「人生ドン底だ!」なんて、不幸が続くとついつい思ってしまいますよね。
何をやってもうまくいかない。むしろ行動するたびに悪い方向へ向かっていく。
どう考えても抜け出せる未来が見えない。もう無理、死なせてほしい。
実際、5年ほど前まで私が思っていたこと。というか、ドン底を脱したはずの今でもたまに思ってしまいます。
いつ抜けるかもわからない黒い絶望のトンネル。進んでも進んでも光は差さないし、むしろ以前より息苦しくさえなってるような感覚すらある毎日。
はたして、本当にドン底を抜け出せる日は来るのでしょうか?
今回は、現状の私が感じていることをつづっていこうと思います。
結論・わからん
いきなり無情な事を言うかもしれませんが……絶望の連鎖や不幸な境遇を抜けだけるかどうかは、考えても答えは出ません。
もしかしたら、明日には急に転機が訪れて抜け出せるかもしれない。あるいは一生このままなのかもしれない。
「底が見えればあとは上がるだけ」とはよく言いますが、正直今の私はこの言葉には半信半疑といったところです。
実際、ドン底を味わって死んだ顔をしている人の今の境遇は、普通の人の良くも悪くもない状態と比べるとはるかに酷い。もしかしたら、普通の人なら無かったことにしたくなるほど救いがないかもしれません。
「この上ない幸せ」にもまだまだ上があるのと同じく、不幸と絶望も同じくらい際限がありません。
今見ている不幸のドン底が本当に自分の人生の最底辺なのか、それともまだまだ地獄の入り口にすぎないのか……それは神のみぞ知るといったところ。
このような記事を読んでいる人にとっては絶望に見えるかもしれませんが……本当にわからないんです、誰にも。
だから、「いつまで不幸でいるのか」と言われても、究極的にはわかりません。
とか言いつつこの筆者、手相見れますからね。
大体のアタリはつくだろうに、あえてこんな言い方する……
まあ私も占いとかその辺信じてませんが
手相を見てもわかるのは「今のままいけばどうなるか」。行動1つで良くも悪くも簡単に変わる運命なので、断言するのは本当に難しいです。
いつ抜け出せるかわからないということは……
さて、「わからん」とだけ聞くと、何だかネガティブに思えてきてしまいますよね。
実際、「一生このままなのか……」と途方に暮れる方もおられるかもしれません。
ですが、安心してください。一生このままなのかも、あるいは明日いきなり急展開で不幸な環境を脱するのかもわからないのです。
人生というやつは厄介なもので、死ぬ瞬間まで自分の人生がどうなるのかわかりません。
もしかしたら一生不幸という地獄の中で生きるだけの惨めな人生なのかもしれませんし、どこかで不幸を脱却してバラ色の生活を送るというご都合主義のような急展開が待っているかもしれません。
人生の筋書きというものは、過ぎてみなければわからないものなのです。
余計な期待をすべきではありませんが、絶望することもありません。今できること、今やりたいことを少しでも多くやりながら、「いつかどうにかならないかなー」とぼんやり考えてゆっくり過ごしましょう。
自分から諦めて、わざわざ幸せになるためのきっかけを減らすこともありません。
…………まあ、なんだ。
とりあえずもっと不幸になるのかも不死鳥のごとく復活するのかもわからないんです。
運の悪さ、間の悪さがいつまで続くかもわからない。
奇跡の逆転劇を夢見るのも馬鹿らしいでしょうが、死ぬまで不幸と最初から諦めるのもしんどいです……
意外なものに救われることも……?
はっきり言って、人生についてわかった顔で偉そうに語ることは誰でもできます。というか私も現在進行系でやってますね。
ですが正直、人生にはわからないことが多い。偉そうにすべてを語るにも、不確定な要素が多すぎます。
しょーもない、取るに足らないミスで路頭に迷うこともあれば、絶望の人生がつまらないことから謎の急展開を迎えることがあります。
例えば明日不運にも車に轢かれて大ケガをして、入院先で出会った人が大企業のお偉いさんで、気に入られて取り立てられることもあるかもしれない。
あるいは「寝付きがいい」という存在自体謎の特技について、誰かから「本を出版してほしい」とお願いされるかもしれない。
奇跡というのはいい方にも悪い方にも起こることはありますが、意外と起きます。
当然、自分がその対象になるとも限らないし悪い方の軌跡を引き当てることもあるので世知辛いにもほどがありますが……まあ、もしかしたら、どうでもいい要素が救いになるかもしれませんね。
期待するようなことでもありません。ただ、「そういうこともあるか」くらいに思っとくと、何だか気持ちが軽くなってきませんか?
試練だの課題だの罰だの、そんな理由付けって正直いらないです。
これまでは運が悪かった。でもこれからはわからない。
これ以外に何もないです
人間万事塞翁が馬!
塞翁が馬ということわざを知っていますか?正式には、「人間万事塞翁が馬」です。
ある時馬が脱走したのを見て、周囲の人はガックリ落胆した。だが占いが得意な塞翁だけは「これは幸いとなる」と予言。果たして馬は駿馬を連れてきて、本当に幸いとなった。
だが塞翁は今度は「駿馬は凶兆」と言い出した。すると駿馬のせいで塞翁の息子は足を怪我してしまった。
息子の怪我に対して塞翁は不謹慎にも「吉兆だ」と言い出した。
その後戦争によって村に多数の死者を出したが、怪我をした息子だけは兵役を免れて無事だったのである。
要はこれが塞翁が馬の語源です。転じて意味は「吉兆なんてよくわからんし、何がきっかけで人生がどう転ぶかもわからん」となります。
大昔からこんな言葉があるんだから、まあ人生の吉兆なんて考えない方がいいですね。それよりも、今できることを考えた方が建設的です。
それが簡単にできたら苦労なんてしないですけどね!
