人生、どうやってもダメな時ってありますよね。不思議と不幸が続いたり、やっていた仕事が突然中断させれたり、いちいち妨害が入ったり……。
失敗続きで上司によく怒られる、しょっちゅう自分の功績を横取りされて無能の烙印を押される、何かを思い立った瞬間に急用がいつも入るなどなど……とても偶然では片付けたくないような嫌なことがいつも起こる。
別に気持ちも萎えていない、体力もまだ余裕がある、何も行動していないわけではない。
それでも不思議と幸運が逃げていく……今回は、そういう時の過ごし方について色々考えていきましょう。
あまりの上手くいかなさに疲れて動きたくない人は、こちらを参考にしてください。
どうしてもダメな時ほど冷静に!

物事が上手くいかない時は、どうしても焦ってしまいがち。
「なんでこんなことも出来ないんだ!」と自分を責めたり、ついつい人や物に当たってしまったり……ダメになればなるほど、ついつい感情的になってしまうものです。
しかし、そういう時ほど、まずは立ち止まって深呼吸!
1度頭の中を空にしてみて、それから原因を考えるなり、気分転換に別のことをしてみるなり、いろいろな対策を練るようにしましょう。
失敗続きだと、どうしても思考回路が暗くなったり、物事をマイナスに考えたりしてしまいがち。どれほど強靭なメンタルを持っていても、失敗を引きずって冷静さを欠いた状態ではネガティブな一面ばかりが目に入ってしまうものです。
「物事にはポジティブな面もある!」と力説されたところで、正直ダメダメな時ほど信じられなくなってしまうんですよね。
なので、まずは失敗を引きずるだとか引きずらないだとか、どうして失敗したのか考えてみるとか、そういうのはどうでもいいです。
1度頭に上った血を元に戻して、フラットな思考回路を取り戻しましょう。対策やこれからどうするかを決めるのは、その後です。

「ポジティブポジティブ」ってみんな言いますけど、部外者だからこそ言えることの一つだとおもいますよ。
まずはネガティブの連鎖をどこかで切らないと、ポジティブなんて絶対無理ぽ
自分を責めるのは冷静さを欠いた証拠
悪意を持って行動を起こした場合は話は別ですが……基本的に、物事において「100%自分が悪い」というのは起こり得ません。
なので、どうしても自分を責めて失敗を引きずってしまう時は、まずは「自分が100%悪いわけではない」「色々な偶然が重なってしまった」など、まずは「自分の行動への反省から思考を引き剝がしてしまいましょう。
正直、なんだか無責任のような気がするのは分かりますが……ぶっちゃけ誰の目から見ても、1度の失敗で潰れるよりは「運が悪かった」とヘラヘラしてる方がマシです。
そもそも、メンタルがやたらと強い人は、よほど達観しているかすべての物事を「人が全部悪い」と開き直っているかのどちらか。
自分の反省点を見つけ出すのも大事ですが、「自分が全部悪い」と重く受け止める人に鋼のメンタルは宿りません。
結局のところ、「自分が悪い」と思い詰めてしまっている人にメンタル強者なんて存在しません。自分のキャパを超えたことを考えてしまっているわけですからね。
落ち込んでる時くらいいいじゃないですか。まずは「自分が悪いとか知らん」とばかりにリラックス。反省は落ち着いた時にするものです。
責めるような声はシャットアウト!
冷静になる過程で、そうやって手を止めている自分を責める声があればシャットアウトが基本です。
落ち込んでいる相手に追い打ちをかけようとするのは、性格が悪い奴か、自分のことを嫌っている奴か、あるいはたまたまイライラしていただけかのどれかです。
無論、自分自身からの責め苦も厳禁!
こういうときにもっとも冷静さを奪っていくのは、失敗を許せず自分を責める自分自身だったりします。
まずは冷静さを取り戻すため、自分を責める脳内の声をシャットアウトすることを意識しましょう。ネガティブな声さえ除外してしまえば、あとは冷静になるまでにそうは時間もかからないはずです。
人からの責め苦が正論かどうか判断するのは、あくまで冷静さを取り戻した後ですよ!
