手相は、その人のパーソナリティを表す鏡だとされています。実際、1つの丘や線だけを見ても、人によって線が生じる場所、末端、そして形と、とにかく全く同じ形をしてることはまずありません。
つまり人それぞれいろんな手相があるんですが……たまにいるんですよね。奇相ともいえるような、何とも不思議な手相をした人。
今回はその中でも、頭脳線に視野を絞りましょう。この線も、まあまあ不思議な生え方をしてる線ですよ。
頭脳線はその人の脳の方向性
まあ変な頭脳線に関してあれこれ言う前に……まずは簡単な頭脳線の解説でも。
頭脳線は、基本3線(4線とも)の1つ。自分の思考回路や精神的な状態、脳の健康や得意分野といったものがわかります。
早い話が、その人の脳の使い方と状態を表しているわけです。
ちなみに一般的な頭脳線は、図のような形のもの。実はこれも普通よりちょっと長いですが……おおよそ、向きや行先はこんな感じになってますね。
今回紹介する変な頭脳線を持っている人は、言ってしまえば脳の使い方がちょっと人と違う人。もっと言えば、変わった考え方をしてる変人やぶっ飛んだ思考を持った人です。
変な頭脳線はいっぱいある!
さて、お待たせしました。ではここから変な頭脳線を色々と見ていきましょう!
感情線と一緒になって「て」の字みたいになってる
まずこいつは、ますかけ線と言われる奴ですね。
この線がある人は良くも悪くもアクが強く、普通の生き方をしても大抵あまりいい目に遭いません。
その代わり天性の学習能力と根気と決断力が備わってるので、自分に自信を持って最後に人の上に立つつもりでいるのが幸運のカギになりますね。
良くも悪くも波の人生では終わらない、波乱と大器の相と言っていいかもしれません。
なんか生命線の下から出てる頭脳線
こんな感じで、生命線のちょい下から出発してる頭脳線もあります。ここの起点は第一火星丘と言われており、闘争や勇気を表す丘ですね。
そんな丘から線が生じるのだから非常に狂暴な人なのかと思いきや……実はかなりの慎重派。非常に用心深い人で、つねに慎重に、時には臆病なくらい色々と思考を張り巡らせて行動するタイプですね。
非常にナイーブな性格の人が多く、ちょっとしたことでも傷ついたりずっと気にしてしまったりしがちなのが玉に瑕。
また、この手合いの人は普段が慎重すぎる反動か第一火星丘の影響か、時折妙に大胆な行動に出たり「えいや!」の一声で無謀な挑戦をすることも……。
冷静でいられるだけの自信をつけられるかがどうかが、人生の分かれ目になりそうです。
なんかめっちゃ下から出てる頭脳線
頭脳線と生命線の接合部分が長ければ長いほど、その人は慎重で無茶なことを嫌う傾向にあります。
つまり極端にしたから頭脳線が出ている人は、超ド級と言ってもいいほどの慎重派。例えば序盤に出てくるスライムに最上級魔法を撃ち込むような、徹底した慎重さが特徴ですね。
とにかくミスを嫌う傾向が強いため、精密作業が要求される工業や技術職に向いてる人です。
また、この手相の人はかなりの晩成型。その慎重さゆえか成熟するまでかなりの時間を要するので、そのつもりで色々と人生設計をしていきましょう。
かなり下、しかも生命線の内側から出る頭脳線
これも相当に変わった頭脳線ですね。まず普通に生きてる上では、自分にでも刻まれてない限りお目にかかることもない相でしょう。
私が持ってる書籍では「実行力も気力もない無力型」とまるで人間のクズのようにボロカス言われてますが……まあ、さすがにそれだけではないでしょう。
この手合いの人も、やはり慎重派で派手な成功はしないが、大きく失敗することもないというのが最大の特徴でしょうね。
甘えん坊な一面があり良くも悪くも冒険心が無く他力本願なので、色々と指示してくれる司令塔がいれば、いい実行部隊になります。
また、金星丘と呼ばれる場所を横切っている影響か、結構感情的、情緒的な人が多いのも特徴。怒りで我を見失わないよう冷静さを保つことが大事になります。
生命線を突っ切って内側に入っていく頭脳線
この線の人は、とにかく器用に何でもしてお金を稼ぐことが要求される今の時代では結構苦労してしまいますね。
生命線を突っ切って金星丘に向かってる変わり型の頭脳線は、その人が内向的である証。頭脳線は下がれば下がるほど内向的で理想主義的だったりナイーブな側面が強化されていきますが、この相の人はその最終形態。
非常にナイーブで内向的。傷つきやすい上に心配性で、また自分が今進んでいる道から1歩も踏み外せない臆病な傾向もあります。
ですがその一方で1つの道を究めやすく、周囲から馬鹿だ無能だと散々に言われていたのにいつの間にか成功を収めていた……なんてビックリな人生を歩むこともあります。
良くも悪くも、無理して社会と折り合いをつけようとしない方がいいタイプですね。ゆっくりじっくり、何事も自分のペースで取り組むようにしましょう。
ただし、「何もせず人任せ」は行き過ぎると大怪我するので要注意です!