しんどい時ほど意識してほしいもの
さて、私が「ドン底っていつまで続くの?」という疑問に答えられることはこれくらいでしょうか。
ですが「わからん」だけでは、おもしろくもないですよね……。
というわけで、個人的にドン底のときにこそ忘れてほしくないことをひとつ。
抜け出すための努力、そして努力の方向性を定めるために考えること。
どちらも大事ではありますが……まずは少しでも楽しいことが見つかれば楽しむこと。これを一番大事にしてほしいです。
この先幸せになるのか自ら首をくくるのかはわかりません。わかりませんが……どうせ最後には死ぬと言うなら、せめて人生を少しは楽しんでから死ぬのが理想。
最後まで苦しみ抜いて、楽しめることも楽しめなくなって人生が終わるのは、正直一番面白くありません。
どうせこの世に生まれたのです。せめて世の中にのあちこちに転がる楽しみの一端くらいは、拾ってもバチは当たらないのではないでしょうか?
やりたいことが活力に?
正直、重度のうつ病なんかを患ってしまったらこの限りではありませんが……まだ多少の気力が残っているうちなら、やってたいことを始めてみましょう。
新しい趣味、旅行、あるいは副業……気になるならなんでもいいです。
なければ、とりあえず行きたい場所でも決めて旅行に行きましょう。インドアな方なら観たい映画を全部観るとかでも構いません。
今いる場所がつらいのなら、生活圏を広げてみる。これが何だかんだ手っ取り早い解決策になります。
何もかもダメでお先真っ暗という時こそ、思い出づくりくらいの気持ちで新しいものに手を出してみるのも手ですよ。
それが不幸を脱却するための助けになるなら万々歳。例え何にもならなくても、気分転換になるならやる意味はあります。
ドン底で一番避けるべきこと
人生のドン底で最も避けるべきは、心が状況に耐えられなくなることです。
なかなか難しいかもしれませんが……何よりまず心の健康を保つことを第一としましょう。
ドン底の暮らし方として、よく「意識を高く」とか「努力で突き破れ」と言われることがありますが、私からすればそんなもの二の次です。
なによりもまず心が健康でなければ、まともに何かを頑張ることも、意欲を持つことも不可能です。
まずは楽しいことやおもしろいこと、興味があることを見つけて、それらを楽しむことを主軸にすべきです。
そうしているうちにやる気が出てきたら、その時にやるべきことを頑張ればいいのです。
漫画じゃあるまいし、スナック感覚でポンポン限界を超えるとか不可能です。
まずは一休み、一眠り……そのあと楽しめそうなことを楽しんで精神的に立ち直り、頑張るのはその後です
やりたいことを見つけたらやってみよう!
とりあえず自分のやりたいことや目標が見えているのなら、歯を食いしばって頑張るのも手でしょう。
ですが、いわばドン底は挫折や絶望の集大成。ドン底を味わった人のほとんどは、目標も夢も持っていないのが現実です。
そんなときは、とりあえず気になったことに手を付けるのが吉でしょう。
何をやっても絶望しかないときこそ、自分の道を定めるいい機会なのかもしれません。
どうせ無駄なら、せっかくなので楽しいこと、好きなことに労力を投資してみましょう。
それで道が開ければよし。万一ダメでも、気持ちだけは多少前向きにいられるはずです。
語弊を恐れず言えば、ドン底というものは体感によるところが大きいです。
たとえわずかに救いがあっても、疲れてネガティブになっちゃってたら小さな救いや光明なんて見えないですよね
どうしても無理なら休むしかない
絶望ばかりを見せつけられ、楽しむどころか生きる気力も残っていない……
こういう場合は、もう仕方ありません。
素直にゆっくり休んで、のんびりと過ごしましょう。
やりたいことも楽しむ気力もない時は、エネルギーが完全に枯渇して、危険信号が出ているタイミング。
こういう時に無理をして動いてしまうと、いちばん大事な心の元気を失ってしまいます。場合によっては、壊れてしまうこともあるでしょう。
仕方ありません。どれだけ強い精神を持っていても、無理なものは無理です。
動くに動けないときはしっかり休んで、何もしないことも大事なのです。
ここでいちばん大事なのは、休んでる自分を責めないこと!
グータラ寝て過ごしていると、「それよりやることがあるだろう」とか「そもそもこうなったのは自分のせいでは?」とか、色々と自分を責めるような気持ちが湧いてきてしまうもの。
ですが、はっきり言ってグータラ過ごすのも、不幸を超えるために大事なものです。
じっくり休むのは何もしていないのと一緒ではありません。鋭気を養っているんです。
それを忘れず、遊ぶための力が湧くまで、ゆっくりじっくり体力回復に努めてください。
頑張るのは一番最後!
ドン底に追い詰められるとついつい「頑張らないと」と思ってしまいますし、抜け出す方法を調べても「死ぬ気で頑張れ」みたいな文言は必ず出てきます。
ですが私個人の意見を言うと、頑張るのは工程の一番最後。めいっぱい休んでめいっぱい遊んで、気力が充実してきたときにやることです。
基本的に頑張らないとドン底は抜け出せませんが、気力がなければそもそも頑張ることはできません。
ドン底のときの過ごし方は長期戦です。
休んで遊んで気力という土台を作り、土台の上で何を目指すかを決め、それから目標に向けて頑張る。
誰がなんと言おうが、私の中での鉄則はこれです。
当然賛否はあるでしょうが……本当に苦しい状況にあるのなら、ひとつ参考にしてみるのも手かもしれません。
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