対策のコツは「あくまで客観視!」
ダメな時の対策としてもっとも大事なのが、「誰や何が悪いと一概に結論付けるのではなく、あくまで客観視してみること」です。
あんまりにも反省しないようではもしダメになった原因があるときにまた同じ失敗をするでしょうし、逆に自分の悪いところばかりに目を向けていては対策以前に自分が潰れてしまいます。
どちらも、とてもよろしい状況とは言えません。だからこそ、まずは冷静になる必要があったわけですね。
状況や何で躓いたのかによって具体的な対策はいろいろと変わってきますが……どれも偏った思考回路ではなかなかいい方向に歩み寄れないものです。
ダメな時の対策:人間関係編
まあ、うまくいかないことの典型ですよね。
面倒くさい人に絡まれた、恋人に振られた、誰かと絶賛喧嘩中等々……本当に色々と悩みを抱えやすく、しかも自分が何か悪いことをしたつもりがなくても大問題にすら発展しかねない爆弾です。
まあ、かといってバッサリ全部切って山奥でひっそり暮らすというわけにもいかないので、結局うまく周りと付き合っていくしかないわけですが……ともあれ、考えられるいくつかの対策を見ていきましょう。
何よりまず「人それぞれ」!
人間関係を気づくうえで最も大事なのが、これですね。
人には人の人生がありますし、自分にも自分の人生があります。価値観も性格も人それぞれ。
仲良くなったところで全部あなたと同じ意見というわけではないですし、許容範囲も価値観も違って当たり前。十人十色というやつですね。頭ではわかっていても、実際冷静さを失うと比較的すぐにすっ飛んでしまいやすいことだと思います。
自分と価値観が違ったり意見が食い違ったと言っても敵であるとは限らず、たまたま味方として共闘しているからといっていい人とは限らない。
それを何かあったときに思い出して、相手を非難したり自分を責める前に立ち止まってみるのもいいかもしれません。人との仲がこじれる場面では、単なる価値観の相違が原因であるケースも多いですよ。
特にあなたにとってどうでもよくても相手にとっては許せないとか、その逆等々……そうやって人間関係が荒れてしまうことも少なくありません。
人間関係においてまず何かあったときに注意すべきことは、以下の通り。
- 十人十色、人それぞれであると再認識!
- 自分と相手の認識が違っていないか確認する
- 相手の言い分も冷静に聞いてみる
- わけがわからない言い分は理解できるまで質問してみる
- 否定と敵対はまったくの別!
- 感情的に相手の人格や価値観を否定しない
基本的に合わない人とのかかわりは最低限に!
仕事上の関係や嫌われると一瞬で環境が崩壊するママ友的なつながり等離れられないパターンも中には考えられますが……原則、明らかに馬が合わない人との関わりは避けるというのは健全な人間関係を築く上での鉄則です。
例えばただの友達の友達だったり、同僚や部下の仕事仲間だったり……こういった希薄な関係とは、工夫次第でほとんど関りをなくすこともできるはず。
また、どうしても必要な関係の場合は、「なぜその人との関係が必要か」「どこまで関わる必要があるのか」と、自問自答してみましょう。意外と関わらなくてもそこまでデメリットが無かったり、必要以上に媚びを売ってかからりを作ってしまったりしているケースもあるかもしれません。
冷静に色々考えなおしてもやっぱり嫌いな人との関係は、基本作らない、増やさないことが大事です。嫌々続く関係など、お互いにとって大きなストレスになりますからね。
どうしても嫌いな人との関わりで「うまくいかない」と感じるのなら、以下のことを考え直してみましょう。
- 関係は必要以上に作らない
- あくまで「与えられた役割」に徹して割り切ってみる
- 関わるメリットと嫌われるデメリットを冷静に考え直す
- 原則、離れるが吉
- そもそも合わない人だっていることを念頭に置いておく
恋人、友人との別れもある
長い人生、本当の友人だけに囲まれ、初めてできた恋人とも死ぬまで永遠にラブラブ状態……なんてうまくいく人は極めてレアケースです。
