今回は初級から中級へ……ということで、初級編の「すっげーわかりやすく解説」からさらに踏み込んだ内容をお届けいたします。
まだ「エニアグラムはよくわからん」という方には初級向けの記事も公開しておりますので、そちらも併せてご覧くださいませ。
- 各タイプの根源的恐れと根源的欲求
- w(ウィング)について
- 軸足はあくまでメインタイプ
- 隣り合ったタイプのみがウィングとなる
- 各タイプ解説
- タイプ1ウィング9(1w9):理想主義者
- タイプ1ウィング2(1w2):擁護者
- タイプ2ウィング1(2w1):尽くす人
- タイプ2ウィング3(2w3):もてなす人
- タイプ3ウィング2(3w2):魅了する人
- タイプ3ウィング4(3w4):プロフェッショナル
- タイプ4ウィング3(4w3):貴族
- タイプ4ウィング5(4w5):ボヘミアン
- タイプ5ウィング4(5w4):因習を打破する人
- タイプ5ウィング6(5w6):問題を解決する人
- タイプ6ウィング5(6w5):守る人
- タイプ6ウィング7(6w7):良き友
- タイプ7ウィング6(7w6):エンターテイナー
- タイプ7ウィング8(7w8):現実主義者
- タイプ8ウィング7(8w7):独立した人
- タイプ8ウィング9(8w9):クマさん
- タイプ9ウィング8(9w8):調停者
- タイプ9ウィング1(9w1):夢見る人
- 健全度の概念
- 各タイプの健全・通常・不健全時の姿
- まとめ
- 参考書籍
- タイプ一覧
各タイプの根源的恐れと根源的欲求
正式には”根元的”恐れ、欲求ですが、個人的にはどっちでもいいと思います。というわけで、ネットで主流になっている根源的なんたらで統一しましょう。
初級編では、それぞれのタイプの囚われに関して解説していきました。
ここで解説するのは、その囚われの元となっている(と思われる)根源的恐れ、そして根源的欲求ですね。
子供時代は非常に敏感で繊細なものです。親からの何気ない態度やちょっとした一言、あるいはちょっとした出来事からでも、子供は何かしらのメッセージ性を見出します。
そのメッセージが「こうなりたくない」「これが怖い」という恐れを生み出し、やがてそうならないように願う欲求へと繋がっていきます。
この時の恐れと欲求こそが、根源的恐れ/欲求というわけです。
これは文字に起こせば大体意味がわかると思いますので、あれこれと語るより見ていただいた方が早いですかね。
タイプ | 根源的恐れ | 根源的欲求 |
---|---|---|
タイプ1 | 欠陥のある邪悪な人間に堕落すること | 高潔でありたい |
タイプ2 | 愛されるに値しないこと | 愛されたい |
タイプ3 | 自分が無価値であること | 価値ある存在でありたい |
タイプ4 | アイデンティティや存在意義がないこと | 自分自身でありたい |
タイプ5 | 無能、無力、役立たず | 有能でありたい |
タイプ6 | 支えも導きもないこと | 安全でありたい |
タイプ7 | 根こそぎ奪われ痛みから逃れられないこと | 幸せでありたい |
タイプ8 | 傷付けられコントロールされること | 自分自身を守りたい |
タイプ9 | 自他とのつながりの喪失、分裂 | 平和でありたい |
ちょっと意訳というか、わかりやすく書き直した点があるのはご愛嬌……
おおよそ、根源的恐れと根源的欲求は繋がっています。「こうなりたくない(恐れ)」から、それらを避けるために「こうなりたい(欲求)」と願います。
この辺り詳しくまとめた記事も出してますので、お時間ありましたらそちらもご覧くださいませ。
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【エニアグラム】各タイプの根源的恐れと根源的欲求を自分なりに考えてみる
w(ウィング)について
続けて、wという記号、正式名称ウィングについて解説していきましょう。
ネットではよく、8w9とか5w4といった文字列を見かけると思います。実際、それが知りたくて当ブログに顔を出してくださった方もいらっしゃるでしょう。
