自分で決められない人向け!決断力を鍛える方法を考えてみた!

自分の生き方
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自分で決めるということは、自分の道ややることに責任を持つこと……などといいまして、どんなどうでもいいことでも、「決める」というワードが出てきた時点で重い意味を持つような気がしますよね。

というわけで、「もう自分じゃわかんない!」「なんでもいい」「人に決めてもらおう」と、今回はそういう考えになりがちでちょっと自分でも困っている人に向けて、少しでも自分で物事を決める方法について考えていこうと思います。

そもそも「決められない」気質の人は多い

そもそもの話です。自分で物を決められると自信持って言える人が何人いますか?

日本人は優柔不断と言われています。つまりそれって、それだけ物が決められない人が多いと言うわけです。

と言うのも、多くは不安症で慎重な熟考タイプ。とてもではありませんが、即断即決に向いている人でもないし、下手にそうすべきではないわけですね。

即断には即断の、熟考には熟考の良さがあります。それを忘れないでください。

とはいえ、それで終わらせてしまってもアレですね。というわけで、以下にちょっとでも自分で決められるようになるコツというか、私なりの考えをまとめてみました。

よろしければご参照くださいませ。

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決断に必要なものは「自分なりの基準」

なんだかどこでも言われている気がしますが……決断力を身に着ける上で前提となるのが、自分なりの選定基準です。

「〇〇がしたい」「××が好き」など、そういう簡単なものでいいです。

難しければ、「これだけは絶対嫌だ!」という何としても避けたい除外項目を作るだけでも十分です。

とにかく、「これがいい」「これが嫌」と、まずは比較的わかりやすい自分の感情と結び付けた決定をしていけばいいわけですね。

あかつき
あかつき

シンプルイズベスト。ちょっとバカなくらいがちょうどいいです

まずは小さな決定の積み重ね

当然、決断力をつけるためにいきなり転職やら引っ越しなんてリスキーなことをしようとしたのでは、誰だって尻込みしてしまいます。

まずは精神的負担を少ない簡単なところから始めるのは、何事においても大事なこと。しょーもないことをスタート地点にするのは、ダサいことではないです。

今日の晩御飯や今晩暇な時にやりたいことなど、日常的なところから考えていけば、大きな決定を背負うリスクは一旦は避けられますよ。そうやって「決めること」に自分を慣らしていけば、自然と重圧も減っていきますよ。

「何が正しいか」は一長一短

さて、基準を持つとはいっても、「何が正しいか」「常識的で無難なのはどれか」「尊敬するあの人ならどうするか」などと言った外部基準を自分の物差しとして持ち出すのは、物を決めるのはかなり楽になりますがリスクも大きいです。

「こうすれば正しいはず」「これなら恥ずかしい選択じゃない」といった基準は、あくまで自分のやりたいことや気持ちとは別の基準です

あかつき
あかつき

そもそも「恥をかきたくない」で常識的な選択ばかりをしていると、あとで面白くなくなったり最悪手詰まりもあり得ますからね。自分なりに「こうしたい」と思うのが大事……とのことです

これなら表面的な決断力が身につくのは早いですが、実際には自分の意志とは無関係な選択を好んでしまい、途中で不向きな方向に向かってしまったり「自分は何がしたかったのか」と途方に暮れてしまう可能性もあります。

外部基準を持ち出して自分のことを決めるのは「自分で決める」という動作の練習には適しますが、実際には誰かに代わりに決めてもらうのと近いです。あくまで自分なりに考えて決めたいのなら、ほどほどにしておくのが無難でしょう。

優先順位を決めるのも良い

「これがいい」「これは嫌」の応用ですね。文字通り「まずこれは必須」「これは後回しでいい」みたいに物事に優先順位を決めていけば、自然と決断がしやすくなるという寸法です。

