エニアグラムタイプ4が嫌いになる理由を独断と偏見でまとめてみた

エニアグラム
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エニアグラムに興味を持てば、「あ、このタイプ嫌い」という勝手な偏見を持ってしまうことも普通にあります。

というか、心理学や占いなど、「人を特定の方に当て嵌める」ものが抱える宿命だと思います。

今回は、タイプ4が嫌いな人が「なぜ彼らを嫌うのか」という点に的を絞って考えていきましょう。

……無論、全タイプやりますよ?

タイプ4の概要はコチラ

タイプ4のココが嫌い!

勝手な偏見ですが、タイプ4嫌いな人はどんな世界でも一定数いそうですね。彼らは彼らで見ていて面白い人たちばかりなのですが……と、それを言っても仕方ありませんね。

早速、タイプ4の悪口を散々書き散らしていきたいと思います。

存在自体が宇宙人

まずこれ。ぶっちゃけ、彼らの世界観とか価値観とか、割と意味不明なんですよね。

書籍には「意味不明であることに誇りを持ち、積極的にそうあろうとしている」と書いていますが……実際に見てきたところ、彼らが抱えているのはそんな薄っぺらな異次元度なんかじゃありません。

何というか、人目とか以前に、素で常人の理解を超えた思考をしてるんですよね。特にウイングが5に向けば向くほど、この傾向は大きくなると思います。

あまりに突飛なことを、突然詩的に語りだす……「さっぱりわからん」とサジを投げてしまう人がいても、私は驚きません。

というかそもそも、よくわからんものや意味が分からない物体に対して嫌悪感をつい示してしまうのが人間というもの。

こういう異世界の生命体が身近にいたのでは、生理的嫌悪を催してもある意味し方ありません。

あかつき
あかつき

マトモに会話ができる人がまず半分、真っ当な価値観にも理解を示す人がさらに半分……

現実を見てない

タイプ4は往々にして生粋の夢見人にして、精神世界の住民です。

ぶっちゃけ、現実とか目の前のこととかお金とか生活とか、大抵の場合は天敵なんですよね。

例えば働きもしてないくせして大真面目に「世界を飛び回って人々に生きる楽しみを教えて回りたい」みたいな突飛な将来の夢を語りだすとか、割とよくあることです。

特に現実主義で「夢とか知らんからとにかく目の前の事を全うすべし」みたいな人ほどムカつきますよね。

でも、現実を突きつけると何故か怒り出す。きっと夢見がちで現実を見てない自分にも、本人なりの価値を覚えているのでしょう。

往々にして、タイプ4には、量産型の兵卒の立場は絶望的に向きません。というか場合によってはガチなお荷物です。

だからコテコテのタイプ4が平社員とかやってれば、気取った態度と気難しさとエリート意識でイライラさせられることも多いのでは?

すぐ不機嫌になる

タイプ4は精神世界の人間であると同時に、感情の生き物です。

自分の欲望や本音といったものに、良くも悪くも馬鹿正直です

要するに、自分の価値観を否定されたり気に入らないことがあると、結構キレちゃうタイプなんですよね。

自分に正直なのは美点でもあるとは思いますが……まあ、行き過ぎるとただ扱いづらいだけのヤバい人ですよね。

昨日まで仲良くしてた人にある日突然嫉妬心が湧いて、謎に敵視し始めて一気に関係が破綻。関わりの薄い人に、よくわからん大義名分をぶつけて突っかかる。タイプ4を見ていると、そういうこともしばしばです。

ちなみにこのタイプ4、ただわがままなだけならまだしも、自己肯定感も低くいつも自分に対してイライラしてるわけですから……まあ八つ当たりなんかされたらどうなるか、想像もできませんね。

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なんかジメジメしてて怖い

タイプ4にとって最も憎むべき相手は、大概は自分自身です。

要は自分大嫌い。どこか自分を苦しめたり貶めようとしてるような部分もしばしば見られます。

で、そのうえで更に怖いのが、タイプ4自身「自分大嫌い」な自分のことが好きで、たまにそんな自分嫌いな自分にウットリしちゃうところ。

彼らはネガティブな面もダメなところも全部ひっくるめて自分の世界観に組み込んでしまう、ある種常人離れした精神の持ち主です。

ぶっちゃけ、傍から見ると病的で暗いんですよね。

おまけに「自分を知ってくれる人だけいればいい」って人も結構多いわけで、自重もヘチマも無しにジメついた世界観をフルオープンすることも少なくありません。

あかつき
あかつき

何が怖いって、ドロドロしたマイワールドを人に曝け出すじゃないですか?

そしたら当然ドン引かれるじゃないですか?人が離れるじゃないですか?

