いじめといえば、今も昔も「いじめる奴が悪い」というのが大半の人の見解です。
ですが、今の世の中は様々な価値観のせめぎ合い。
「いじめられる側にも相応に問題があるのではないか」
「弱いからいじめられる」
あるいはさらに飛躍して「いじめは正義!やられる側が100%悪い!」なんてぶっ飛んだ意見も、ある程度の支持を受けていますね。。
ぶっちゃけ、個人的には「原因や要因こそいじめられる側にあれど、『どっちが悪い』という“非”だけで語ればいじめる側が100%悪い」と思ってしまいます。
……ま、それを説いたところで、結局どちらもヒートアップしちゃいますよね……。
今回は何を言っても聞いてくれない「いじめ正義」な連中なんて無視無視。まだ話が通じ方ないじめられる側、およびその擁護者に対して意見を述べていきましょう。
どっちが悪いかは“どうでもいい”
いじめ問題を責任や善悪の観点から裁くのは、私も大事な事だと思います。
ですが、外野が「誰が悪い」と議論をやっているうちにも、いじめられっ子の精神は現在進行形でダメージを受け続けています。優先順位で言えば裁判よりも、まずは彼らいじめられっ子を地獄から救い出すのが急務でしょう。
その上で語弊がありそうな言い回しをしますが……いじめられる側の環境をどうにかする上で、「いじめる側といじめられる側のどっちが悪いか?」という問題はナンセンス。
悪い奴を特定・断罪したところで、いじめそのものがなくなる保証はありません。
例えば、ご存知の通り万引きは犯罪です。やっちゃいけない事です。
ですが、今目の前で万引きしようとしている人に対して「それは犯罪だぞ!やめるんだ!」と注意したところで、いったい何人がやめるでしょうか?
大抵は「わかってるよ!」とか「うるせえ!!」と、こっちの言葉を無視して結局万引きするでしょうね。
いじめに関しても、これと同じことが言えます。
「悪いことだ!」と指摘しても、馬鹿正直にやめるような人間はまずいません。
それどころか下手に煽ったせいでいじめが悪化する可能性すらあります。
悪人の良心に訴えても意味なんてないし、いじめに対して「それは悪いことなんだ」なんて言い出しても、残念ながら誰もやめません。
特に外部からいじめを止めようとする人は、そのことをよく知っておく必要があるでしょう。
自分で動かなければ状況は変わらない
10:0でいじめる側が悪いと思っていても、実際それが本当の事であっても、結局いじめる側は絶対にやめてくれません。
いじめの動機が娯楽なのか正義気取りのつもりなのかは知ったことではありませんが、それこそ万引き犯が万引きをやめないのと一緒の理屈ですね。
精神的にボロボロにされたうえで「なんで被害者の自分が」と考えてしまう気持ちもわかりますが……ここはそれは置いておきましょう。
嘆いても現状は変わりません。
さしあたって、採れる手段は
- 逃げる
- 立ち向かう
これだけです。
いじめなんて基本は隠れてコソコソやるものだし、基本的にみんなが一体となって行うもの。
他の人が気づいて止めてくれる可能性は極めて低いでしょう。
仮に「やっちゃいけない事だ」と気づいた人がいても、どうでもいい奴のために自分がボコボコにされるのも嫌なので、無視することは少なくありません。
助けは待っててもやってこない。自分から現状を抜け出す算段を立てるようにすべきです。
周りは「止めたら自分がいじめられる」と考えて動けないでしょうし、下手すりゃ「一緒になっていじめる」なんて選択をする卑劣な奴すら少なくない。
他の人の自己犠牲なんて期待しても無駄ですよ。みんな自分がかわいいし、そのためによく知らない奴が例え死んでも知ったこっちゃないです。
打てる手があるなら自分で打つしかない
いじめられる側が悪いという意見は論外
もののついでに言及しときますが……「いじめられる側こそが真に責められるべきだ」という意見。
これは論外です。話になりません。
言ってしまえば「万引きは被害を受けた店が全面的に悪いんだから、万引き犯は無罪であるべきだ!」と言ってるようなもんです。
「盗られる側が悪いんだからどんどん盗んで構わない」「盗みは店に窃盗の危険を教えるための義賊行為である」なんて言ってる人がいたら、さすがにヤバい奴ですよね。
「弱い奴がいじめられるんだから、悔しかったら強くなればいい」
「いじめはそいつの欠点に対する警告だ」
私には、これらの言い分は万引きの正当化と同じようなものにしか聞こえません。
いじめっ子を感情的に責める人にも言えますが、「要因」と「非」を一緒くたに語れば解決はできません。
もっとも、いじめを正当化してる連中は解決の必要性を感じてないのでしょうがね……。
いじめられる側はまず原因を探そう!
