木星丘と呼ばれる場所はとにかく野心や向上心に関連する線が多く出るとされてますが、その中でも希望線は代表的な線のひとつと言えるでしょう。
知名度こそ比較的高い線ですが、その発生率は20人に1人と言われており、まさに「選ばれた人の相」とでも言いたいくらいの、飛び抜けた素質を示す線ですね。
今回は、そんな希望線について見ていきましょう!
希望線は生命線から出てくる縦線!

希望線は、人差し指の下の膨らみ(木星丘)に出てくる線ですね。生命線の起点の辺りから、人差し指にピンと伸びる縦線がそれです。
人によっては複数あったり、あるいは無かったりする線ですが……あれば夢が叶う線としてよく持てはやされてますね。
ちなみに、生命線から離れてしまうと昇運線という別の線になってしまうので、見つけた際はしっかり見極めましょう。
希望線がある人は相当な野心家!

希望線があれば、夢や希望が叶う!ここだけ聞くと、何とも魅力的で素晴らしい線ですよね。まるで次から次へと幸運が舞い込んでくる奇跡の線であるかのよう。
しかし、実際に希望線を持つ人はそんなこと無いわけで……周囲にうらやましがられないどころか、むしろ見下されてるような人もいます。
それもそのはず。この線は、決して「待っていても望みが叶う」なんてものではありません。むしろ、泥臭く苦難も多い線と言えるのです。
というのも、希望線がある人は夢や目標を明確に持っていて、そのためにはどんな困難もぶち破る意志力を持つ人とされています。
つまるところ、根っからの夢追い人。それも何となく「有名人になったら幸せに生きられるのになぁ」なんてユルい感じの夢でなく、本気で夢を叶えるための算段を整えて本当に行動に移すタイプの夢追い人です。
例えば「歌手になりたいな~」とかと考えていても、それこそ「路上ライブみたいな泥臭いことはしたくないよな~」と本気では追い求めないような人と違い、路上ライブも何度も、それもボイトレやレッスンの傍ら、音楽関係者に振り向いてもらえそうな場所をわざわざ選んでやるタイプの人が、希望線の持ち主と言えますね。
このように、希望線を持っている人はとにかく野心家。「何としても自分の手でやりたいことも夢も掴んでやる!」なんて泥臭い野望と根性の塊みたいな人に宿る線なのです。
青年期に出る人が多い?
そんな感じで、人から馬鹿にされて笑われながらも自分なりの最良の人生を本気で目指す、華やかな名前からはかけ離れている雑草根性マシマシの希望線。
その特性からか、この線は若いころから出ることが多いとされていますね。
その理由は、やはり「若いころのほうが体力的にも余裕を持ちやすいから」と言わざるを得ないでしょう。
何事にしてもそうです。順当に生きる限り、歳をとればとるほど体は言うことを聞かなくなってきて、そのくせ責任や求められる役割は増えていく。自由に使える体力が減るくせに、順当に生きていれば使える時間までも減っていく。そんなわけで、泥臭くやってくなんて選択肢も、歳とともに消えていくわけです。
「今日この日がこれから生きていく中で最も若い日だ」なんていう言葉もありますが、希望線が若い人にばかり出やすいのも、「歳を取ると挑戦も勉強もできなくなってくる」というのと大きな関係があるのです。
しかし一方で、1度出た希望線はなかなか消えないと言われています。希望線なんて出てくるほどあれこれ泥臭くやってる人が、ちょっとやそっとで折れることなんてまず無いですからね。
周囲を呆れさせようが、「お前ごときにできるわけ無いだろ(笑)」と馬鹿にされようが、まあ折れない。そういう属性を持つ以上、希望線が消えることなんてほとんど有り得ないんですね。
人に夢と希望を与える線!
希望線は基本的に自分の夢と希望を叶えるための気迫や覚悟の線なんですが……その一方で、「人に夢と希望を与える線」ともされてますね。
希望線がありながら夢も希望も全然叶っていない人は……なんというか、やっぱりどこか冴えない雰囲気があります。
夢をかなえるための秘訣は、夢のために他のものをどれだけ捨てるかと言っても過言ではありません。希望線が出ている夢追い人はその夢のために結構いろんなものを捨ててるため、申し訳ないんですが傍目にはダサく見えちゃうんですよね。
で、そんなダサいばかりでしょーもない人間(に見える人)が、ある日突然成功する。
勝手な憶測ですが、そういう「ダサい人が成功」という側面に触発された多くの人が「あいつがやれるなら自分も!」と一触即発することから「希望線は人に夢と希望を与える」という解釈が生まれたのではないでしょうか。
無論これだけではないでしょう。自分の夢がかなった後に、他人の面倒を見て夢を叶えさせる聖人のような人も中にはいます。
しかし、やはり人というのは他人の成功秘話に触発されて一念発起するもの。そう考えると、「希望線を持つ人の粘り勝ちは、人を奮い立たせる」というのも当然あるような気がします。
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