「INFJは共感力ナンバーワン!」
どこかでこんな言説を聞きましたが、以前その言説に関してnote記事で否定しました。
INFJの共感性とは一体……?
INFJ以上に人に合わせるタイプ
さて、ここで一つ疑問が残ります。
「では、INFJが扱うFeって何なの?」
今回はそこのところを、極力簡潔明快に考えていきたいと思います。
Feとは
今回取り上げていくFeとは何なのかですが……簡単に言えば、共鳴、共感の心理機能です。
例えば誰かにミラーリングしたり、同じ気持ちを分かち合ったり、それが転じて運命共同体を作り出したり……こんな具合に、Fe優位の人たちは仲間や同志を作ったり親睦を深めたりすることを重視しやすい傾向があると言えるでしょう。

この辺ユング心理学でもMBTIでも同じですね。心理機能としては仲間ありき、徒党を組むことと絆を深めることにかけては、Feユーザーの右に出る者はいません。マンパワーでゴリ押してきます
反面、ユング心理学ではこんなことも書かれていましたね。
「少し粗を指摘すると、全否定されたように感じやすい」
Feが息をしているタイプの人たちは、わかりやすくF型している傾向があります。それこそ、ESTPやENTPですら、Feが発達するにつれてF型に見えることがあるかもしれません。
そんないかにも「F型!」な機能がFeというやつですね。
簡単に言えば、感情のやり取り、コミュニケーションに特化した心理機能というわけです。人と接し、仲を深め、そして大きな集団を形成していく。Feユーザーたちは、そんな具合に生きていっているのです。
INFJのFeの立ち位置
さて、一部書籍でもブログやウェブサイトでも「カメレオン的」とされるINFJの心理機能Feですが……これはどこにいったのかというと、相手の情緒や様子を知る。この一点で働いているのではないかと考えられます。
簡単に言えば、相手の心情や思いを計るレーダーみたいな立ち位置ですね。
たとえばESFJやENFJは、このレーダーを使って相手の気持ちを絶妙に察知、それと同時に当人なりに相手の気持ちに同調したり自分を相手と重ね合わせることによって、極めて巧妙に相手の心の中に入り込みます。
ですが、INFJのFeはあくまで補助機能。主機能Niを助ける補助具としての扱いがメインであり、間違ってもメインウェポンではありません。
そのため、どうしてもNiに脳のキャパを持っていかれがちで、Niを引き立てる脇役以上の立ち位置に立てないのが一般的と言えるでしょう。
とすれば、Feを思い切り発動させてカメレオン的になるとはどうにも考えづらいです。
むしろINFJはNiチック……実用からかけ離れたものを見ていることが多く、どこか詩的で幻想的なよくわからん世界観とか、「察し」の先にある洞察という名の妄想に向かいやすいです。
要するに、「相手の心情を察して合わせる」ではなく「察する」だけ。(察する時も変なNiも連動してるけど)Feパワーで察した先はNiの領分であり、その後合わせるかどうかは不明。その人次第といった感じです。

Feは自分を変幻自在に変えて自分が迷子になりますが、Niは逆にマイペースすぎて頑固になります。
カメレオン的とはよく言われますが、実際は「察して終了」の人も多いような?というかカメレオン派よ、Niはどこへ行ったのだ
あくまで”洞察”の原点
Niで色々と妄想……もとい洞察してイデアという名の確信を強めるのが、INFJ……というかNiユーザーの人たち。
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Niとはイデアである
ですが、その原点の部分には、やはりFeが絡んでいます。
というのも、INFJの洞察は、多くの場合人間に向きます。
「この人が何を考えているのか」だったり、「何を思ってこの行動に至ったか」だったり、色々なことを妄想考察するわけですが……その考察には、人の雰囲気や情緒の変化、表情、語気、動きなどなど、必ずといっていいほど”察し”が含まれます。
観察ではありません。察しです。「あ、ここが変わった」という気づきではなく、雰囲気やオーラといった非常に抽象的な形で、ほとんど感覚で空気を感じ取るわけです。

観察眼は基本死んでるのでアテになりません。あるのは基本察しです
この察しや感じ取りには、当然事実とは異なるものも混じっています。理由はFeが主機能ではなく、完全にそちらを主役に据えることができないからです。
その正誤不明の情報を用いてINFJはさまざまな洞察を働かせるわけですが……それはまた別の話。
洞察という一つの答えを導き出すための、いわゆる導線を作り出す舞台装置。その一環として、INFJのFeは機能するわけですね。
無限の優しさを期待して迫ってみると、意外と冷たいです。
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INFJの共感性
固い信念の出所でもある
また、INFJは固い信念を持っているとされています。この出所にも、Feの存在は関係していると言えるでしょう。
というのも、INFJの信念は明らかに同じNi主機能のINTJとは異なっているからです。
INTJは信念というより真理と言う方が正解ですね。正解を追い求めたり悟ったりして、自身の見識や洞察眼を磨いたり、無意識的に哲学に入り浸ったりします。
ですがINFJの場合はちょっと違う。明らかに人を見ています。

こーゆーとこがNF型の怖いところなんですよね。悟っても把握しても、最終的には自分の信念を確立していくと。まあINFJはその中でも信念確立の傾向は弱めなんだけども
人を見て、それを通じて世界を見て、色々とと悟って、その上に「こうあってほしい」を打ち立てていく。こんな感じです。
善性だったり我欲だったり正義感だったり変な妄執だったりと、まあ、信念の出所や形は色々ですね。ですが、その出自は大抵Feによる”察し””人間志向”だったりします。
なお、たまにその信念がおかしな方向に向かう人もいるのが、面白いところであり怖いところ……。
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狂気じみたヤバいINFJの特徴
ともあれ、ちょっと変わった信念、その出所や形成の過程でFeは多分に関係してくる。そういうことです。
まとめ
今回はINFJのFeがどんなものなのかを考えてみました。
ISFJもそうなのですが……優しくても意外と優しすぎないのがポイントですね。どこか距離がある場合も多いです。
また、Feは信念形成にも関係していると。基本的にNiの出所として使われることが多く、それを中心に色々な面で補助具として機能しています。
というわけで、INFJのFeは「把握」であって「共感」ではないという話でした。
筆者:春眠ねむむ
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