太陽線は成功の証で、あればお金も名声も思いのまま……なんて、そんな話を聞いたことはありませんか？ あの有名な島田〇平さんの手相解説では金運線なんて言われていて、財運線以上にお金に困らない人たちの相だとされています。
実際成功者に多いとかよく取り沙汰されてますし実際その通りなんですが……他の手相と同じく、ある”だけ”ではなかなか効果を発揮してくれないかもしれませんね。
今回はこの太陽線がどういう線で、なぜ金運線と呼ばれているのかを見ていきましょう。
太陽線は人気や名声の証？
太陽線は主に、成功、人気、名声といった分野をつかさどる線です。その力は、主に以下の２種類。
- ・名声や評価、お金で現状満足できるだけの結果が出ているかどうか
- ・人気を得たり世間に評価される力があるかどうか
要するに、今後うまくいく可能性とか金持ちになれるポテンシャルに直結するわけですね。
極端な話、上司に評価されて大いに昇進するとか、ひとりでコツコツやってきたことが周りから評価されて懐が潤ってきたとか、すっかり人気者になってお客さんが絶えずうれしい悲鳴が止まらないとか……仮に今そうでなくても、努力次第でそういう人生を迎えられる力を持っている証になります。
そりゃあ、太陽線が成功者の線とかいわれるわけですね。実際、そういう人に出てくる線なのですから。
もっとも、これも現状や実際の立ち位置と必ずしも結び付くわけではなく……自分が今の結果に満足しているとか、後々満足できる場所に行けそうな人とかに出てくる線なので要注意。必ずしも社長になって大成功するとか、１流企業の役員になれる相ではないのです。
実は芸術関係とも関係が？
実は太陽線にはもうひとつ、ちょっと面白い意味がありまして。実は芸術や芸能に関係する線でもあるのです。単に人気運だとか財運だけでなく、センスの良さとか芸能人適性とかも見れるから、ままならない線です。
まあ芸能人は人気商売ですし、太陽線で適性が見れるのはわかりますが……芸術センスはまず結び付きませんよね。
ですがこれまで見た中では、太陽線がある人は結構服や言葉選びなど、何かしらセンスがある人が多かったのもまた事実。
特に若いうちからある人は、何かしら常人とは違うセンスを持っているのかもしれませんよ。
若いころは滅多に出ない？
さて、若いころからいきなり十分な実力を発揮できるとか、20代のうちから成功者の1人に名を連ねる人なんて、どこを探してもごく１握りしかいないもの。自分が何を目指そうが、短い期間でいきなり大満足な結果を得られる人なんて限られてます。
とすれば、若いうちからしっかりした太陽線を持っている人はレアケース。大体の人はほとんど見えないくらい薄いか、それこそ無くても不思議はありません。
あるいは、むしろ大量に出てしまっている人もいるとか何とか？
太陽線がいっぱいあるケースは後述するとして……若いうちや不慣れなうちから上手くいくことなんてまずありません。それなりに経験を積んだりいろいろ勉強した末に、ようやく結果を得るための糸口が見えてくる。太陽線も同じで、結構後から出てきます。
今無くても、別段気にすることはありませんよ。単にまだ道が定まっていないか、あるいはそもそも成功に比重を置いていないからそうなっているだけ。生き方なんて各々の自由です。
消滅することもある
太陽線は満足いく結果の証。とすれば、不調となって物事が上手くいかなくなれば、当然ながら太陽線が消えることもあります。
厄介なことにこの線、しょっちゅう出たり消えたりするんですよね。
人生山あり谷あり、万事塞翁が馬。よっぽどでない限りウハウハで上手くいくだけという事はありませんし、運のいい時があれば悪い時もあります。
太陽線が消えてしまったときは、今はたまたま運気が下がったと思っておきましょう。
焦らず悲観せずゆっくりじっくり、ダメージの軽減と再起を図りましょう。そのうち運もまた上がるはずです。
さて、太陽線の解説はこんなところで……次からは、いろいろなタイプの太陽線を見てみましょう。
いろいろな太陽線
太陽線は「名声の線」とも言われており、その名声がお金を運ぶことから「金運の線」とも言われているのは話した通り。
手相は人によっていよいよですし、太陽線ひとつをとっても１００面相ですよ。
普通の太陽線は結構短い
普通の太陽線の長さは、まあだいたいこんなもんです。基本的に出てるだけでまずまずの人気運。あくまで手のひらの上側にあるだけで、感情線を突き抜けることはほとんどありません。
これくらいの長さであれば、努力の結果、老後はまずまず。お金に苦しんで貧困にあえぐことはないでしょうくらいの意味合いになります。
飛び抜けて華やかな成功を収めるとか地方の名士の仲間入り……といく事はまずありませんが、人からもまあまあ好かれてお金もしっかり入る、安定した晩年を送る地力があります。
が、手を離して見てもしっかり確認できるほど濃いなら話は別。太陽線は長ければ長いほど力を増しますが、濃くても当然力を増します。
最初は苦労を伴うでしょうが、晩年は爆発的な幸運を手にするポテンシャルがあります。爺さん婆さんになってテレビや雑誌に出るほどの大成功を築くタイプの相ですね。
薄い太陽線は潜在能力アリ
もともと太陽線はハッキリしづらい薄い線ですが……よく見えないくらい薄い線は、力こそあるものの現状に満足してないことの表れになります。
