別に手柄を横取りした人に対して「十字架を背負え」とか「自業自得だざまぁみろ」とか言う気はありません。
ただ、物事には手遅れというものもありまして……それが、手柄の横取りがバレた瞬間だったりします。
今回はバレた人に向けてというより横取りされて悔しい思いをした人向けになるかもしれませんが……まあ、どちらも見ていってください。
手柄を横取りする人の心理
そもそも、なぜ手柄を横取りするのか。そこから考えていきましょう。
横取りした人の気持ちがわかれば、少しは溜飲が下がるかもしれません。復讐するにせよしないにせよ、熱くなったままではうまくいきませんからね……。
自分を大きく見せたい
そもそもなぜ手柄の横取りが発生するのかというと、やはり自分を大きく見せたい、実際以上によく見せたいという思いが強いからでしょう。
「実際の自分は評価されない」という思いをどこかに抱えていることも多く、それが手柄の横取りという形で表出する。こういうパターン、非常に多い気がします。
こういう人たちは反省させようにも自分を大きく見せなければ死んでしまうタイプなので、とりあえず更生はあまり期待しない方がいいですね。
自信がない
総じて「これ」と言えるのは、やはり自信のなさですね。仕事におけるクズ行為の大半は、おおよそ自信のなさに起因すると言っても間違い無いでしょう。
自分の至らなさばかりが目につき、「こんなのでは評価されない」と思い込む。その結果、華々しい何かで着飾らなければ自分に価値がないように感じてしまう。
でもそんな華々しさは自分にはない。
そんな「華々しく見せたい」と実際の「みすぼらしい自分」のギャップを埋めるための方法が、外部から華々しいものを持ってくること。その一つとして手柄の横取りがあると言って良いでしょう。
まあロクなものではないですが、おおよそ虚栄心と自信のなさに突き動かされてやってることが多いでしょうね。
認知の歪み
これも自信のなさから生じた盛大な虚勢のような気がしますが……中には本気で「自分こそがこの仕事を完遂したんだ!」と考えている人もいます。
極端になれば、ほんのわずかに関わった、それこそちょっと落ちてる資料を拾っただけでも「自分がこの仕事に関わったんだ!」となり、ひいては「自分こそがMVP!」とまで妄想を膨らませる猛者すらいます。
特に多いのが、何もしない上司が部下に仕事を丸投げし、「これが自分の手柄だ!」と大々的に喧伝するパターンとかでしょうか。
まああまりに極端だと、どこかで人格的にどこかで歪みが生じているのでしょう。相手しないのが吉です。
部下の手柄=上司の手柄
特に上司から手柄を横取りされたときに多いのが、こういうパターン。とにかく「俺は上司なんだから手柄は指揮した俺にある」系ですね。実際には何もしていない場合もあります。
とにかく出世欲が強く、全て「自分がやった」と言いたいタイプ。見栄えだけはよくするので、こういう人って上司受けも悪くないんですよね。
とりあえず下手に戦うのも馬鹿馬鹿しい相手です。下手に反発しても権威にものを言わせて潰しに来るので、特に恨みを晴らしたい場合は注意が必要な相手と言えます。

どうせ筒抜けだから手柄なんてあげちゃえばいいって思想もありますね。
外部サイトですが、プレジデントオンラインさんの出世して年収がUPする人の20の共通点ってやつの最初です。
どっちにしろ、相手が悪いのであまりやりあわないほうがいいですね。こういう相手はめんどいだけです
手柄の横取りの末路は暗い

