世の中見てみると、自分のことが嫌いな人があふれていますね。
まあ、世間が悪いよ世間が。とはいえ、それを言っても詮のないことですが……
ともあれ今回は、自分嫌いな人に対して言いたいことをぶちまけて、少しでも自分嫌いの人がマシな気持ちになれればなと思っています。
上をひがみ、下を嘲るのが人である
いわゆる自己肯定感というやつが低い人あるあるですね。
身近に自分より出世したりお金を持っている人がいれば、なんだかそれが気に食わない。でも自分よりも弱い奴や恵まれないやつがいると、同情よりも軽蔑を覚える。
正直、全体的に世の中こんな感じじゃないですか?
「苦行にまみれてやりたくない努力をひたすら続け、その上で結果を出した奴だけが偉い」
そんな言葉が実際に正論かどうか、当てはまっているかは基本どうでもいい。ただ、「こういう理屈が善であり正論でなければ困る」みたいな人が大勢いるのは間違い無いですね。
結局自分以上の苦痛を味わった(と自分たちが考えている)奴しか幸せになる権利はないし、それ以外の全ての人間にはモブキャラ以外になってはならない。
結局は血統主義
世の人は「正当な努力をして成り上がった奴は認める」とか「実際に偉大な奴は認める」など抜け抜けと言い放つでしょう。
でも、実際彼らが素晴らしい努力家や人格者として崇拝するのは、生まれながら恵まれた人たちのみ。
結局封建制の絶対的なカーストがみんな好きなんですよ。だって絶対に自分未満の存在がいるって安心感が得られるわけだし。
まあ、「自分が自分であるだけで偉いと認めて欲しい」みたいな考え方が屈折した結果でしょうよ
偉い人は生まれた時から偉くあるべきだし、モブが偉くなるのもゴミ以下の身分のやつらが人権を手にするのもダメ。
いろいろ余計なことまで書き込んだ気はしますが……「こんな自分が嫌!」となる人や人生諦めた人たちは、勝手な「常識」とか何とかと言われる価値観に引っ張られてどんどん自信がなくなっていくわけですね。
全部が短所の人など奇跡に等しい!
さて、そもそも世間が個人の自己肯定感を踏みつぶす風潮があることを無駄に熱弁したところで……ようやく本題です。
長所と短所はコインの裏表
自己嫌悪感が強い人はだいたい、口をそろえて「私には長所がありません!」と嘆いている場合が多いです。
実際、そういう人の境遇を聞いたりすると大抵は否定に否定。「なんでこんな事も出来ないんだ!」「使えねえ!」などと、まあ俗物に好き勝手言われてるケースが多いわけですね。
ですが、実際そんな短所しかない人間がどこにいるのかというと、実際そんなことはない。
ちょっといくつか例えを出してみましょう。
優柔不断⇔慎重
怒りっぽい⇔熱血
流されやすい⇔感受性が高い
などなど……ちょっと大喜利っぽくはなりますが、短所も場所が変われば長所になるケースも多いです。
結局人の長所と短所はコインの裏表。状況によって長所は短所になりますし、当然その逆も言えます。そういうもんです、人というのは。
求められる力と長所は合致してますか?
短所が長所になるためには、まず自分の置かれている環境を見直してみましょう。
短所が長所に変わるということは、裏を返せばどんな長所も場所を間違えれば短所にしかならないということでもあります。
例えば明るく人がよくておしゃべり好きな人が、慎重な作業が必要な技術者と一緒にいたのでは仕事の邪魔です。
技術者的でストイックで真面目な人も、接客の場では単なる暗くてジメジメした奴です。
全国にチェーン展開してる大手飲食店の社長も、関連する職歴がない限り、プログラマーや建築士としては無能もいいところでしょう。
どんな天才でも、適性に合わない場所にいてはいつまで経っても無能のまま。努力で多少サマにはなることもありますが、他人と比べて頭ひとつ抜けることはまず有り得ません。
無能で役立たずな自分が嫌いなら、まず自分を責めるよりも能力と適性を疑ってみてはどうでしょう?
逃げる、逆転と考えている方が真っ先に思い浮かぶ手段は、まあ転職がメインでしょうね。
というわけで、とっくに転職も視野に入れられている方、したいけど今ひとつ勇気が湧かないという方に対して、いくつか使えそうな転職サービス、転職サイトを見つくろってきました。
まあ使う使わないは自由ですが……こういう場所でスタッフの人に相談するだけでも無能脱却の糸口が見つかるかもしれませんよ。
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そこにいる人は「その場のあなた」しか知らない
特に人から「お前はどうしようもないクズだ」みたいなことを言われて自己嫌悪に陥っている人に言いたいのですが……そもそもその人が、あなたの何をどれだけ知っているのでしょう?
