【黒いエニアグラム】タイプ7の楽しみと闇に迫……りたい

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……と思います。

というわけで、今回はタイプ7の通説である「楽しい人」というイメージとは違った側面から、彼らを掘り下げていきたいと思います。

実際、楽しいだけではありませんね。決して薄っぺらな人たちではありません。

というわけで、早速考えていきましょう。

タイプ7=楽しい人というイメージ

まず初めに、タイプ7=楽しい人というイメージがどういうものなのかを簡単に見ていきましょう。

タイプ7は「熱中する人」「楽天家」と言われる人たちで、その実明るい人たちは多いです。

楽しいことを見つけて熱中し、それに飽きたら次の楽しみに飛び移るような人たちですね。これは、大体のタイプ7がそうです。

そんなわけなので、頭の中は基本的に楽しいことや面白そうなことでいっぱいの人が大多数。いろんな楽しみを見出しては飽きてを繰り返す移り気な人たちでもあります。

そんなわけで、楽しい人というイメージが定着しているわけですね。

そしてこのイメージは基本的に間違ってはいません。

ですが、今回考えるのはそんなタイプ7の中でも例外とも言える人たち。楽しい人とは一線を画した人たちも存在しています。

一般イメージとは大きく異なるタイプ7

というわけで、ちょっと闇を抱えたタイプ7のことを見ていきましょう。

例えば、こんな人。

こういう厄介な特性を持った人も、タイプ7の中には結構います。

また、タイプ7でもヒステリックな人や冷静な人もそれなりにいます。

それらの多くは、根源的欲求を見れば何となく見えてくるものだったりします。

根源的欲求:幸せになりたい

タイプ7の欲求は「楽しく暮らしたい」ではありません。あくまで「幸せになりたい」です。

要するに、楽しいことも面白いことも、インスタントに幸せを得られる一手段でしかありません。

もしもタイプ7が楽しいことや面白いこと以上に自分を幸せにしてくれるものを見つけたら、ほぼ間違いなくそちらに流れていってしまうでしょう。

タイプ7は楽しいことや面白いことが好きですが、それはかけがえのない物ではありません。

要するに、「幸せにさえなれればなんでもいい」というのがタイプ7の究極の本音になります。

あかつき
あかつき

どっかの書籍で「お金をとにかく使ったり派手なものを買いたがり、お金が足りなければ詐欺にも手を染めることがある」みたいなことが書かれてましたっけ。

名誉毀損も甚だしい言い方ですが、不健全になってくればやりかねないんだよなぁ……

「楽しませてくれるなら何でもいい」の上位にある思いは、「幸せにしてくれるなら何でもいい」。これがタイプ7ということですね。

闇:不幸に怯える臆病な心

タイプ7にとってもっとも耐えがたいもの、それが幸せの反対語である不幸です。

タイプ7は不幸を感じさせない楽観主義者ですが、同時に誰よりも不幸を意識している側面を持った人たちです。

言うなれば、彼らは不幸から常に逃げ回っています。

タイプ7の根源的恐れは、「必要なものを奪われ、痛みから逃げられないこと」。そのためタイプ7は常にいろんな物に囲まれることを望み、痛みから逃げるための鎮痛剤として楽しみや面白さを求めます。

要するに、タイプ7は不幸な事実を突きつけられることを誰よりも恐れているわけですね。

だからこそ自分の幸せを誰よりも望みますし、そのためなら何でもします。

下手をすれば借金をしてでも飲み明かしてどんちゃん騒ぎ、それこそ不健全にもなれば、足りないリソースを補うため詐欺に手を染めることもありえるでしょう。

あるいはスリルを求めて危ないことをして、時に暴走する可能性もあるかもしれません。

それとも危険ドラッグに痛み止めとしての役割を求めるかもしれません。

何にせよ、タイプ7の行動は不幸から逃れるためのもの。そしてそれは、彼ら自身が不幸を意識すればするほど極端な物になっていくわけです。

タイプ7退行のカラクリ

ここまで考えると、タイプ7がなぜタイプ1退行するのかも見えてきます。

先述のとおり、タイプ7は不幸から逃れるために幸せを求めます。ですが退行下では、否が応でも不幸を意識せざるを得ません。

そこでタイプ7にとれる選択肢は2つ。全力で逃げるか、あるいは諦めるか。諦めれば不健全化は避けられませんが、全力で逃げる方を選ぶと今度は退行が始まります。

退行下のタイプ7は、自分の背後に映っている不幸を決して見ないようにしています。これは、お化け屋敷が苦手な人がお化け屋敷に入ると目を閉じているのと同じようなものでしょう。

もうひとつ、全力で逃げているから背後を気にする余裕がないというのもあります。

私は子供の頃野犬に追い回されたことがありますが、あの時は逃げるのに必死で後ろを気にする余裕などありませんでした。タイプ7も不幸を前にすると同じことになるのでしょう。

タイプ7の退行は、「目の前にエネルギーを集中しなければならない」と思った時に発生するものです。

これは、上記の要素によって引き起こされる心理なのかもしれません。

一応、簡単にまとめてみます。

タイプ7退行時の心理
1.不幸を見ないようにするため視野を自ら狭めている
2.逃げるのに必死で不幸を見る余裕がない

あかつき
あかつき

野犬に追い回されるのは草。よく噛みつかれませんでしたね。

まあ不幸=お化け屋敷、野犬というのはなんとも珍妙ですが、これで退行の謎が解けた気がするのもまた事実。解釈間違ってるかもだけど

まとめ

そんなわけで、タイプ7は不幸を避けて幸せを手に入れようと四苦八苦しています。そのための手段が楽天家としての性格であり、面白いことへの全力逃避でもあります。

当然、他に不幸から逃げるもっと画期的な方法があるなら、そちらを選択するでしょう。冷静な人や大人しい人なんかは、案外楽しみ以外に不幸から逃れる術を見出した人なのかもしれません。

ともあれ、タイプ7はタイプ7である以上(?)、どこかしらに不幸や痛みを嫌がり幸せを求める一面を持っています。

あかつき
あかつき

その言い方だと人類のほぼ全員がタイプ7になってしまうと思うんですが……

とにかく、そういう要素が他の人より強いのがタイプ7ってことですね

とにかく、タイプ7にとって、それだけ幸せとか不幸とか、痛いとか心地よいとかは大事になってくるわけですね。

一見すると軽薄に見えるかもしれませんが、今回のように闇の方面から掘り出してみるとかなり奥深い人たちなのが見えてきます。

タイプ7を「楽しそうな人たち」とザックリまとめるのは簡単ですが、時にはどうして楽しそうな人たちなのかも考えていければいいですね。

といったところで、今回はここまで。

普通のタイプ7解説も行っておりますので、よろしければ見てやってください。

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