いきなり5w4とか見せられても意味わからないのは習いたてあるある。
ここが壁になって離れる人も多いんだよなぁ本当……
エニアグラムには、基本タイプの他に「ウィング」という概念も存在しています。
基本の9タイプに綺麗に収まる人はなかなかいませんよね。どこかしら、「自分(あの人)はこのタイプと違う」という特徴を含有しているところがあると思います。
ここを表すために登場したのが、ウィングという概念です。
要するに、基本タイプでは収まらないところを補完する副次タイプ。
ウィングを含めた各タイプを簡単に表すときに◯w◯という言い方をします。wの記号はそういう意味が含まれているわけですね。
軸足はあくまでメインタイプ
ウィングという概念によって他タイプと混ざり合う面も出てくることもあるでしょうが、あくまで人格を主に構成するのはメインタイプです。
例えばタイプ5ウィング4(5w4)の場合、タイプ4の感情的で自己陶酔しやすい面が混ざって出てきます。
ですが、それでもあくまで軸足はタイプ5です。有能さへの願望、他者と関わるためのリソースを極力ケチる囚われ、周囲を観察する癖など、随所にタイプ5らしさが出てくることでしょう。
このように、あくまで軸足はメインタイプ。ウィングは混ざり合って影響を与える要素であり、決して主人格にはなりえないのです。
隣り合ったタイプのみがウィングとなる
ウィングを語る上で注意しておきたいのは、メインタイプと隣り合うタイプのみがウィングとなるという点ですね。
例えばタイプ1ならばウィングは9か2、タイプ4ならば3か5といったような感じでしょうか。
自認タイプを名乗る時など色々なケースでウィングを含めたタイプを語る場面があるでしょう。特にネット上で主にめんどくさい奴から指摘を受けないためにも、この法則性は覚えておきましょう。
各タイプ解説
さて、一通りウィングの解説を終えたところで、ウィングを含めた各タイプの特徴を、かなりざっくり端的に見ていきましょう。
タイプ1ウィング9(1w9):理想主義者
周囲に働きかけるよりも自分の理想を追い求めたり夢見たりすることを好み、内向的な面が目立つタイプ1。
怒りの囚われが表出化しにくく、孤独を好み、エリート意識が強くなりやすい人たちでもあります。
【エニアグラム】タイプ1ウィング9「理想主義者」とは何者か?
タイプ1ウィング2(1w2):擁護者
熱血で人と関わることが多いタイプ1。弱者を守ったり自分の道徳に準じて動く傾向があります。
高潔さが前面に出やすい反面、イライラすると批判的になりやすい側面も持っています。
タイプ2ウィング1(2w1):尽くす人
良くも悪くも自己犠牲を厭わない真の献身家タイプ。自分に厳しく、常に自分の中にある自己中心的な一面と戦っている人たちです。
「道徳的でいなければならない」と強く考え、自分よりも他者を優先する傾向が見られます。
タイプ2ウィング3(2w3):もてなす人
明るく社交的で、愛されるために好きな相手を全力でもてなすタイプ2。愛されたいという欲求は、感情表現や好意的な表現で勝ち取ろうとします。
努力はもちろん誇張表現や感傷癖など、愛されるためには割と手段を選ばないところがあります。
【エニアグラム】タイプ2ウィング3「もてなす人」とは何者か?
タイプ3ウィング2(3w2):魅了する人
よりステータス志向なタイプ3。人から関心を得るための方法を知っており、そのために努力を惜しまない人たちです。
非常に魅力的な人格者という自己像を演出することも多いですが、出来すぎていて胡散臭さを感じさせる場合もあります。
【エニアグラム】タイプ3ウィング2「魅了する人」とは何者か?
タイプ3ウィング4(3w4):プロフェッショナル
魅力よりも個人的な能力によって承認欲求を満たしたいタイプ3。有能さに特にこだわりが強い人たちですね。
周囲に恥ずかしくない出来栄えの仕事をこなしたがり、恥をかかないために人から離れてしまうこともあります。
【エニアグラム】タイプ3ウィング4「プロフェッショナル」とは何者か?