例えば仕事上のことであれば、相手は仕事をしているあなたしか知りません。しかも、営業職なら営業しているあなた、事務職ならデスクワーク中のあなた、店勤めなら接客や品出しをしているあなたしか、その人は知らないわけです。
不得手なことをしていたり向いていないことをしたりしてたら、まあ無能に見えるのもある意味道理ですね。
繰り返しますが、どれだけの天才も適性が壊滅的な仕事をしたり絶望的に向いていない方法で物事を成そうとする場合、その時ばかりは誰の目から見てもゴミ以下の無能です。
「自分には自分の良さがある」。別に誇る義務も開き直る必要もありませんが、そのことだけは忘れないでください。
すぐに出ない芽もある
さて、そうは言いましたが、実際には「天職に就けばすぐに結果が出る」というものでもありません。中には、「向いてるけど結果が出るまでには時間がかかる」という晩成型の適性もあるでしょう。
向いていないことをいつまでも続けるのは辛いし無駄なことではありますが、すぐに見切りをつけて次のことを始めるのも、あまり良い手段ではありません。
やることを変える前に、まずやり方を変えてみるというのも大事なことですよ。
ようは大半の仕事は結果が出ればいいわけですから、「これしか正解はない!」と考えず、いろんなアプローチを考えてみるのも忘れないでください。
嫌われてるとマイナス補正で見られるのも道理
大半の人間にとって、嫌いな相手というやつは無条件で存在価値のない虫けら同然の存在です。
当然、何をしてもマイナスイメージしかつかないわけで……そういう相手の意見を真摯に受け止めるのは、精神衛生上に限れば害しかありません。
それこそ、「長所も短所も表裏一体」というやつですね。
優しい→媚び売りまくりの気持ち悪い偽善者
冷静で理論的→情の無いサイコパス風
明るい→薄っぺらで中身がない馬鹿
おとなしい→暗くてジメジメした陰湿野郎
誇張無しで、これくらい改悪して記憶されているものです。
勝手な偏見をぶちまけて申し訳ありませんが、嫌いな相手の長所を見つけるのは、その辺の主婦がゴキブリのいいところを答えるのと同じくらい難しいことではないでしょうか。
聞き入れるのは自由だしごく稀に正論も含まれているかもしれませんが……そういう意見に自分の価値をゆだねてしまうのは百害あって一利無しです。
何をしても誰かには嫌われる
これもまあ、世の中の真理ですね。何をしても必ず嫌われる。どんな完璧超人も、万人から好かれることは絶対にないのです。
利害、嫉妬、性格の不一致、恨み、顔が不快、何となく、単純な生理的嫌悪などなど……人間、様々な理由で人を嫌うものです。
これはある意味自然の現象で仕方ないことであって……当然、そんな感情を自分も他人も誰かに向けているのはまず間違いありません。
あなたが誰かに嫌われているのは真っ当な理由なのか理不尽な言いがかりによるものなのかはわかりませんが、何にしても嫌われるのは仕方がないことです。
ぶっちゃけ、気に病んでもしょうがないことなんですよね。なんといっても自然の、生理現象に等しいものですし。
世界のどこかに今のあなたを嫌う人も必ずいますし、理想通りのあなたを嫌う人も絶対に存在します。
あなたを好きな人もいるんでない?
ぶっちゃけどんな聖人君子でも嫌われるのなら、当然その逆もあるわけでして。
どれほどのクズでも、どれだけ周りのことを顧みない自己中でも、世界中のどこかにその人を好きになる人物は出てきます。
しかもどうしようもない奴を好きになる人、意外と同類ばっかじゃないんですよね。真面目で優しい人が「なんでこんなのが?」と首を傾げたくなるような奴に長所を見出して好きになるケースも少なくありません。
つまり、あなたのことを好きな人もどこかにいるわけですね。
意外と身近にいるかもしれません。特に追い詰められているなら、嫌われてる理由を探すよりも好きでいてくれる人を探しましょう。
反省や性格の改善は、気持ちが安定してからのほうがはかどります。
とりあえずしょうがない
と、口で言うのは簡単ですが……とりあえず自己嫌悪の気持ちも「今はそういう時なんだろう」くらいの気持ちで流してみませんか?
あなたには短所も山ほどあるでしょうが、同じだけの長所もあります。
たまたま性格と環境が噛み合わないこともありますし、その時だけ何故か全部がダメな日もあります。
苦しい時に歯を食いしばって耐えるのが大局的には大事な時もありますが、そういうタイミングが毎回のように襲ってくるものではありません。
何にもならない自分が嫌いとか、誰かに嫌われた自分はダメな奴だとか……そういうことを考えてしまう時は、一旦考えるのをやめて、自分が好かれる環境やタイミングもあることを思い出してみましょう。
ダメなことばっかりな奴なんて、まずいません。嘘だと思っても、とりあえず頭の中ではそういうことにしておきましょう。どこかでそれが本当になるかもしれませんよ。
最後に
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コメント
しゅんみんさん、はじめまして。
ついこの間からブログ読ませてもらってます。
色々と悩んだり苦しい思考とか感情に飲み込まれることが多くて、しんどくなることが多いんですが、ブログを読んでいて内容が共感できたり何か精神的に肩の荷が少し下りるような気分になったりして、助かります。あと、純粋に面白いです(笑)。
これからも記事投稿頑張ってください、応援してますね。
ピルロ様
応援ありがとうございます!励みになります!
面白がって読んでいただけて、肩の荷も降りたとあれば私から言うことはありません。それだけで報われた気持ちになります。
是非当ブログをこれからもよろしくお願いいたします!