MBTIは流行るくせになぜエニアグラムが流行らないのか

16タイプ
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本当何なんですかね?春眠ねむむです。

今回は勝手に考察というか、ただただ講釈と愚痴を垂れ流していく回です。適当に見てやっていただければと。

MBTIが謎に流行った理由

MBTI(正式にはそれを元ネタにした16タイプ)が、巷ではかなり流行ってますね。最近ちょっと落ち着き気味ですが、まだまだその火は尽きることがありません。

ところで、昔は血液型占いが流行ったらしいですね。今は否定派の人が多いですが、いまだに私も「A型?」とか訊かれます。

で、MBTIだ。これが流行った理由をざっくり考えるに、以下の要素があるのではないかと睨んでいます。

1.そもそも人を型に嵌めるのが楽
2.エンタメ性
3.血液型占いほど雑ではない

個人的には、血液型占いにとって変わった後継機みたいなものだと思ってます。もともと「こういう型だから」というのが好きなようですしね。

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型に嵌めるのが楽

型に嵌めて考えることができるので、楽ちんな上にエンタメ性も抜群です。わかりやすさはかなり大事な要素ですしね。

あと、無料診断もありますからね(こっちは16タイプだけど)。自分のタイプを決めるのも、無料診断を使えば一発です。

このわかりやすさこそが、みんなに好かれる理由。だって理解が楽だから。

とりあえず診断結果を見て「私はINTPだ」「INFJだ」となって、さらっと解説ページを読む。これだけで一定の理解ができます。楽ちんは正義です。

エンタメ性

で、エンタメ性といえば、K₋POPアイドルがタイプを明かしたこととか諸々がありますね。一度流れができれば、あとはSNSで爆速拡散ですよ。

誰かが「INTJ」とか「INFP」とかいう謎の文字列とともに診断サイトのリンクを貼れば、「え、何?」と興味を持ってみんな見に行きます。

もしもインフルエンサー等の万垢に目をつけられたら、広まるのは早いです。

その上で先述の「タイプという型」と「楽ちん具合」を鑑みれば、広まるのも無理からぬ話です。

ある意味根拠のある血液型占い

血液型占いほどこじつけが強引ではないというのも、一世を風靡するのに一役買ったのではないでしょうか。

血液型占いは、文字通りで血液型で性格を診断するもの。対してMBTIは、自分の性格を元にしてタイプを判定します。

そのため、「血液型というどうしようもない要素で人の性格を決めつける」という、非常に大きなネガティブ要素が取り除かれます。

公式がやってる本場の(というか正式な?)MBTIならいざ知らず、巷で流行っているものを簡単に言い表すとこうです。

血液型という生来の要素ではなく、自分の性格という可変的要素を元に性格を判定する、血液型占い代替品

血液型占いが流行ったのですから、似たような属性のタイプ判定が流行るのはある意味必然なのではないかと。

一方のエニアグラム……

一方エニアグラムはというと、だいぶ下火ですね。その手の自己分析にある程度以上深い造詣と興味がなければ見向きもしないような、通好みというポジションに落ち着いた感が否めません。

……なぜなのか!

MBTIだって、心理機能とかグリップとかループとか、探せばややこしい概念が存在しています。これを考える限り、いろいろと変な難しい概念ばかりのエニアグラムが流行らない理由にはなりません。

だって、9タイプですよ、9タイプ。覚えるタイプはMBTIの6割弱。16タイプと9タイプでは、覚えやすさは後者が圧倒的です。歴然です。

なのに!まったく!流行らない!

MBTIが16personalities=MBTIみたいな考えの素人にすら広まっている中、エニアグラムは知っている人が一向に増えません。知る人ぞ知るタイプ論の枠をいつまで経っても抜け出せずにいます。

個人的には!もっと!広まってほしいんだよ!

……まあ、叫んだところで現実はどうにもならないんですがね。

本当ざっくり覚えるだけなら簡単な概念なので、「結局エニアグラムって何やねん」となった方は、ぜひ以下をご覧いただければと。

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エニアグラムが流行らない理由

散々愚痴ってはいますが、今一つ流行らない理由なんて叩けばいくらでも出てきます。以下、いくつか抜粋してみましょう。

ダサい

エンタメ性を発揮するには見栄えのよさが大事です。その点、エニアグラムはMBTIに大きく劣りますね。

例えば、タイプ1とINTJ。どっちが格好いいかで言えば、圧倒的に後者です。というかタイプ1とかタイプ5とか、型番っぽくてちょっとダサい……。

じゃあ二つ名で勝負すればいいじゃんという話になるのですが、こちらも「改革する人」とか「調べる人」とかで、やっぱりどこか野暮ったい。

繰り返します。エンタメは見た目が超重要です。この辺、エニアグラムはちょっと弱いんですよね。

スターがいない

エニアグラムが流行らない理由の一つに、「声高に主張している人がいまいちパッとしない」というのがあると思います。

MBTIは、韓流アイドルやインフルエンサーという素晴らしい花形たちが宣伝広告塔となって、結果爆発的に広まりました。

一方のエニアグラム。声高に主張している人の中で、万人に愛されるスターはいったい何人いるでしょうか?