ほとんどの場合、自分が好きで結んだ人間関係にも喧嘩別れや自然消滅がつきもの。恋人との破局ですら、個人的には当たり前にあるんじゃないかなと考えています。
基本的に、別れに対する未練や別れた相手への恨み、別れを選択した/突きつけられた自分への責め苦はいい影響を与えるものではありません。
「自分にも非があるんじゃないか」という思いがあるのは当然。それだけ相手が思い入れのある存在だったのでしょう。
感傷に浸って得られるものもありますし、そもそも割り切るかどうかの話ではないのも理解はできます。
とはいえ、あまりに引きずりすぎてしまうと、やはり悪影響。それだけで生きる楽しみのほとんどは失われてしまいますし、何に対しても乗り気ではなくなってしまいます。
というわけで、そんなときは唱えましょう。「あの人とは、たぶんどこかで合わないところもあったのだ」と。実際、それで間違ってないと思います。
てなわけで、別れを忘れられずうまくいかない時の対処法は以下の通り。
- 感情の発露も仕方なし
- ただ、後でさっぱり割り切ろう
- 単にその人とは合わなかっただけ
- 他にも合う人がいるかも
- 自分ひとりでしかできないことを探すも手
ダメな時の対策:仕事編

人間関係と双璧ともいえる「うまくいかない」筆頭が仕事ですね。
やけに失敗しまくって周りから白い目で見られる、お得意様相手に失態、そもそも仕事が向いてないと、これもまたうまくいっていないと感じる理由はキリがありません。
というわけで、次は仕事に行き詰ったときの対処法を見てみましょう。
失敗から学ぶのがそもそも普通
どれほど長年仕事に従事していても、完璧に仕事を遂行できるのは飛び抜けて才能や適性がある逸材だけ。ましてや最初から合格ラインを超える結果を叩き出せる人など、それこそスーパーマンの類でしょう。
誰でも彼でも、少なからず最初は失敗に失敗を重ねているわけですね。
優れた結果を出している人の多くは、失敗のたびに何が悪かったのかを分析しています。
能力があったから成功しているというのは半分は本当ですが、それ以上に失敗理由の分析や対策に力を注いでいます。
もっとも、これに関しては冷静な頭がなければ「自分が無能だから」とか「どうしようもないクズだから」という救いの無い答えしか出てきません。
失敗したときには真っ先に心を落ち着かせることと責任を必要以上に感じないことが何より大事です。
というわけで、仕事でうまくいかない時の基本的な対処は以下の通り。
- なぜ失敗したのかを分析してみる
- 理由と一緒に対策も!
- 何よりまず冷静に!
- 必要以上に気にしない
- 失敗は誰にでもあるものと言い聞かせてみる

いや、「失敗に学ぶ」とかやろうとしてもできないこと筆頭じゃん……
とにかく、まず一番は「仕方ない」と割り切ることです。そして自分の得意分野を見つけて、それを活かす方法を考えることも大事ですね。
え、これも難しいこと筆頭だって?
そもそもその仕事に向いてる?
自分の適性やできることをしっかりと把握するのも、うまくいかない時に方向転換する助けになります。
小難しく考えず、簡単なことでいいのです。「あ、これ好きかも」とか、「こういうのはそこそこ自信がある」とか、あるいは「これで褒められた」「ほかの人にはないこういう技能がある」みたいなものでもいいでしょう。
そういう得意をうまくいかない原因を乗り越える手段に当てはめていけば、もしかしたら攻略方法が見つかるかもしれません。
ようは結果を出せばいいのですから、前例や1つのやり方に固執する理由はありません。
向いてないことや苦手なことを無理矢理努力でカバーするのもある意味素晴らしいですが、特にメンタルがやられそうな時は少しでも得意な方、やれそうな方法で突破することを考えてみましょう。
向いてないと感じた時は、特に以下のことを検討してみてはどうでしょう?
- 1つのやり方しかないと考えない
- 苦手なことだと思ったなら方向転換を検討!
