誰もネタにしていなかったので、今回取り上げていこうと思います。
お題目は、タイプ5の欠点の一つである傲慢さ。
個人的にはこれがないとタイプ5らしくないと思うのですが、世間ではどうにも違うようで……。
今回は、その辺りを踏まえて見ていこうと思います。
タイプ5は結構傲慢
タイプ5はかなり自信がないタイプであり、そのせいか「傲慢」と言われてもピンとこない人も多いんですよね。
ただ、事実としてタイプ5は傲慢です。掲示板とかを見ればわかる通り、他人を馬鹿として見ています。
当然あれらはレベルが低いからこそああなるわけですが……それはそれとして、タイプ5は大なり小なりああいう類の傲慢さを持ち合わせているわけです。
掲示板に見る傲慢さ
タイプ5の傲慢さは、掲示板からある程度読み取れます。
というのも、人のこと馬鹿だと思ってません?あの人たち。
まさにこれこそがタイプ5の傲慢さの源。高慢ちきになる理由です。
掲示板には、不健全に片足を突っ込んだタイプ5がうじゃうじゃいます。そしてそういう人たちは、日にお互いを罵り合ったり誰かを馬鹿にしながら、自分のインテリジェンスを確認するわけです。
「掲示板の民度は終わっている」として、一時期掲示板に張り付いている人そのものが白い目で見られる時期がありました。
あの風潮が出来上がった元凶が、おそらく不健全気味のタイプ5だったのでしょう。
私はあの雰囲気好きでしたけどねー。動物園の猿見てるみたいで。
……ん?そういうところ?
人を馬鹿にし、揶揄し、否定することで自己安定化を図る側面も否定できません。
これはタイプ6もやることですが、あちらと比べるとより陰湿なところが見え隠れしますね。
タイプ6はスケープゴートがほしいのに対し、タイプ5は叩き台がほしい。タイプ6が対象に逃げられると大半が他の人にターゲットを移すのに対し、タイプ5は大半の人が飽きるまで追い回します。
例えばタイプ6の場合……
タイプ5は非常に頭のいいタイプ。これはIQとか勉強とかそういう話ではなく、自分なりに考えて自分なりの答えを出せる聡明さという意味での頭のよさです。
その聡明さは、普通の人に求めるのは無理というもの。大抵の人は誰かの受け売りとか、特にインテリジェンスのない自分の感情・好き嫌いをベースに生きているわけです。
日本はタイプ6国家なので、タイプ6を例に出して考えてみましょうか。
タイプ6が親から受けたメッセージは「自分を信じるな」。これが起因して、とにかく自分なりの答えや自分で考えることを軽視しがちです。
そのため、誰かの言葉の受け売りとか、現状維持とか、右ならえとか……そういう大衆的愚かさの中で生きている存在と言っても嘘ではありません。
こういうのを見て思うんですよね。「こいつらは自分の考えも持たない馬鹿だ」と。
自分の知性に自信あり
実際に地力が高いかどうか・優れた見識を持っているかどうかに関わらず、タイプ5は自分たちを知的で優れた存在であると感じやすいところがあります。
「高度な知的生命体」とでも言いましょうか。そういう自己認識を持っていて、とにかく知性のない(ように見える)連中を嫌います。
自称頭脳派。実際に頭脳派な人が多いタイプですが、そう呼んでもいいかもしれません。
そして、この頭脳派を自認するところが、同時に周囲のバカさ加減を引き立たせます。実際には、そのように見えます。
知性が高いからこそ周囲のバカさ加減を感じ、たとえそれが間違いであっても認めることが難しいです。
おそらくこれを見ているタイプ5も、大半が「だって事実じゃん」「そもそもバカさ加減の定義が謎」と私のことをバカにしていることでしょう。そういうところだぞ
このように、人を小馬鹿にしている裏には、自分たちの知性へのプライドがあるのです。
他の人たちが自分の考えを覗き込むと
「人が、私が大半の間、何を考えているかを知ったら狂っていると思うだろう」
「大半の人たちが信じられないほど無知であるにもかかわらず、ものごとが機能していること自体驚きだ」
これらは、新版エニアグラムのタイプ5の分類テストにあった文言です。
ここからも見える通り、タイプ5は他者の知性を低く見積もっているところがあります。
そういうところが知的分野へのプライドにつながり、「自分の方がよく考えている」ひいては「愚物は黙っていろ」という傲慢な思考・発言へとつながっていきます。
当然このブログを書いている私も、「思慮が浅い」とか「その程度の掘り下げしかできないとかww」みたいに思われていることでしょう。そういうところだぞ
このように、他人の知性を認められない点は否定できません。
タイプ5にタイプ5なりの考えがあるように、人には人の考えがあります。そのことを理解できない、ないししたくないのが、健全度が低いタイプ5の悪い癖なのかもしれませんね。
動かないことを正当化
このように傲慢で自信家な側面を持つタイプ5ですが、結局のところやはりタイプ5。行動することは滅多にありません。
というより、高慢に構えるような人たちは、むしろ行動=野蛮と捉えているのかもしれません。
頭の中で完結すればいい。頭の中で色々考えるだけでやった気になる。思考こそが最重要であとはおまけ。
そのような人もいるかもしれません。
タイプ5も性格が悪い人ばかりではありませんが、少なくともタイプ5が持つほぼ唯一の自信が高慢さに転じた人は、行動そのものを愚かと決めつける傾向があるのは否定できません。
なんでや。失敗を見て「それ見たことか」ってやるのはタイプ6とかも一緒じゃないですか
タイプ6も確かに行動する人を嘲笑する人が中にはいますが、どうにも質が違います。
タイプ6もタイプ5も出所は一緒です。「行動して失敗するよりは何もしない方がいい」。こういう考えを抱いています。
ですがタイプ5のそれは、タイプ6の必死に自分に言い聞かせているそれとは違います。明らかに行動している人を心の底からバカにする意図が込められているんですよね。
ともあれ、タイプ5は行動を軽視し、自分で積極的に動くことを拒否する人も少なくありません。
そしてそういう人たちは、行動する人を動物園の猿のような目で見ることもあるのです。
まとめ
というわけで、さっくりとではありますが、タイプ5の欠点に傲慢さがありますよというお話でした。
頭の良さは確かに認めますが、頭が良すぎるのもまた考えもの。そういう考えが頭をよぎります。
過ぎたるは及ばざるが如し。頭が良すぎるあまりに周りがバカに見え、過小評価し、結局愚かな振る舞いをしてしまう。そういうところがあると言えますね。
無論、こういう人たちばかりではありません。ただ、人をバカにすることが生きがいになっている人もいるということで。
タイプ5は行動よりも思考を優先しがち。そしてその思考においては、ほとんどの人に負けない自信を持っています。
その自信が時に傲慢さに転じ、人々をバカにし、否定して叩く方向に向かうケースも見られるのです。
要はエリート気取りですね。頭のいい優良種を気取り、人を好き勝手に凡俗と見下すわけです。
そういう人たちもタイプ5の中には割といるので、逆に動物園の動物を見る目で見てやるのも面白いかもしれませんね。
といったところで、今回はここまで。他にも色々と記事を上げていますので、面白いと思った方はもう二、三ほど見ていっていただけるとうれしいです!
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
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