タイプ4ウィング3(4w3):貴族
自意識高めで、人に認められたいという欲求を持つタイプ4。洗練されたものを好み、ハイクラスな自分を演出しようとする面があります。
競争心が強くナルシスティック。独自性とアイデンティティを人と競う競争性の高さを持ち合わせています。
タイプ4ウィング5(4w5):ボヘミアン
内向的で自分の中に閉じこもり、自分探しを繰り返すタイプ4。現実世界を「つまらない」と感じやすいです。
変な人であることに密かな誇りを持っていますが、反面現実世界に根ざして生きることは苦手な傾向があります。
【エニアグラム】タイプ4ウィング5「ボヘミアン」とは何者か?
タイプ5ウィング4(5w4):因習を打破する人
別名・偶像破壊者。枠組みを嫌い、型に反発し、自由な発想を好むエキセントリックな人たちです。
超常的で他者にはなかなか理解されない考え方を持ちやすいですね。やや感情的な面がありますが、当人たちは否定しがちです。
【エニアグラム】タイプ5ウィング4「因習を打破する人」とは何者か?
タイプ5ウィング6(5w6):問題を解決する人
わかりやすい意味で、一番合理的な人たちですね。データや論拠を重視し、実際的で、異名通り問題解決に強く興味を示します。
有能であることの証明のために知識を溜め込み、やや保守的で議論好きな面も見られます。
【エニアグラム】タイプ5ウィング6「問題を解決する人」とは何者か?
タイプ6ウィング5(6w5):守る人
保守的で真面目、そして保守性の強いタイプ。権威性を重んじる傾向がありますが、当人たちは「半権威的」と思いがちです。
組織や伝統を守ることにかけては右に出るタイプはありませんが、自分たちの派閥と異なる意見を敵視しやすいです。
タイプ6ウィング7(6w7):良き友
みんなに好かれたい、嫌われたくない人。組織で生きるのに非常に適した、好かれやすく毒っ気のないタイプです。
一人ではなかなか事を始められませんが、その分周囲を味方につけることの大事さを知っているとも言えます。
タイプ7ウィング6(7w6):エンターテイナー
明るく弁が立ち、周囲を明るくしていくタイプ。組織内のムードメーカーとして頭角を表すことも少なくありません。
周囲と仲良くしたいと考えますが、意外にも周囲に求める基準が高く、また、「もっといいものに飛び移りたい」という思いと「この人・ものとの関係を捨てたくない」という思いで揺れ動くところがあります。
【エニアグラム】タイプ7ウィング6「エンターテイナー」とは何者か?
タイプ7ウィング8(7w8):現実主義者
所有物や経験を溜め込むことに貪欲で、自分のニーズにどこまでも正直なタイプ。
実利的で目鼻が利き、物質主義。ちょっと荒んでいて人を押しのけてでも欲しいものを手に入れる傾向がありますが、根っこは割と楽観的です。
【エニアグラム】タイプ7ウィング8「現実主義者」とは何者か?
タイプ8ウィング7(8w7):独立した人
諦めることを知らない台風の目。アグレッシブで外向的、競争心が非常に強い人たちです。
気前と気風がいい人たちですがどこかで周囲を警戒しており、露悪的な一面も持ち合わせています。
【エニアグラム】タイプ8ウィング7「独立した人」とは何者か?
