即断即決できる人。決断力がある人。いいですよね。憧れてしまいますよね。
おおよそ「決断力」なんてワードで検索をかけてうちみたいな場所に辿りつく人は、決断力によほどの憧れをお持ちなのではと思っています。あるいは就活・転活に活かしたい人
ですが、現実はそう単純ではない。
今回は、決断力がある人の長所と短所について見ていきましょう。
決断力がある人の長所
前置きなど誰も望んでいないでしょう。今回はさくっと見ていきたいと思います。もしも就活や転活で「決断力がある」をPRしていきたい場合は、「このように言われた」みたいな例として役立ててください。
頼りになる
まず何より、頼もしく見えますね。非常に頼りになり、一緒にいて何だか心強く、頼もしいですです。
この頼もしさが、とにかく優柔不断な人が多い日本ではよく刺さります。
「この人に任せていけば大丈夫」「責任感があるからいざという時に頼れる」と、そう言われやすいのは、やはり決断力がある人でしょう。
チャンスを逃さない
物事は流動的です。極端な話、目の前のチャンスが数分遅れただけで綺麗さっぱり消え去っていた……なんてこともあるものです。
その点、決断力がある人は場合によっては即決もでき、何かあってもすぐ決めて動けるためチャンスを逃しません。
即断即決とはちょっと違いますけどね。でも即断は(やるかどうかは別として)得意なので、そのメリットを享受できることは多いです
狙ったチャンスを逃さず、ほぼ確実に捕まえる。これは大きな長所なのではないでしょうか。
責任感がある……ように見える
実際は決断力と責任感の関連性なんてわかりません。何なら、私は基本的にないと思っています。
ですが、世間は違います。「自分で決められるのはすごい」「自分で決めて、その責任を背負う覚悟がある」という判断を下す人、私がみる限りでは圧倒的多数。
つまり「責任感がある」と見られやすいです。
なんだかんだ言って、人は見栄えの良さを意識する生き物です。そう考えると、「責任感があるように見られる」というのは非常に大きな長所なのではないでしょうか。
主体性がある
内面の1番の強みは間違いなくこれでしょう。「周囲がやっているからやる」とか「人に言われたからやる」ではなく、自分で決めてやる。これができる人、実は結構少ないです。
主体性があるので人に言われなくても動けますし、迷いなく自分の思った正しい道を選ぶことができます。
自分のことは自分でがっつり決めてしまえるので、リーダーシップが必要な時はもちろん、自分から仕事を探す必要がある時、自分の人生の岐路、自分自身の生き方と、幅広い場所で自分の主体性を発揮し、行動できます。
この点は間違いなく、決断力がある人の長所と言っていいでしょう。外部に影響されずに物事を決められるので、何かの決断をした時の充足度や教授できるメリットが段違いです。
逆を言えば、自分で決められない人は外部に影響されまくるってことです。
その結果デメリットを押し付けられてから何か言っても、周囲からは「他責思考」と一蹴されて終わりですね
決断力がある人の短所
物事は基本的にトレードオフです。長所があれば、その裏には短所もしっかり存在しています。
というわけで、決断力が高い人にも当然のように短所もあるのです。
自我が強すぎる
他社に影響されずに物事を決める。これは言い換えれば、自我の強さを意味します。自我が強い人は決断力が高い傾向、間違いなくあると思います。
で、この自我が強いとどうなるかというと、おおよそ空気を読まないとか、自己中心的だとか、独善的だとか……おおよそこういった特徴のうち最低1つは内包しているものなのではないでしょうか?
自分で決めるからこそ、他者の意思が介在しない。すなわち他人の意見を受容しづらい。これもまた決断力の1つの側面です。
早とちりしてしまう
結局、自分1人の脳では物事を決めるのに限界があります。ですが決断力がある人は、基本的に何でも自分で決めてしまう癖がある人も多いでしょう。
他の人が分かっていた地雷や罠を気づかず踏み抜く、他人が口出ししないせいで後からわからないことが出てきて逆に時間ロス。こういうこともないとは言えません。
決断力が高いあまりに周囲のアドバイスを必要とするタイミングが少なく、仮に必要だと感じても十分な情報が集まりにくい。これもまた、決断力だ高いがゆえに生じやすい短所のひとつです。
ここは優柔不断な人にはあまり見られない短所ですね。
意外と人望が薄い
決断力がある人、多分人から見ると結構怖いです。
物事をスパスパ決められるし、それによって生じる責任もデメリットも当たり前の顔をして引き受ける。こういう人は、決まって言葉に圧があります。スパスパ決める性分が口調やオーラにも出てしまう感じですね。
他にも周囲の決められなさにイライラしたりすることもあるので、意外と人望がなかったり怖がられていることが多いです。
決断力を高めるには
決断力を高め、鍛えるには、やはり日々のしょーもない決断から入っていくのがわかりやすいかもしれません。
例えば今日の夕飯をどうするかという話であれば、基本的に失敗してもダメージはほぼゼロと言ってもいいでしょう。
こういう当たり障りのないところから決断力を身につけていくのは、鍛える上での定石です。
何事においても自分の意思で優先順位を決められるようになれば、決断力が見についてきた証です。
決断力もいいところばかりではない
というわけで、今回は決断力についてのお話でした。
何も決断力があるからと言って、いいことばかりというわけではありません。時には人に怖がられたり、逆にチャンスを逃すこともあるでしょう。
物事は一長一短。
そのことを理解し、その上でご自身の良さがなくならない程度に、決断力を身につけていきたいものですね。
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