私は、誰も思いつきません。

これといって広告塔がいないことも、エニアグラムが知名度的にダメな理由としては十分でしょう。影響力のあるミーハー層をほとんど拾えません。

難しい概念

MBTIの心理機能より、エニアグラムの小難しい概念の方が目立ってますね、正直。

例えばセンターとか健全度とかウィングとか……これらの話は基礎編の書籍にも載っています。

正直、これでは初心者は敬遠します。基礎編記事でセンターとか出したうちに言えることじゃないけど。

とにかくいろんな概念がタコ足回線みたいに絡み合ってて、しかもそれが外部に露出してしまっている。これも、みんなエニアグラムを避ける要因になっていると言えるでしょう。

MBTI、うまい具合に心理機能やらグリップやらが外装からオミットされてるんですよね。

華がない

地味。エンタメ性という方面において、これほど致命的なものがあるでしょうか?

MBTI(というか16personalities)では、結構華々しいこと書かれてるんですよね。高い理想とか生まれつきのカリスマ性とか。

大仰な極上の言葉によって「私は特別」感を得られ、悦に浸れる。まるで自分たちが一人の主役であるかのように演出してくれる。こういうところ、人の心をくすぐる要素だと思います。

一方のエニアグラム。「あなたにはこういう傾向がありますよ」「こういう長所と短所を持ってますよ」。……で?

華々しい特性とか特殊能力とか崇高なキャッチコピーとか。そういうのが決定的に欠落しています。

一応タイプ5(知性)とかタイプ8(カリスマ)とか、一部タイプ限定で人の心をくすぐる要素は書かれています。

ですが、そんなものはハンバーグ定食のパセリ程度。語られていることは、あくまで性格・特徴の傾向メインであることに変わりありません。

パンチに欠けるんですよね。これもダメな要因なのかなと。

なんかオカルト入ってる

元ネタが図形。七つの大罪をネタにした囚われ、退行統合、三つ組みの分類などなど……。

エニアグラムには、しばしばオカルト的な概念や不自然にきれいな法則が見受けられます。これが、見る人によっては死ぬほど胡散臭さを醸し出しているのでしょう。

まあそもそもここまで深入りする人はそうそういないのですが……深入りしようとして二の足を踏んでやめる人とか、多分たまにいるのかなと。

華々しい診断サイトの欠如

どこでもやってる、何なら公式を名乗る学会もやってる無料診断。ですが……なんか華がないんですよね。どこも見た目か知名度の問題で今一つ勢いがつかないんですよね。どこまで行ってもMBTIのおまけみたいな感じが強いです。

16personalitiesが強すぎですね。盛大なキャッチコピーに超本格的に見える診断、ワクワクするような診断項目。どれもエニアグラムに欠いている要素です。

エニアグラムの診断、「あなたはこういう人である。はいかいいえで答えなさい」これの繰り返しなんですよね。

まあ特性上事務的な設問になってしまいがちな概念なのですが……華があると、ちょっとは違いそうですよね。

あかつき
あかつき

あかつきちゃんからの回答

「じゃあ自分で作れ」

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まとめ

華が欲しい!!

そう、結局のところ華々しい雰囲気なのです。

人は華やかなものに惹かれていきます。この傾向は、特に宣教師として優秀なミーハー層に強く見られます。

エニアグラム、なんか地味なんですよね。あと怪しい。これが、せっかくいい概念なのに流行らない最たる理由なのかなと。

16personalities=金色
エニアグラム=地味めな紫

主観で色に例えると、これぐらいの違いがあります。どうにか銀色くらいのオーラを纏わせてやれば、少しは違うのですが……。

とりあえず、まずは初心者バイバイなお堅い概念ではなく気安く触れられる概念になれば、自然と知る人も増えるのかなと。そんな気がします。

あかつき
あかつき

増えたら増えたで治安悪化につながるでしょうに……

変なのが湧いたりアンチに目をつけられたり、閑静な高級住宅街が泥棒や凶悪犯も出入りしやすい下町商店街に再開発されるような、割とカオスな事態に陥る気がします

人口が増えすぎると本当に安直なサイトや決めつけが横行しますし、特定タイプを礼賛するような変な人の絶対数は増えていきます。決め付けは最初から横行してるけど

必ずしも多くに広まることが正義とは言い切れないところもありますが、個人的には「もっと広まってもいいのかな」と思う今日この頃……

といったところで、今回はここまでですね。当サイトでは他にもいろいろと好き勝手語ってますので、興味が湧いたよという方はぜひいろいろと見てやってください!小躍りして喜びます!

一応エニアグラム基礎編へのリンクも貼っておきます。エニアグラムを知らないにもかかわらずここまで読んでくださった方には、感謝とともに布教の二文字をもってご招待いたします。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

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参考書籍

 

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