- 自分の得意と苦手を見つけよう
- 根性論で頑張りすぎない
- どうしても仕事が向いてないなら転職も視野に
逃げる、逆転と考えている方が真っ先に思い浮かぶ手段は、まあ転職がメインでしょうね。
というわけで、とっくに転職も視野に入れられている方、したいけど今ひとつ勇気が湧かないという方に対して、いくつか使えそうな転職サービス、転職サイトを見つくろってきました。
まあ使う使わないは自由ですが……こういう場所でスタッフの人に相談するだけでも無能脱却の糸口が見つかるかもしれませんよ。
今の環境から抜け出したい人向け
どう生きればいいかわからない人向け
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他の人も見てみよう
上手くいかずに困っているなら、1度手を止めて他の人を見てみるのもいいかもしれませんね。
もしかしたら、頼めば手伝ってくれる人がいるかもしれません。仕事が終わらなくて困るのはあなただけではありません。おそらく、他にも影響が出てしまいます。
何が言いたいかというと、プライベートやちょっとした雑用よりも誰かが手伝ってくれる可能性も高いというわけです。
まあ、そういう状況を毎回利用するのはそれはそれで問題ですが……仕事で煮詰まって落ち込むくらいの人ならば、悪用することも少ないでしょう。多少人に肩代わりしてもらうとか相談に乗ってもらうくらいなら、文句を言う人も少ないはずです。
あるいは誰も手伝ってくれないまでも、現状打破の糸口があるかもしれません。
自分のことを考えるより人のことを見ている方が、案外色々思いつくことだってあります。
- 他の人に手伝ってもらう事も視野に入れよう
- ベテランに相談してみてもよし
- 「このまま仕事が滞るよりマシ」でもある
- 周りを見て何か思いつくことも……?
- ただし手伝ってもらって当たり前だと×
一旦原因から離れて休むのも立派な対策

状況や人によっては「遊んでいる」「逃げた」とマイナスイメージを理不尽に植えつけられる可能性もありますが……そうはいっても気力が足りなければいっそ気分転換してみるのも立派な対策ですよ。
そもそも、気力不足な状態で身をすり減らして頑張ったところで、大概何も解決しないまま病気になるなり力尽きるなりして終了です。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」とは言いますが、ハッキリ言ってあんなもの限定的な状況でしか言えません。少なくとも、気力がすり減ったり精神的にダメになりそうな時にするものではありません。もっと失敗して初期の力が余っているときに適用されるべき言葉です。
気分転換して、心も体も充実した状態でまた挑戦する。少なくとも私の中では、失敗してにっちもさっちも行かなくなった時の鉄則。
どうしても無理とか、どうしても何も浮かばない時は、思い切って1回投げ捨ててみるのも立派な手段。手放して完全に離れることで、見えてくるものもあるでしょう。
休むと決めたらそのことを考えない!
さて、休むと決めた時にありがちなのですが、結局失敗や挫折をそのまま引きずってしまうんですよね。結果、気になるあまり万全でないのにすぐ戻ってしまったり、休んだところで大して意味が無かったり……。
休むと決めたら、全部捨てるくらいの勢いで忘れ去ってしまいましょう!
仕事の失敗も恋人との別れも、休むと決めたその瞬間から知ったことではない。それくらいの気持ちでゆっくり寝て、食べて、遊んで、そして戻ってきたときにまた考えればいいのです。
そもそも、万全からは程遠い回らない頭でまともな対策が思い浮かぶ方が稀。破れかぶれにあれもこれもと試したり無理矢理現状をどうにかしようとするより、完全復活してフルパワーで挑んだ時のほうがはるかに良い結果が出せます。
とにかく、どうしてもダメな時は意識してでもそうなった元凶とか焦る気持ちとか、そういうのはすべて忘れる。頭から追い出す。そして、よく寝て、食べて、遊んで、次に備える。多くの場合、下手に動くよりそっちの方が効果的です。
何もかもダメな時ほど焦らない

というわけで結論を言うならば、「何もかもうまくいかない時は、まずどうする以前に落ち着く」というのが私の結論です。
そこから先どうするかは、冷静な自分に聞いてみましょう。元気なようなら対策を立てる、ダメなようなら休む。それでいいのです。
そもそも長い人生です。よほど重要な案件でもない限り、焦ったところで良い結果は生まれません。一旦冷静に考えて、誰が悪いとか自分の能力がどうだとか抜きにして、フラットな気持ちで自分なりの最適解を選んでいきましょう。
ダメな時こそ深呼吸、です。
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