マネジメント線、リーダー線、指導線……ぶっちゃけいろんな呼び方と解釈がある線ですが、今回は私が読み取っているそのままのマネジメント線として解釈します。
横線というの手相において凶相の意味が強いのですが……人差し指の下の方に生えてる線は例外的に、縦でも横でも特徴を表す線として吉相扱いされています。
こんかいはそんな吉相の横線、マネジメント線を見てみましょう。
木星丘に走る横線

横でも斜めでも、あるいは生命線とくっついても離れてても構いません。
とりあえず人差し指下にある横向きっぽい線は、マネジメント線と呼ばれる線です。
希望線や昇運線と違って、完全に横向きなのが特徴ですね。斜め45度くらいなら、もうそれはマネジメント線として扱って問題ないでしょう。
人によって長さも濃さも出ている数もマチマチですが……濃く長く数が多いほど、大きな組織もしっかりまとめてしまう度量を発揮するでしょう。
ちなみに人差し指の下を木星丘というのですが……この丘はリーダーや野心を表す存在の濃い線が多く出ています。当然マネジメント線もその一環。なかなか強烈な個性を持った線ですよ。
ソロモンの環にもちょっと似てる

出てる場所が木星丘で、斜め線……という事で、この線はプロの鑑定でもソロモンの環と混同されることもあります。間違いというより、流派による解釈の違いですね。
特に上記の図のように「大きく輪を描く線」なんかは、流派によってソロモンの環だったりマネジメント線だったりではっきりしません。
意味合いにしても、どちらもリーダーの素質と独立心で似通ってるんですよね……。ある意味、マネジメント線が弱いソロモンの環という認識でも別段おかしくない気がしてます。
私個人は、一応大きすぎるものはマネジメント線として見てますが……
マネジメント線は管理能力の線!

ではこの線が示す特徴が何なのかというと……名前の通りマネジメント能力です。
マネジメント線という名前の通り人や物の管理が上手い傾向にあることを示す線で、個人に合わせたポストを用意したりリソースを遣り繰りする立場を好む傾向があります。
また、人に物を教えるのも巧みな人が多いのもこの線の特徴。その人個人の得手不得手やレベルに合わせて色々考えるので、あまり「こいつは有能」「こいつは無能」みたいな雑な区分けをしないことが多いです。
何にしても、その人ができる事とできない事をしっかりと把握する、あるいは把握しようとする人。線があるのに驕ってかまけでもしない限り、無能上司とは遠い存在でいられるタイプです。
指図は原則嫌うタイプ
そんなわけでリーダー的な素養を持っているマネジメント線ですが……当然困った特性も同時に持ち合わせています。
それが、上司への絶対服従が苦手。
別名のリーダー線が示す通り、この線がある人割と本格的なリーダーなんですよね。上から「こうしろ」と命令されて反感を持つまではいかなくても、それを心地よく思う人はいません。
他人からの指図を嫌う傾向が強いので、特に線が濃いと言う事を聞かない事もあります。
特に日本的な縦社会への適応になかなか努力を要する人なので、案外「リーダーとしても一兵卒としても無能」と最初から決めつけられてる人にある線なのかもしれません。
薄めでも効果はあるよ!
ただのしわレベルで薄い場合は除きますが……薄くてクッキリしてなくても、一応マネジメント線はあるものとして認識できます。
ですが、基本的に線は濃さと効果の大きさが比例するもの。短くて薄い場合、「人並みよりは管理能力がある」と判断できます。
本当に濃くて力強く出ている人と比べるとまだまだ凡人寄りとはいえ、意見のまとめ役になったり組織全体を考えたりといったマインド自体は一般人よりできている状態ですね。
自分の利益や事情だけを考えたり自分の仕事だけに集中するタイプではないので、小さな組織や部署のトップならば苦なく努められることでしょう。
ですが、小さく頼りない線が何本もある場合はキャパオーバーの可能性あり。あれもこれもと気になって、全体をまとめるのが難しくなっている状態と言えます。
適職はやっぱり管理職!
線の強弱はあれど、存在するだけである程度以上リーダー向きと言えるわけですから、あれば管理職には適性あり。あとは濃さや長さによって、どこまで向いてるかが判別できます。
他にも管理能力や指導力が生かせる仕事なら、基本的に何でも適職と言えますね。
例えば教職だったりコンサルタント、他の線との兼ね合い次第ではセラピストや占い師なんかもやれるでしょう。
キーワードは、とにかく人をまとめ上げたり導いたりすること。この特徴から外れていなければ、案外何でも務まってしまいますよ。
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