その様を見て、「嗚呼、世界は私のことをわかってくれない!」なんて楽しそうに悲劇の主人公やって泣き始めるんですよ

めんどくさいメンヘラ

はい、タイプ4は基本的にめんどくさい生き物です。

激しい気性や勝手気ままな性分を持ちながら、共依存でも何でも受容する謎の寛大さを発揮します。

これらが合わさるとどうなるかというと……まあ極端な話、メンヘラですね。

自分の感情を表現する手段であれば、極端な話自殺未遂もリスカも許されてしかるべき、と……。

自殺未遂はかなり精神状態が悪化した状態の話ではありますが、他タイプと比べてメンヘラ的素養に近い部分があるのも、このタイプあるある。

精神が暴発すればするほど面倒極まりないメンヘラと化す。そういう側面は、正直否定はしきれないです。

とはいえ、短所しかないタイプなんてのは存在しません。次からは、彼らの長所に関しても目を向けていきましょう。

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人生を彩る生粋のアーティスト

さて、御覧の通り短所が無駄に尖りまくっているタイプ4ですが……当然、短所が際立つということは長所も同様に際立つものです。

とはいえ、長所を語る前に1点だけ。

そもそもタイプ4は、社会的役割のような単純な枠に収まったり、生きていく上での最低限度の要素においてはあまり役割を持たないでしょう。

というのも、創造性や冷静な時の視座がぶっちぎりで高いわけです。

なので、その長所はただ生きるとか社会のシステムをくみ上げるのではなく、その先の「どうすれば面白みが強まるか」という点において才覚を発揮しやすいタイプ。

効率以外の全部を捨てるミニマリズムの中では、正直いまいち輝きません。

しかし反面、どうすれば楽しく生きられるか、灰色でつまらない人生や環境をどう変えていくかという点に関しては、他タイプの追随を許さないとすら言っていいほどに卓越した答えを提示してくれることでしょう。

もともとエキセントリックで穿った見方をしがちなのも、鋭い人物眼として現れます。というかタイプ4って本当人を見てますね。

そのぶん普通の人では気づかない点に目を向けたり、誰もが目をくれていなかった人や物の長所に気づいたりと、意外な形で鬼才を示してくれるのがこのタイプ。

「他にないもの」「より洗練されたもの」「より面白い方法」などなど……最低限の効率主義から1段階上がったところに、彼らの強みは存在します。

無駄すら活用できる強みを活かして意外にも経営者なんかやってる人が多いのも、タイプ4あるあるですね。

あかつき
あかつき

かつてタイプ4の知り合いが言ってましたっけ。「人生は無駄をどう思うかにこそ価値がある」、と。

こういう哲学的というか独自の目線も、噛み砕いていくと案外納得できますよ

カウンセラーとしても最強?

もっとも、「精神的に安定していれば」という条件付きになりますが……個人的には、人の悩みに共感する相談役としては最強なんじゃないかとにらんでます。

というのもこのタイプ、感受性がめちゃくちゃ強いんですよね。

不安定なうちは自分の感情を吐き出すので手一杯な困った人たちですが、余裕ができれば人の痛みや苦悩にいち早く気づける洞察力を発揮できます。

誇張抜きで、人の苦しみをいち早く理解して寄り添えるタイプなわけですね。

「苦しかったね」「痛かったね」と、相手の苦しみに共感して本心からそんな言葉をかけられるのは、タイプ4を除けば健全なタイプ2、あるいはごくごく一部の限られたタイプ6くらいのものでしょう。

おまけにタイプ2ほど相手に媚びることに重点を置かず、タイプ6と違い理解できないものにも一定の理解を示そうとする。

以上の点から、「カウンセリングもやれるんじゃね?」と思い至った次第です。

もっとも、当の本人たちがカウンセリングを必要としてる状態ではそれ以前の話になってしまいますが……。

優しいが繊細なため取扱注意!

タイプ4が無駄なまでに個性にこだわったり現実を軽視するのは、「普通のことをやっていては誰からも愛されない」という強烈な思い込みがあるせいなのかもしれません

だから変に宇宙人じみた考え方をしようとするし、自分の至らなさを憎悪する。

書籍によくある「理解されない事を好む」というような解釈も、「普通の人としては生きていけない」というタイプ4の自覚を端的に表した結果と言えるでしょう。

彼らと付き合ううえで必要なのは、理解できないからとむやみに否定しないこと。

大変傷つきやすく繊細ですし、傷ついた結果どうなってしまうのか割と未知数なところがあります。

反対意見を言ったり何かを注意叱責するときに、人格や価値観みたいな否定する必要のないところまで否定しないことが、何より重要になります。

ちょっとついていけないところもあるかもしれませんが……彼らも繊細で神経質な「人」であることを忘れないであげてください。

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筆者:春眠ねむむ
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