とはいえ、これだけ聞くと「仕事で毎回取捨選択しとるわい」って人も当然いますよね。

というわけで、「正解」の無いプライベートで物事の優先順位をつけてみるというのも手です。

少々窮屈にもなりますが……例えば休日の予定で「これだけは絶対やる!」というものを作るみたいなやり方がわかりやすいでしょう。

これは私のやり方ですが……例えば旅行に行くときに下調べ段階で「ここだけは何が何でも行く!」という目的地を設定したり、逆に「時間があれば行きたいけどそこまで優先順位は高くない」という場所にある程度目星をつけたりします。

誰も巻き込まない楽しい選択ならば、それこそ気楽にできますからね。

最初のうちは真似してみるも手

個人的には、外部基準に自分を委ねるのは人生の迷子になりそうで好きではないのですが……ある程度決断に慣れたり行動力も同時に磨くのなら、その目的で誰かの真似をしてみるのもいいかもしれません。

なんだかんだ言っても、何かを決めたり今後の方針を固める上で、前例や成功者のやり方はある程度の参考や基準になります。

もっとも、前例や型にこだわりすぎるのもNG。あくまで決めるのは自分です。過去や偉業に学ぶのは大事なことですが、「こうしたい!」という目的や最終目標まで外部基準に依存しないようにしましょう。

あくまで真似るのは、自分で決めた目標を達成するための手段です。それを忘れないようにしましょう。

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どうにかなることも多い

物事をスパっと決められない理由が何かというと、どんなことでもついつい重く考えてしまいがちというのが大きいです。

例えば、「選択をミスするともう立て直せない」「ここで間違うとみんなに笑われる」などいろいろ深堀りして考えてしまうと、当然それだけ雑念が大きくなり、決断力も鈍ってしまいます。でも、いろいろと思いついてしまう懸念は大抵が杞憂なんですよね。

失敗の大きさ次第では表面上絶望的な状況に陥ってしまうかもしれませんが、人生が完全に断たれるほど大きな失敗はかなりのレアケース。まず起こり得ないと思っておきましょう。

例えば古代中国の漢王朝の始祖・劉邦は重要な戦いでは大体負け越しばかりでしたが、それでも最後には天下を統一しています。

というかそもそも劉邦勢力、トップは暴力団関係者、他は田舎の小役人や乞食ニート、果ては国家反逆未遂の全国指名手配犯だったり結婚をお断りされるレベルの大貧民などなど……とても国家の元首や重鎮になりそうにないトンデモ集団だったりします。

世の中、そういうこともあるんですね。人間万事塞翁が馬。案外後でどうとでもなることも少なくないのです。

完璧な選択ではなく「自分の狙いに合った」選択を

世の中に完璧など存在しません。メリットしかないと思っていたことに実は重大な欠陥があったり、短所しかないと思っていたどうしようもない奴が実は特定の分野においては天才だったり……そんなケースは決して稀ではなく、むしろ万事イメージ通りである場合のほうがレアケースだったりします。

ようは何事も見方によって良い悪いが変わるものだし、良い側面と悪い側面の両方を常に持っていると考えるべきでしょう。

デメリットばかり気にしていると何かを決定しようにも決めようがないので、「何を選択すればいいか」を決める前に、「これだけは欠かせない」「今とりあえず必要なのはこれ」といったように、必要不可欠な要素を狙い撃ちするような決定を心掛けましょう。

二兎を追う者は一兎をも得ず。色々気にしてあれもこれもと条件を増やしてしまうと、それだけどうにもならない可能性は高まってしまいます。

最終目標は自分で決める

人生なんて大仰なテーマから言えばこれは最重要項目ですが……自分がどうなりたいかとか、何がしたいかとか……そういう最終目標だけは、あくまで自分の願望を最優先にしましょう。

例えば年収1億なんてふざけた目標を掲げたとしましょう。たぶん、周りは大爆笑します。そして、次にはあなたをバカにし、最後は止めに入ると思います。で、途中であきらめれば「それ見たことか」「根性無し」と好き勝手に言い始めます。

