どうも、だいたいいつも眠気と戦ってる春眠ねむむです（Twitter：@nemukedesiniso）。
聖職紋という線。名前からして、なんだか高潔な精神を宿している人にありそうな線ですよね。
まあ実際に高潔であるかどうかは人それぞれではありますが……この聖職紋にはそういう名前が付けられるだけのちゃんとした意味があります。
というわけで、今回はそんな聖職紋について見ていきましょう！
木星丘の四角形！
聖職紋は木星丘……つまり人差し指の下に出ている線で、希望線（あるいは昇運線）とマネジメント線が２本ずつ、あるいはそれ以上重なって出ることで四角形を作っているのが条件になります。
とにかく、人差し指の下の膨らみのところに♯とか格子マークとか□があれば聖職紋、というわけですね。
実は♯とか□のようなマークは多くが「失墜からの挽回」という意味があり、結果的に持ち直すとはいえ何かしらの災難や災害を暗示するものですが……この木星丘に出ているものだけは例外。
木星丘の♯や□、あるいは井のようなマークは、すべて聖職紋と呼ばれています。
この相は多くの解説では吉相とされ、失意とは無関係に特別な才能があることを表しています。
まあ、だからといって必ず大成できるとは言えませんが……少なくとも、ひとかどの優れた人物であると言える相なのかもしれません。
人格者でも変な人？
この聖職紋を一言で表すと、人の手本や師匠となれる人の相とされています。
芯がしっかりとし、いろんな人を指導できる高い人間力の持ち主、あるいは抜群の指導力を示す相とされていますね。
人間面や能力面で非常に優れた人が多く、私なんかもあるだけで「お？」と思えてしまう相の１つですね。
……これだけ聞くと、何だかお堅い人たちのような気がしてきますね。
ところがどっこい。聖職紋を持つ人がみんな道徳や秩序に忠実なのかというと、そうでもない。
むしろ道徳や常識に逆らってでも自分の正しいと信じる道を貫く人とか、面白おかしく振舞ってるのに内面は自分の理想に対して真剣な人なんかにも出てきます。
私もこの相を持った人を何人か見たことがありますが、「上司に対して逆に直接キレたりするなど破天荒だが、生徒にしっかり寄り添って真剣に物を教える塾講師」とか、「堂々とサボり方まで教えて上から煙たがられてるけど、面倒見がよく下からはめちゃくちゃ慕われて結果を出しまくってる中間管理職」とか……まあ、なんというかキャラが濃い人が多かったですね。
これはあくまで私が見てきた聖職紋持ちのみなさんに対して抱いた偏見ですが……正直、とても人の下で絶対服従の立場でやっていける人たちではありません。
例えどれほど人格者であっても、やはりリーダーと権威の証の木星丘。ここが良好に発達していい線が出てる人は、大概キャラも濃いし少なからず好き放題やってます。
でもやっぱり人格者
というわけで、必ずしも聖職紋＝模範的優等生の証ではありません。むしろ人格的に優れすぎているがために、我が道を行く人が非常に多いで。
ですがなんだかんだ言って善人が多いんですよね。
人助けが好きだったり、人から何かものを教えるのとか無能扱いされてる奴の隠れた才能を開花させるのとか、とにかく人のためになることが大好き。。
利害損得を多少無視してでも色々相手の世話を焼き、自分も芯がしっかりしていて、いつしか慕われて門下生なんかができちゃってる……聖職紋は、そんな素質にあふれた人の証です。
指導能力は最高峰？
聖職紋がある人にはどこか教えたがりな一面がありますが……無論、下手の横好きで色々と指導したがっているわけではありません。
というのもこの線、物事をその人のレベルに合わせて噛み砕いて説明したり、その人の個性によってどう教えるかを創意工夫するなど、指導力にも優れています。
例えば勉強についていけなくて困っている子に対して「こんな事もわかんないのか！」と無暗に叱り飛ばしたり馬鹿にするのではなく、そのレベルに合わせて色々とやり方を変えたり教材を変えたりして、しっかりとわかるまで対応します。
逆に優れた人には、常識の枠を無視したハイレベルな指導をすることもあります。
特に先述の破天荒な塾講師なんかは、明らかにオーバースペックな頭脳を持ってる中学生に東大レベルの問題を解かせたりしたこともあるそうな……。
当然、高校生相手でも基礎学力が無いと思えば小学校の算数ドリルとかを渡すでしょうし、まず人間力がないとダメだと思えば道徳の授業から入ることもあるでしょう。
「常識の範囲」とかそういう世間の勝手な基準を気にせず、本当にその人に必要なものを見抜いて差し出してくるという一種の怖さが、この人たちにはあります。
筆者が見出した聖職紋の特徴は、
１．教えるのが上手いor好き
２．善人である
３．理想や「こうあるべき」という原理を強く持っている
と、こんなところですね
適職はアドバイザー！
さて、そんな聖職紋の職業ですが……言ってしまえば、人にアドバイスをしたり上から導くタイプの仕事に大きな適性を持つと言えるでしょう。
聖職紋を持つ人は指導力以外にも頭が柔らかく、知識をしっかりと自分のものとして応用していく強みがあります。
一見役に立たなそうな知識でも、上手いこと問題と結び付けて相手にアドバイスを送ることができるでしょう。
逆にその性質上、上から言われたことだけをやっとけばいい機械的な仕事は苦手。聖職紋がある人は思考停止が苦手な傾向があります。
ともあれ、適職の最たるものは教師・講師の類でしょうか。少々組織の同調圧力がどこまでかかるか如何にもよりますが……素直に仕事内容自体は向いていると思います。
「ものを教える」という本人の適性も特性も、ストレートに作用してくれるはず。
他にも各種アドバイザーやセラピスト、占い師、講演家、人事関係の仕事などなど……とにかく人に何かを呼び掛けたり伝えるのには、言葉選びも絶妙で向いてると思いますよ。
また、組織に属するだけでなく、上に立ったとしても上手くやっていく素質はあるでしょうね。何と言っても、野心と一貫性がある希望線と管理能力を意味するマネジメント線が同時に出てるわけですから。
耳当たりの良さが人格者の証じゃありません！
というわけで、聖職紋は人間的に手本になる人や物を教えさせると天賦の才を見せる人ですよという話でした。
時間各社と聞くとついつい優しい言葉ばかりを吐く人や、あるいは厳しくも意識の高い言葉を連ねる人を想像してしまいますが……少なくとも私にとっては、どちらも食わせ物です。
聖職紋を持つ人は、そういう表面上のものではなく、もっと芯の部分が優れている気がします。
気分を良くしてくれる言葉を吐かなくても、他人を馬鹿にすることは嫌うでしょう。ストイックな言葉を人にぶつけなくても、必要があれば厳格に指導するでしょう。
道の道とすべきは常の道にあらず。
人格者とは表面だけで判断できる素質ではないという事を、聖職紋は体現してくれているのかもしれません。
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