもありませんよ。
命あっての何とやら。本当に退けない局面なんてそうそうやってこないわけだし、周囲に引け目を感じる事もないです。
何をどうやってもダメなら、今はとりあえず逃げましょう。
逃げる、逆転と考えている方が真っ先に思い浮かぶ手段は、まあ転職がメインでしょうね。
というわけで、とっくに転職も視野に入れられている方、したいけど今ひとつ勇気が湧かないという方に対して、いくつか使えそうな転職サービス、転職サイトを見つくろってきました。
まあ使う使わないは自由ですが……こういう場所でスタッフの人に相談するだけでも無能脱却の糸口が見つかるかもしれませんよ。
今の環境から抜け出したい人向け
どう生きればいいかわからない人向け
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得意は「無い」ではなく「見つからない」だけ!
最後に……「そうは言っても自分に得意な事なんてあるわけがない!」ってな方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫です。大概の場合、単にまだ見つかってないだけです。
個人的に思うのですが、日本人って得意と苦手の概念がかなり薄いですよね。気合と根性で何とかして当たり前というかなんというか……。
結局、そういう脳筋捨て身の価値観の元で上手くいくのは、全部平均点のマルチプレイヤーだけなんですよね。
特化型の人間にとっては、根性論は間違いなく逆風です。
なので、「得意とか苦手とかは所詮やる気の問題」みたいな考え方は捨てましょう。で、得意分野を探してみましょう。
人並みよりできる事の1つや2つ、人は誰でも持ってます。持ってないなら、たぶん記憶から消えてるか、ご自身で「取るに足らない」と切り捨ててるだけです。
馬鹿と鋏は何とやら。一見くだらない特技でも、使い方次第で化けるものは多いです。
自分の特技が思ってたのと違う場合でも、腐らず使い方を考えてみましょう。
ですがもし、どうしても得意分野が見つからないという方は……僭越ながら、私の「得意分野」でお手伝いができるかもしれません。
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