ですが、夢や目標も、それらを求めるのか諦めるのかも、すべて決めるのはあなた自身です。他人にとやかく言われても、「自分の選択は間違ってる」などと思わないでください。

極端な話、「街にミサイルを落として何千何万の人をぶっ〇す」みたいな明らかにヤバい夢でもない限り、夢見るのは人の自由です。また、他者に意図的に悪影響を与えない限り叶えるかどうかも自由なはずです。

夢を見るのも、そこに突き進むのも、途中であきらめるのも、全部ひとつの立派な決断です。

ふざけた目標を立てるのも、年甲斐もなく青臭い理想を掲げるのも、またそれらを断念して降りる時でも、「自分は見事に決断した」と思って堂々としていましょう。

自分では何も決められないくせに他人の決定にケチつける輩とは、あなた自身の手で何かを決めた時点で絶対的な差があります。

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決断力はデメリットを気にしない図太さと言ってもいい

結局決断力とは何なのかというと、「物事をきっちり見極めて強靭な意思で果断に決定する力」「優れた見識や先見の明から繰り出される、迅速かつ洗練された選択をする力」……なんて格好いいものなんかじゃありません。

多少の粗があっても目を瞑る大雑把さ、空気を読んだり周りを気にしたりせずに好き勝手やる自己中心性、何があっても自分の決定や意志を貫く意固地さ、自分の気持ちややりたいことを優先させる奔放さなど……おおよそ日本人らしい長所とはほぼ逆の位置にある、「ちょっと性格悪い奴」くらいの特徴と紙一重の要素が多いのもまたひとつの側面です。

「決断力がある」と言えばそれだけ大きく評価される長所ですし、なんだか格好良くて超有能に見えますが、実際には短所も人の目も気にせず、ただ一直線にやりたいことや目標を追求し、余計なことに目をくれていないというだけなのです。

ようは決断力をつける、磨くということは決して崇高なことではなく、単純に「周りを気にするな」「やりたいことを貫け」「自分の気持ちに正直に!」と、これだけのこと。深く考えすぎず、気楽に構えましょう。

無論、決断力には短所も……

「物事にはいい面と悪い面の両方が必ず含まれる」というのは世の常ですが……当然、決断力が無駄にありすぎるのも考え物です。

決断力の強さがもたらすデメリットは、おおよそ以下の通り。

  • 早計過ぎて後悔しやすい
  • 最良の選択肢を見逃す
  • よく考えればわかるミスをする
  • 短慮
  • せっかち
  • 周りを顧みない

彼の有名な軍師・黒田官兵衛は友人から「頭がいい分早計過ぎて後悔が多い」と評されたりもしていますね。

決断力に富んでサクサク決めてしまえる人はそれだけ有能で頭がよくて胆力もあって格好よく見えますが、実際には物事を深く考えていないことも少なくなく、よくよく見ると「いや考えればわかるじゃん」というようなミスをすることもあるわけですね。

ようは一長一短です。決断力があったほうがいい場面は当然ながら多いですが、優柔不断なくらい慎重な方がいい場面も当然あります。

単に決断力を身に着けるのも当然良いことですが、最良なのはサクサク決める自分と優柔不断な自分を使い分けることではないでしょうか。

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ゆったり生きよう!

まあなんだかんだ言いましたが……結局決断力に乏しい優柔不断な人って、色々深刻に考えてしまう人が多いようにも思います。

このページを読んで「決断力を身に着けたい」となった人も「やっぱり決断力無くてもいいや」と思った人も、まずは肩の力を抜きましょう!

何だかんだ言いましたが……深く考えて結局何もできないよりは、やった結果大失敗に終わったほうが気持ちが晴れるというもの。

決断力如何は置いておくとしても、「なるようになる」の精神と自分のやりたいことや願望をしっかりと自覚、表現できる力は常に持っておきたいですね。

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