さて、お待たせいたしました。本題です。
ぶっちゃけますと、手柄の横取りなんて短絡的な利益追求、決して長くもちません。基本的にはどこかでバレるか、実力の低さが露呈します。
そうなってからではもはや手遅れ。失った信用は返ってきませんし、取り戻すには手柄の横取りで失ったものの何倍もの信用を積み重ねる必要があります。
手柄を横取りした時点で自分の実力以上の評価がなされる。自分の実力ではもはや仕事ができなくなります。
その結果割り振られる仕事も自分ではどうしようもなくなってしまい、大体以下2つのいずれかの末路を辿る結果になってしまいます。
・ひたすら手柄を横取りし続ける
・バレて干される
前者はもはやサイコパスでなければうまくいかないくらいの修羅の道。大体の人が歩むのは後者でしょう。
悲しいかな、手柄の横取りが公の事実になれば、まず間違いなく干されてしまいます。なぜならもはや信用なんてできないから。
そこから立て直すのは非常に難しく、骨のいる作業の積み重ねになります。
というわけでご安心ください。大抵の場合は三日天下、そうでなくても彼らの周りはドロドロの修羅場となってしまうでしょう。

楽な方法を見つけてしまえば自分を成長させようという気持ちも失う人が多いので、大体バレても自分でどうにかする気がなくなる人が多いんですよね。
手柄の横取りがバレて失脚した分のハンデを、手柄の横取りでどうにか埋めようとする。そんな人も少なくありません
手柄の横取りがバレたときの対処法
おおよそ、こっちが知りたくてうちのブログに来た人が多いかもしれませんので一応、念のため書いときます。
手柄の横取りがバレたとき、おおよそ対処法としては2つしかありません。
・新しい場所で心機一転
・死ぬ気で信頼されるよう頑張る
残念ながら、手柄の横取りがバレたなんて状況はかなりの逆境、むしろ詰みと言ってもあながち間違っていないくらいの状況です。
自然とやるべきことも派手になると思います。
心機一転!
もはや一番早い手がこれまであります。これまでのことを水に流し、新しい環境で頑張る。
そうすれば出世の可能性もまだ残っていますし、何より新しい環境ではあなたが何をしてきたかを知る人はほとんどいません。
手柄を横取りするということは、自分を綺麗に見せたい方が多いはず。面接でわざわざ手柄の横取りでいづらくなったと正直にいう人もまずいないでしょう。
あとは手柄の横取りなんてしないように、新天地でがんばってください。
逃げる、逆転と考えている方が真っ先に思い浮かぶ手段は、まあ転職がメインでしょうね。
というわけで、とっくに転職も視野に入れられている方、したいけど今ひとつ勇気が湧かないという方に対して、いくつか使えそうな転職サービス、転職サイトを見つくろってきました。
まあ使う使わないは自由ですが……こういう場所でスタッフの人に相談するだけでも無能脱却の糸口が見つかるかもしれませんよ。
今の環境から抜け出したい人向け
どう生きればいいかわからない人向け
※サービス名記載NGの広告が多いため、サービス名、社名は記載いたしませんのでご了承ください
死ぬ気で信頼を勝ち取ればあるいは……
一度起きたことを忘れられる人はなかなかいませんが、あるいは死ぬ気で信頼を勝ち取ればどうにかならないこともないかもしれません。
ただし、この道は修羅の道。相応に険しい道のりになることを覚悟しておいてください。
本当、信頼を失うというのは想像以上にダメージが大きいのです。くれぐれも「手柄を横取りしてでも……」と考えず、しょーもない雑用でもなんでも本気で取り組んで、一刻も早く手柄の横取りが帳消しになるよう努めるようにしてください。
日本は更生が認められるためのハードルがかなり高いですが、本気で心を入れ替えたとアピールし続ければ、あるいは……
結論:詰みに近い
手柄を横取りされても、特に落ち込むことはありません。あのような行い、よほどうまくやらなければ自分の失脚を早めるようなものです。
とりあえず自分のスキルアップでもしながら、今後の趨勢でも見守っておきましょう。
手柄の横取りで道が開けるとすれば、それはとんでもない豪運か政争の力量の持ち主です。相手にすると自分が怪我するタイプと言えるでしょう。
とにかく無視しておけば、大抵は自滅します。それを念頭に置いて、復讐するかどうかを考えておきましょう。
コメント