嫉妬心を抑える・なくす方法があるのか?真剣に考えてみた

世の中
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嫉妬は悪いものである。だから抑えなければならない。そんな風聞を多く聞きます。

ですが私はこうも思うのです。「嫉妬心を抑える方法なんて、理想論以外に存在するのか」と。

まあ、そんな人間から言えることなんてそう多くはありませんが……今回は嫉妬心を抑える方法(といいうか暴走しない方法)について考えてみたいと思います。

嫉妬心を抑える方法

嫉妬心を抑えるには、いろいろな方法があります。

まずは自己肯定感を高めること。そして嫉妬の対象の幸せや成功を心から喜べるように練習すること。自分と他人を分けて考えて、自分の課題に集中すること。

……まあ全部正解だしその通りなのですが、目下考えるべきはここじゃないですよね。

こんな辺境のブログにたどり着かれた方は、こういう長期的なものではなく今すぐにでも始められる方法を探されているはずです。

結論から言いましょう。嫉妬心を完全に押さえ込む方法はありません。正式には私には思いつかないというのが正解ですが……まあブログ筆者が私しかいない以上、当ブログの出す答えは「ない」しかありませんね。

あかつき
あかつき

出たー、このブログお得意の「そんなものない」!

気をつけてください。こいつこういうこと言いまくってますから

そもそも嫉妬はなぜ悪いのか

そもそもの話をしましょう。嫉妬って、本当に悪いものなのでしょうか?悪いのだとすると、なぜ悪いのでしょうか?

おおよそ嫉妬が悪い感情である理由って、「対象の人を攻撃するから」、あるいは「自分の内側で悶々とくすぶり続けるから」に集約されると思います。

逆を言いましょう。他人の攻撃や自分のメンタル悪化に直結しなきゃいいわけです。そうすれば、嫉妬の感情は特別害をなすものではありません。

まあ実際の行動はともかくとして……理屈の上では超簡単です。嫉妬心が自分を病ませる原因になったり他人を攻撃する動機になりさえしなければ、実質的に無害に等しい。

大体の悪感情は自分や他人に危害を加えるから悪

もっと突っ込めば、嫉妬だけでなく全ての悪感情がそうです。恨み、憎しみ、失望、イライラ……全部の悪感情は自分の中で抑えるといつまでも毒になり続けますし、そのままにしておくとどこかに攻撃して危害を加える動機になってしまう。

逆に自他に悪影響をほとんど、あるいはまったく与えない感情は、悪感情とは言えません。

もっとも、今回は嫉妬にターゲットを絞ってお話ししているのでこんな論調が通じるわけではありますが……ともあれ、すべからく理屈だけで言えば単純です。

自他に悪い影響を与えるから悪い。

このことを考慮に入れて、どうすれば良いのかを考えてみましょう。

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「羨ましいなチクショウ」でいいじゃん

答えは簡単です。「無理に抑えようとすると大抵ガンになる」。つまり、吐き出してしまえば気持ちもマシになるわけです。

「みっともない」とか「人としてどうか……」とか、そういう話はひとまず置いておきましょう。

「ズルい」とか「卑怯」といった正当化の言葉ではなく、素直に「羨ましい」と表現すれば良いのです。これだけで言いたいことを言えて気持ちは楽になりますし、暗い気持ちを後々攻撃に向けるよりは素直に自分を認めた方が健全というものです。

スピリチュアルバイパスに要注意

「波動を高める」とか「ネガティブはダメ」「愚痴や嫉妬は出してはダメ」とか。こういうのをスピリチュアルバイパスと言います。

ものすごくわかりやすく言うと、「悪い感情や未解決の課題を回避してスピリチュアル的なものにすがる」ような考え方です。

あかつき
あかつき

厳密には、

「未解決の感情的問題、心理的傷、未完成の発達改題への直面を回避したり、横取りするためのスピリチュアル的な考えや実践」ですね。

……おい、ちょっとだけ意味違うやないかい

もっと端的でわかりやすいのが、「◯◯してはならない」思考です。

「志を高く持たねばならない」

「怒りは出してはならない」

「愚痴は言ってはならない」などなど……意識高い系のワードが並びますね。

当然、「嫉妬してはならない」もこの一種です。その言葉通りに無理やり嫉妬を抑えつけても、毒になるかそのうち暴発するかの二択です。

まあスピリチュアルバイパスも扱い方次第ではありますが……考えなしに使えば完全に毒ですね。

負の感情を認めることで自己肯定感も高まる

嘘のような本当の話。負の感情を認め、「それも自分」と適切に認めることで、結果としてスピリチュアルで大人気の「自己肯定感」が高まります。

どうあがいても、人は負の感情からは逃れられません。ならばそれを認め、吐き出し、その上で落ち着いて昇華する手段を模索するのも大事なことです。

残念ながら、負の感情を直視し、認めずして昇華する方法はありません。

まずは自分の嫉妬心を認め、「羨ましいなチクショウ」と盛大にぶちまけてから、その感情をどのように扱うかを考えていきましょう。

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嫉妬心は敵でなく自分自身

まあ、嫉妬心を好んで攻撃に利用するような輩は当ブログには足を運ばないでしょう。

その上であえて言いましょう。嫉妬心は敵などではありません。紛れもないあなた自身です。

人間誰しも負の感情はあります。そして、それを認めるとなんだか自分がつまらない人間になったような感じがしてしまいます。

ですが、心配いりません。結局いくら高潔なことを言っている人でも、所詮はただの人。つまらない嫉妬心に振り回された時期くらいはあるでしょう。

恥ずかしいことではありませんし、決して悪でもありません。まずは自分の中にある「羨ましい」という感情を認め、攻撃という形で暴発する前に解き放ってみてから、どう抑えるか、ひいてはどう向き合うかを考えてみませんか?

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