力はある。やれそうなこともある。でも運がどうにも悪く、結果がついてこない。そういう人は、太陽線もかなり薄く出てしまいます。収入も現状少ないか、あるいは安定していない場合も少なくないでしょう。
あるいは、「現状に不満はあるけど、特に目標もない」みたいな人も、太陽線がかなり細く薄く出たりしますね。
私の友人のひとりもこの手合いですが、「何かを始めるのも億劫だし、現状に満足してる風に振舞おう」みたいな態度で挑戦を避けていたり。
まあどう生きるかは個人の自由ですが、納得できないものを手があるうちから最終地点としてしまうのも、何かもったいない気がします……。
大量の太陽線はやりたいこといっぱい！
太陽線は多ければ多いほどやりたいことややれることが多いとされますが、あんまりにも多すぎると、「あれもこれも」といろいろ手を出しすぎて的が絞れていない状態と言えるでしょう。
好奇心旺盛な人や複数のことを同時にやれる器用な人が多いですが、いろいろなところに力を分散している分、得られる成果もそれぞれ小粒になってしまうかもしれません。
多才だったり多趣味なのは素晴らしいことですし、成功を視野に入れていないのであれば１番楽しい線かもしれませんね。
ただし、あくまで上手くいってほしいとか結果を出したいと思うのならば話は別。少し的を絞って力を集中した方が、結果的に上手くいく可能性は高まりますよ。
蛇行は遠回りの印
しっかりとした太陽線が刻まれていれば、成功の可能性は高まります。が、蛇行しているとそれだけ結果を出すまで遠回りしてしまう傾向アリです。
例えばマイペースだったり、頑固一徹、あるいは迷いが多くいろいろと気苦労が絶えなかったり……いずれにも言えることは、成功運は高いものの時間がかかってしまうということです。
要するに、有能だけど要領が悪いというやつですね。人に手柄を横取りされるとか、よからぬ噂を立てられるとか……そういう波乱も少なくないでしょう。
こういう人は、長期の視点を持って「何回か失敗する」くらいの気持ちでいましょう。失敗と再起を何度繰り返してもいいように、しっかりと保険を掛けるのも大事。
「どうしても早く結果を出したい！」と思うのであれば、周囲をしっかり見るのもいいでしょう。
我流だけでなく、他人の使えそうな技術は奪う。なんだかんだ、これが成功への近道です。
頭脳線から出るとアイデア勝負で成功？
自分の才能を活かして結果を出す人は、それぞれ別の線から太陽線が伸びます。
図のように頭脳線から太陽線が伸びる人は、上手いこと時代のニーズをとらえ、アイデア勝負で名声を築く人、と解釈できます。
他にも生命線から伸びれば並外れた苦労と努力の末の成功、運命線から出れば自分の能力や仕事が認められての成功……といったように、それぞれの線に関連した成功運の強さを示しています。
この辺太陽線に限らずどの線でも一緒なので、別の線と関連付けて覚えればよくわかる……かも？
切れ切れなのは不安定？
太陽線の途切れは運気の途切れ。というわけで、途中で途切れてしまうと、どこかのタイミングで一時的に運が途切れて急にダメになってしまう暗示となってしまいます。
で、今回見るのは途切れ途切れになってる人。こういう人たちは、確かに力と運気はあります。あるんですが……まあ、なかなか前に進めずままならない人たちなんですよね。
上手くいったかと思えば邪魔が入って振り出し、仕事も人間関係もコロコロ変わって安定しないなどなど……運気がなかなか安定しない環境にいる暗示になります。
あるいは、熱意を持っているのにどこかで急に熱が冷める、心が折れる等して途中で投げ出してしまう人もこんな感じの相になります。
上手くいくだけの力はあるわけですから、まあ一旦考え直して粘ってみましょう。そのうちどこかで運が向くかもしれません。そこまで耐えれば、後はこっちのものです。
枝分かれはさらなる幸運の証
上でも下でも、枝分かれは基本的に幸運の証になります。
太陽線の場合、上が枝分かれすればいろんな幸せを同時に掴み、下だといろんな結果が根を張ってやがて大きくなる兆しと読めます。
どっちにしろ吉相ですし、そもそも太陽線はしっかりしてるだけでなかなかレアと言ってよいでしょう。
とはいえ、上向きの枝があんまり多いようなら要注意。太陽線がいっぱいあるケースとあまり変わりません。
太陽線は幸福の証？
と、太陽線に関してはこんな感じですね。あるだけでも結構強い吉相。無くても幸せを求めてちゃんと動いていれば、やがて出てくるかもしれません。
もっとも、「名声とか知るか」ってフリーダムに生きて幸せになった場合は、それこそ死ぬまで出てこないこともあるかもしれませんが……。
結局、幸せは人それぞれなんですよね。太陽線の有る無しで一喜一憂して振り回されていては、本当の幸せはなかなかやってきません。
また、太陽線があっても胡坐をかいて傲慢になるのはNGです。たとえ幸運を手にしても、周囲から見放されれば、やがてどこかで地に堕ちます。
勝って兜の緒を締めよ。立派な太陽線を持っていても、それに驕って腐らせないようにしたいですね。
最後に……
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