タイプ8ウィング9(8w9):クマさん
熊というより眠れる獅子か何かのような人たちですね。二面性が強く、おとなしかったり攻撃的だったりする人たちです。
なんだかんだで人を操りたい欲を持っており、周囲をよく見て人を品定めしています。
タイプ9ウィング8(9w8):調停者
のほほんとしていながらパワーがあり、とにかく人と関わりながらも何とも言えない怖さを時々表します。
タイプ9らしく自発的に何かを決めることはあまりありませんが、脅威となるものに対しては人が変わったかのように攻撃的になることもあります。
タイプ9ウィング1(9w1):夢見る人
あまり冒険を好まず控えめで、空想や独自哲学に生きることも少なくありません。
外的秩序(従っておけばいいもの)を欲しがる側面もあり、特にタイプ9の慣性が出やすい人たちでもあります。
健全度の概念
エニアグラムには「健全度」という概念も存在しており、これもまた各タイプの説明をよりややこしく奥深くしています。
意味合いとしては、レベル1〜3を健全な状態、4〜6を通常の状態、7〜9を不健全な状態を表す……といった感じですね。
例えば同じタイプでも、非常に余裕がありストレスにうまく対応できる人もいれば、ストレスに対応しきれず神経質になったり行き詰まりを感じる人もいます。
それらの違いを9段階で示したものが、健全度という概念なのです。
難しい説明もほどほどに……それぞれの段階について軽く見ていきましょう。
健全な状態
健全な状態では囚われ、それの元となる恐れや欲求がほとんど見られない、伸び伸びした自然体な様子が見られる状態になります。
レベル1
自分の中にある思い込みや囚われている思考の枷から逃れた状態。不思議なことに、この状態になることによって根源的欲求が真に満たされると言えます。
レベル2
何かしらの自己イメージを持っており、それを自分の中で強く感じている状態。本当になりたかった自分の姿を自分の中に見出す場合がほとんどです。
レベル3
レベル2に見られる自己イメージを強化中の状態。自己イメージに違わない人になろうと努力し自分を高めていきますが、自己イメージに囚われすぎると通常段階に落ちていくでしょう。
通常の状態
各タイプの一般的な特徴を含有した状態と言えるでしょう。もっとも普通の状態であり、一般的な人のほとんどがこの状態にあると言っても過言ではありません。
レベル4
自分の中に根源的恐れに対する不安がわずかによぎる状態。囚われが表出しはじめ、それに準じた行動が見え隠れします。
レベル5
自分の中の不安が大きくなりつつある状態。それを否定するためにより囚われにしがみつき、徐々に自分を「性格」が侵食していく状態と言えるでしょう。
レベル6
恐れや不安が確信に変わりつつある状態。この状態になるとより大袈裟に自己イメージを誇示したり自己暗示したり、他者を貶めることで自らのイメージを守ろうとする様子が見られるようになります。
不健全な状態
ここまで落ちた状態は、正直あまり見られないと言ってもよいでしょう。この状態は、外的要因(例:子供時代の虐待など異常な生育環境)がトリガーになりがちです。他者の助けが明確に必要な状態であり、そうでなければ抜け出すことは困難と言えるでしょう。
レベル7
「もしかしたら自分がこの状況を作り出したのでは?」という自責の思いと、「他者から侵略されている」という思いを両方持った状態。自己イメージを守るために他責になりやすく、周囲を傷つけてでも自分を守ろうとします。
レベル8
囚われに魂を売った状態。囚われによって生まれた欲求を満たすために、完全に見境を失った行動を始めます。
レベル9
いわゆる、慢性的に病んだ状態。自分がしてきた数々の行いの結果が自分の身に降り注ぎ、それによりパニックを起こしたり完全に塞ぎ込んだりします。何をするか予測もつかない状態と言えるでしょう。
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【エニアグラム】健全、通常、不健全?9段階の健全度について解説
各タイプの健全・通常・不健全時の姿
タイプ1
健全な姿
人のことや異なる意見などを真に認めた状態で、遊び心があり、肩の力が抜けた状態です。
通常の姿
怒りを抑圧し、周囲や自分の不出来な面に目を向け、自己正当化することも多い状態です。
不健全な姿
何もかもを否定しつつ自分の行動は正当化する人。自己放縦的で好き勝手やることもあります。
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タイプ2
健全な姿
自分もOK、他人もOK。心が広く自他に優しく、慈愛溢れる人物となります。
通常の姿
人助けや相手に気に入られるために自分を封印し、強引に相手と関係を結びたがる面も見え隠れします。
不健全な姿