頭脳線が跳ね上がっている
途中までよくある頭脳線なのに、なんか末端が跳ね上がっている……というのも、変わった頭脳線の1つですね。
頭脳線は本来まっすぐか下に曲がっていくのが普通ですが、その逆で上に曲がっている……という人も中にはいます。
この線の人は、基本的に物欲世界の住民。人間関係とか理想とかよりも、金とか名誉を強く求める傾向アリですね。
図のように小指の下(水星丘)に向かっている場合は、金儲けが非常にうまくお金に対する嗅覚が強い反面、人間関係や信頼関係はそこまで重視しなくなります。
ビジネスでの一発成功も夢ではありませんが、反面ドライすぎて人を使い捨てにしないよう注意。人の恨みは思いのほか強烈ですよ。
蛇行する頭脳線
図のようにくねくね蛇行する頭脳線は、読めない性格の現れ。所謂「よくわからんやつ」呼ばわりされる象徴のような線でしょうかね。要領が悪いように見られ、なかなか回り道の多い人物です。
あるいは、自分の道がなかなか定まらずフラフラとあっちこっちを行き来してしまうという説もありますね。
まあいずれにせよ、蛇行は回り道を示すという意味で捉えて間違いないでしょう。
人生の要所要所で何かあって価値観が変わるような人やあまり物事に自分なりの答えを持たないタイプの人は、頭脳線が蛇行しがち。
「知能が低い人に現れ、要領が悪く賢さもない」とされてることが一般的なようですが……個人的には人に振り回されるか自分なりの優先順位が一般とズレてるかしている人にこの線が出やすいような気がしますね。
切れ切れの頭脳線
頭脳線の切れ目は人格の変わり目とも言われており、その時を境に考え方がガラッと変わる(変わった)ことを暗示します。
で、問題はキレギレで何が何だか分からなくなってるような頭脳線ですが、これは自分の判断基準や価値観がブレやすいという暗示です。
自信もなく、自分の軸もなく、確固たる判断基準もなく、その時々で言う事が変わったり周囲に流されて簡単に意見を変えたりしやすいわけですね。
要するに、周囲の環境に流されやすい、影響されやすい人がこういった相になります。とにかく自信が持てないのです。
時に「無節操で信用ならない」とまで書かれる彼らですが……頭痛持ちにこの相が多い辺り、色々苦労しているようですね。
やはり彼らにとって一番の敵は、自信の無さからくる「迎合しなければ」「みんなにとって都合のいい判断を」などと言った強迫観念でしょうか。
どうせ間違いかどうかは結果が出るまで分からないのです。自信を持って、自分の意思で色々決めていきましょう!
そもそも頭脳線が無い
これもかなりの激レアですね。
頭脳線が無いという事はすなわち自分の考えも価値観もない事の現れ。流されるままあるがままに、根無し草のごとく風吹くままに生きる人に見られる相です。
そういう極限まで「自分の無い人」であるがゆえか、数奇な運命を歩んだりビックリな経験を積む人も多いようですね。
頭脳線が変=馬鹿ではない!
まあ変な頭脳線を持ってる人は変わり者が多いですが……だからといって、決して馬鹿というわけではありません。
いずれもかなり尖った性格の持ち主なので苦労は多いですが……自分の性格とうまく付き合えば、人生をよくするチャンスもきっと増えますよ!
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