自分で決めるということは、自分の道ややることに責任を持つこと……などといいまして、どんなどうでもいいことでも、「決める」というワードが出てきた時点で重い意味を持つような気がしますよね。
というわけで、「もう自分じゃわかんない!」「なんでもいい」「人に決めてもらおう」と、今回はそういう考えになりがちでちょっと自分でも困っている人に向けて、少しでも自分で物事を決める方法について考えていこうと思います。
そもそも「決められない」気質の人は多い
やり方なんていきなり学んでも、気持ち的に「これじゃダメだ!」と自分を追い詰めてしまうのでは、実践するのもなかなか難しいです。なんせ、「やる以上は完璧な選択をしなければ!」と自分にプレッシャーをかけて、結局その「完璧」が何かわからずに心が折れてしまうケースも多いわけですから。
というのも、もともと日本人は物を決められない性質を持っている人が多いのです。なんというか、物事を重く捉えてしまって身動きが取れなくなる人が多いわけですね。
「100点満点が当たり前」「努力と苦行を常としない奴は終わってる」などなど、自他に無茶なハードルを課して雁字搦めになり、最後には自分で何かを決めたり成し遂げることを諦めて100点満点な(ように見える)人の後ろを歩こうとする人ばかりです。
慎重堅実と言えば実質その通りなのですが、決断という意味合いに限っては自分の芯がなかなか持てず、外部基準に自分の価値観をゆだねている人も少なくありません。
大丈夫、あなただけではないです。
自信ありげに見える人も、その多くは常識や成功者という外部基準に自分を同化させている人ばかりです。
自分のやりたいことに向かってリスクを背負ってでも行動している人はいますか?
そもそもやりたいことを「医者」「弁護士」といった職業名ではなく、「こういうことがしたい」と具体的に言える人はいますか?
友人や同僚と一緒にイタリア料理店に行って「今日はカレーが食べたいから」となぜかメニュー表の端にあるカレーを誰にも勧められてないのに頼める人がいますか?
おそらくは、いたとしてもごく一握りのはずです。
自分の決断力の無さを本気で悔んだり恥じる人も多いですが、結局きちんとした自分の芯を持っている人なんてほとんどいないわけです。どうか安心してください。
さて、まずは「みんな決められない」とぶちまけてご安心いただいたところで、次から本題に入っていきましょう。
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