何よりまず、いじめは楽しいからやってます。そこに崇高な理由なんてありはしません。
ですが、いじめのターゲットに選ばれるには何らかの要因が存在するのも事実。
もし逃げることが可能なら、逃げるのもいいでしょう。
しかし逃げの一手を打てない状況であっても、まず原因を知ることでターゲットから外れる算段を立てることができるかもしれません。
例えばいじめのターゲットに選ばれるもっともポピュラーな理由が、「相手からの反撃を受けないから」。
つまらん連中がいじめに対してよく「強くなればいいじゃん(笑)」なんて煽ってますが……実際に打開を狙うなら有効な手段となり得ます。
当然、何が何でも打開しろと言ってるわけではありませんよ。
ただ、原因を知れば選択肢が増えるのは間違いありません。
特に弱いものいじめをされているならば、反撃は有効な手段。
実際にそれをするのか/できるのは別としても、色々な選択肢があることでそれが役に立つ時が来るかもしれません。
「いつか使える手段」をストックしておくという意味でも、原因を知ろうとするのは大事ではないでしょうか。
以下の場合は即刻逃げるべし
「原因を探れば反撃の糸口も掴める!」
まあ自分で言っておいて何ですが、口にするだけなら簡単です。ですが、現実はそう甘くないという事で……
ぶっちゃけいじめの中には、自力ではどうやっても解決できないものがあります。
今回は、マジで打開が無理そうな場合を上げていきます。以下のケースに当てはまったら、すぐに逃げるようにしてください。命あっての何とやら、です。
1.権威者や明らかな強者が絡んでいる
権威者が絡んでいたのなら、何をやっても無駄だとあきらめてさっさと逃げましょう。
例えば学校だと担任教師だったり、会社なら上司や経営陣なんかがこれに当たりますね。
いい歳こいていじめに加担するような奴はどうかとは思いますが……まあ、腐っても権力者。
立場の弱い我々が何を言ったところで、権威パワーで都合よく事実をねじ曲げられるのが関の山です。
私もいじめを受けていた時にはしょっちゅう反撃はしてましたが、教師陣や教育委員会が絡んで逆にいじめ加害者にされたこともあります。
歴史上の例を見ていても、陰湿で性格がねじ曲がった権威者を倒すのは、圧倒的多数の力が無いと無理。
残念ながら、いじめられてる時点であなたは少数派です。そんな人がどれだけ孤軍奮闘しても、権威と数には勝てません。
2.孤立無援でみんな敵
そもそも、いじめられっ子は孤独です。味方なんて、例外でもない限りいるわけがありません。
まあ「〇〇菌だー!!」みたいな面白がってやってるだけのいじめなら、まだ何とかならない事もないでしょう。
ですが、明らかに敵意を向けられ、それこそ殺しても構わないくらいのノリでいじめられる事もあります。
いじめに関して正義だ何だとお題目を並べられているなら、もう打開は無理ですね。
この場合も変に抵抗せず、さっさと逃げましょう。
何を言っても何をしても、多数決であなたが悪者にされて終わりです。人間、数の多い方を圧倒的に信じやすい生き物ですしね。何より袋叩きにされて何とかなるわけがない。
権威には単独では勝てませんが、同じく数の差にも勝てません。
どうしても群れる方が強いし数が多い方が信用されやすいので、反抗も無駄に終わる可能性が高いです。
3.どうしようもない原因
ぶっちゃけ、「弱く見えるからいじめられる」とかなら、まだ相手をぶんなぐれば解決するかもしれません。
大人が人を殴るのは逆に不利になりかねないので、会社のいじめなら「堂々と言い返す」とかですかね
が、「キモいから生きてちゃいけない奴なんだ」「とにかくお前の存在自体が気に入らない」みたいなどうにもならん理由でいじめられてたら、もうお手上げですね。
非常に残念な話ですが、1度キモいというレッテルを貼られてしまえば、もう何をやってもキモいです。
黙って大人しく普通にしてるだけでもキモいです。
特に理由もなく、ただ何となく「キモい」という結果ありきでずっと見られ続けます。
そもそもいじめられる原因なんてロクにない事がほとんどで、理由なんて後付けです。
後付けの理由をどうにかしたところで、また別の理由を吹っかけられるばかりで意味がありません。
周りが飽きて他のターゲットを見つけるまで、ずっといじめのターゲットにされ続けます。
存在自体を否定されてしまったら、もうその人との関係を続けるのは無理です。大人しく逃げて、気の合う人と仲良くしましょう。
まず追い詰められている人に必要なのは相談先です。ひとまず相談相手を見つけて、自分の気持ちをぶちまけてしまうのが手っ取り早いですね。
というか、そういうつらい時に味方がいないのでは、基本的に立ち行かなくなってしまいます。
もし身近にそういう信用できる人がいないなら……ちょっとアレですがお金を出して雇ってしまうのも手。ビジネスである以上お互いその場の付き合いですし、気持ちをぶちまけても裏切りなどの心配はしなくて済みます。 以下、一例としてリンクを貼っておきます。
どうしてもという方は、後ろ向きでもいいので検討してみてもいいかもしれません。
▼電話占い
・その悩み有名占い師が解決します《電話占いヴェルニ》
▼オンラインカウンセリング
三十六計逃げるに如かず
まあなんだかんだ言っても、結局「逃げる」に勝る選択肢なんてそうそうありませんね!
いじめを無くすなんて、「言うが易し」の典型。どうにかしようにも、途方もない苦労が伴います。
ですが、なぜ自分がいじめられているのかを知れば、今後同じ理由でいじめられる可能性はグッと減ります。
特に逃げた先で平和に暮らすには、一度は考えといて損はないでしょうね。
今後またいじめられる可能性が減るというだけでも、原因を調べる価値はあります。
当然いじめはいじめる側が100%悪いですが、悪い奴に「お前が悪い」と言ってもまともに取り合ってくれません。
なんだか損してるような気がしてなりませんが……仕方ありません。
自分がいじめられる原因を少しでも無くすことで、今より少しでも快適な環境を作っていきましょう。
最後に
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手相占いは、あなたが持つ特徴や強みを見つけるのが大の得意。
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