何をしてでも愛情を手に入れようとする状態。もはやなりふり構わず、手段を選ばず相手と結ばれようとします。
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タイプ3
健全な姿
周囲のサポートや周りの成長を喜べる人。自分の価値を自分の中でしっかりと見出した状態です。
通常の姿
本質的に価値がないのではと一抹の不安を抱き、周囲の関心を得るための行動に終始します。
不健全な姿
どんな手を使ってでも周囲の関心を得たいという気持ちに従い、文字通りいかなる手段でも用います。
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タイプ4
健全な姿
ありのままの、飾らない自分にもしっかりと価値を見出した状態。心は安定し、存在意義もしっかりと見えています。
通常の姿
自己放縦的で特権意識が強く、特別扱いされることによって自分のアイデンティティを見出そうとする状態です。
不健全な姿
世界にも自分にも強い憎悪を覚え、もはやまともに救われることすら拒絶しかねない状態です。
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タイプ5
健全な姿
自信を持って世界に根差し、恐れることなくさまざまな面で人のためになる助言を行う姿です。
通常の姿
慎重で自分に自信がなく、厭世的。自分が役立ちそうな場面だけ出張り、自分が勝てそうな相手だけ相手にする状態です。
不健全な姿
あらゆるネガティブな空想に取り憑かれ、頭は完全に暴走し、自分の居場所も勝てる分野も見失った状態です。
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【エニアグラム】タイプ5のダークサイド、健全な姿、不健全な姿
タイプ6
健全な姿
注意深さと慎重さはそのままに、問題に恐れず真正面から、自分の力と足で向かっていける姿です。
通常の姿
不安が前面に出たり必死に否定したりしている姿。何かに忠誠を誓いますが落ち着かず、不安になれば他の何かに忠誠を誓おうとする姿も見受けられます。
不健全な姿
ヒステリックで暴走し、罰せられる前に自分を罰したり、敵でもない相手を急に敵視したりと不安定な状態が目立ちます。
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タイプ7
健全な姿
粘ることを知り、あらゆることを最後まで楽しみ抜く人。落ち着きの無さと即興の興奮を求める姿はありません。
通常の姿
落ち着きがなく多動的で、すぐに楽しめそうなことに飛び付きます。何かを最後までやり切ることは苦手です。
不健全な姿
自分の人生は絶望的だと感じ、憔悴しきった姿。もはや楽しいかどうかではなく、気を紛らわせそうなものには何でも飛び付きます。
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タイプ8
健全な姿
あけっぴろげでリラックスした姿。自然と人への態度も軟化し、自分の気持ちにも素直に向き合います。
通常の姿
力強く強引で、周囲を制圧しようとします。負けることを恐れ、そうなる前に先手を打って周囲をコントロールしようとするでしょう。
不健全な姿
もはやなりふり構わず、負ける姿を想像しては必死に否定する姿。負けるくらいなら相手を殺してしまいかねないほどに暴走します。
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タイプ9
健全な姿
自分の存在価値を確かに感じ、しっかりと自分のニーズを伝えることができる姿です。
通常の姿
衝突を避けるために自分の意見を引っ込め、事なかれ主義や無根拠な楽観を行うようになります。
不健全な姿
自分の心の中にある「平和」という幻想にしがみついた状態。平和を脅かしそうなものは何であっても切り捨てるでしょう。
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まとめ
というわけで、今回はエニアグラム中級編、ウィングと健全度周りを固めてみました。
正直ここまで来れば、エニアグラムに関しては一通り学べたと言えるでしょう。
あと必要なのは△の記号の正体くらいですが……その辺りは今度上級編でも作って解説していきます。
というわけで、今回はここまで。興味がおありでしたら、他にもいろいろ書いてますので、そちらもよろしくお願いいたします!
筆者:春眠ねむむ
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参考書籍
エニアグラム解説
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